都道府県 | 高校名 | 出場回数 | 日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 中 日 | 管理人 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北北海道 | 駒大岩見沢 | 2年連続4回目 | B | C | B | B | C | B |
南北海道 | 北海 | 9年ぶり34回目 | A | A | C | C | B | B |
青森 | 青森山田 | 5年連続9回目 | B | B | B | B | B | B |
岩手 | 盛岡大付 | 4年ぶり6回目 | C | B | C | C | C | C |
秋田 | 本荘 | 2年ぶり4回目 | C | C | C | C | C | C |
山形 | 酒田南 | 3年ぶり8回目 | B | B | B | B | C | B |
宮城 | 仙台育英 | 3年連続21回目 | B | B | B | B | B | B |
福島 | 聖光学院 | 2年連続5回目 | B | B | B | C | B | B |
茨城 | 常総学院 | 3年連続12回目 | B | A | A | B | B | B |
栃木 | 白鴎大足利 | 29年ぶり3回目 | C | C | C | C | C | C |
群馬 | 桐生第一 | 2年ぶり9回目 | B | B | C | B | B | C |
北埼玉 | 本庄一 | 初出場 | B | B | C | B | B | B |
南埼玉 | 浦和学院 | 3年連続10回目 | B | B | B | B | A | B |
東千葉 | 木更津総合 | 5年ぶり2回目 | B | A | A | A | B | A |
西千葉 | 千葉経大付 | 2年ぶり3回目 | A | A | B | A | A | B |
東東京 | 関東一 | 14年ぶり4回目 | B | B | B | B | B | B |
西東京 | 日大鶴ヶ丘 | 18年ぶり2回目 | B | B | B | B | A | C |
北神奈川 | 慶応 | 46年ぶり17回目 | A | A | A | B | A | B |
南神奈川 | 横浜 | 2年ぶり13回目 | A | A | A | A | A | A |
新潟 | 新潟県央工 | 初出場 | C | C | C | C | C | C |
長野 | 松商学園 | 2年連続35回目 | B | B | B | B | B | B |
山梨 | 日本航空 | 3年ぶり5回目 | B | B | C | C | A | B |
静岡 | 常葉菊川 | 2年連続3回目 | A | A | A | A | A | A |
東愛知 | 大府 | 28年ぶり3回目 | B | C | C | B | B | B |
西愛知 | 東邦 | 6年ぶり15回目 | B | B | B | B | B | B |
岐阜 | 市岐阜商 | 5年ぶり4回目 | B | C | C | C | C | B |
三重 | 菰野 | 3年ぶり2回目 | B | B | C | B | A | B |
富山 | 高岡商 | 3年ぶり16回目 | C | C | C | C | C | C |
石川 | 金沢 | 2年ぶり12回目 | B | B | C | B | B | C |
福井 | 福井商 | 4年連続19回目 | B | B | B | B | B | C |
都道府県 | 高校名 | 出場回数 | 日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 中日 | 管理人 |
滋賀 | 近江 | 2年連続10回目 | B | B | B | B | B | B |
京都 | 福知山成美 | 2年ぶり3回目 | A | A | B | A | B | B |
北大阪 | 大阪桐蔭 | 2年ぶり5回目 | A | B | B | B | A | A |
南大阪 | 近大付 | 15年ぶり4回目 | B | B | B | B | A | C |
東兵庫 | 報徳学園 | 2年連続13回目 | A | A | B | B | A | B |
西兵庫 | 加古川北 | 初出場 | C | B | C | C | C | C |
奈良 | 智弁学園 | 2年連続15回目 | B | B | B | B | B | B |
和歌山 | 智弁和歌山 | 4年連続16回目 | A | A | A | A | A | A |
岡山 | 倉敷商 | 11年ぶり7回目 | B | B | C | B | B | B |
広島 | 広陵 | 2年連続19回目 | A | A | B | B | A | A |
鳥取 | 鳥取西 | 3年ぶり23回目 | B | C | C | B | C | C |
島根 | 開星 | 3年連続6回目 | C | C | C | B | B | B |
山口 | 下関工 | 初出場 | C | B | C | C | C | C |
香川 | 香川西 | 2年ぶり3回目 | B | B | C | B | B | C |
徳島 | 鳴門工 | 3年ぶり5回目 | B | C | C | C | C | C |
愛媛 | 済美 | 3年ぶり3回目 | B | B | B | B | A | B |
高知 | 高知 | 2年連続12回目 | B | B | B | B | B | B |
福岡 | 飯塚 | 初出場 | B | B | C | B | B | C |
佐賀 | 佐賀商 | 2年ぶり15回目 | C | C | C | B | B | B |
長崎 | 清峰 | 2年ぶり3回目 | B | B | B | B | C | B |
熊本 | 城北 | 13年ぶり3回目 | C | B | C | C | C | C |
大分 | 日田林工 | 9年ぶり4回目 | C | C | C | C | B | C |
宮崎 | 宮崎商 | 39年ぶり4回目 | B | B | C | B | A | B |
鹿児島 | 鹿児島実 | 4年ぶり16回目 | C | B | B | B | B | C |
沖縄 | 浦添商 | 11年ぶり3回目 | A | A | B | B | A | B |
日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 中日 | 管理人 | |||
A | 11 | 12 | 6 | 6 | 16 | 6 | ||
B | 33 | 30 | 24 | 35 | 25 | 30 | ||
C | 11 | 13 | 25 | 14 | 14 | 19 |
ブロック | 高校 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|
A | 聖光学院−加古川北 市岐阜商−香川西 |
戦力的にも、また甲子園経験がある選手が揃っているという点においても、聖光学院が他の3校をリードする。センバツでは優勝した沖縄尚学に0−1で惜敗して初戦敗退だったが、実力は高い。その聖光学院を追う1番手は市岐阜商か。 | 聖光学院 (1) |
B | 福知山成美−常葉菊川 佐賀商−倉敷商 |
4季連続甲子園で経験豊富な常葉菊川が有利か。しかし投打ともいまだに調子が上がりきらず不安定で、初戦の対戦相手である福知山成美にも十分チャンスはある。もう一方の佐賀商−倉敷商は注目度があまり高くないが、隠れた好カードと見る。 | 常葉菊川 (1) |
C | 盛岡大付 駒大岩見沢−下関工 済美−智弁和歌山 鳥取西−木更津総合 |
持ち前の強打に加え、左腕投手陣の成長が著しい智弁和歌山が本命。これを春季関東大会王者の木更津総合が追う。この2校は順調にいけば3回戦で当たるが、かなりの好カードである。スター選手不在の済美だが、経験豊富な上甲監督がうまくチームをまとめるか。 | 智弁和歌山 (1) |
D | 日大鶴ヶ丘−鹿児島実 城北−宮崎商 智弁学園−近江 新潟県央工−報徳学園 |
戦力通りの実力さえ発揮できれば、報徳学園が他の7校を一歩リードする形になる。ただし、近年はその戦力を生かしきれない傾向が強い。プロ注目左腕・赤川を擁する宮崎商は、近年の実績こそないが実力は高く要注目。近江や智弁学園も差はない。 | 報徳学園 (1) |
E | 常総学院−関東一 本荘−鳴門工 浦添商−飯塚 千葉経大付−近大付 |
好投手・斎藤を擁し、センバツで4強の千葉経大付を中心とした戦いになるか。そのセンバツで優勝した沖縄尚学を県大会決勝で破った浦添商も実力がある。2回戦でこの2校が当たると面白いカードになりそうだ。木内監督が復帰した常総学院からも目が離せない。 | 浦添商 (2) |
F | 本庄一−開星 青森山田−日本航空 慶応−松商学園 大府−高岡商 |
センバツでは21世紀枠の華陵に敗れて初戦敗退だった慶応だが、やはり戦力的には頭1つ抜けている。その悔しさをぶつけることができれば、上位進出が狙える。日本航空、青森山田、本庄一、開星がこれを追うが、これらはいずれも横一線で差がない。実力伯仲の面白いブロック。 | 慶応 (1) |
G | 白鴎大足利−清峰 東邦−北海 大阪桐蔭−日田林工 桐生第一−金沢 |
昨年までのように新聞で騒がれる選手はいないが、大阪桐蔭は今年も実力は高い。投手力はむしろ昨年よりも上だろう。プロ注目右腕・鍵谷を擁する北海も侮れない実力あり。県大会で打線が不振だった清峰だが、ここも好投手・今村に注目したい。 | 大阪桐蔭 (1) |
H | 広陵−高知 浦和学院−横浜 菰野−仙台育英 福井商−酒田南 |
センバツで初戦敗退したが、横浜を中心とする戦いになるのは間違いなさそう。春の悔しさを存分にぶつけたい。県大会で失点が多かった広陵だが、もともと投手力は高く打力もある。菰野は非常に面白いチームでダークホース的存在。仙台育英も侮れない。 | 横浜 (1) |
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
---|---|---|---|---|---|
1回戦 | 駒大岩見沢 | 8 | 総合力で駒大岩見沢が上回る。しかし、下関工の軟投派2投手に対し、駒大岩見沢打線が大振りすると試合はもつれそう。下関工打線は波に乗っているが、駒大岩見沢投手陣も調子を上げており、大量点は望みにくい。やはり駒大岩見沢打撃陣と下関工投手陣の戦いになりそうだ。 | 四死球と失策が多かった駒大岩見沢だが、ピンチでよく踏ん張った。逆に下関工は13残塁の拙攻が悔やまれる。駒大岩見沢打線は高めの甘い球を見逃さず、15安打と打線は実力を見せつけた。 | ○ |
下関工 | 6 | ||||
智弁和歌山 | 3 | 投打とも智弁和歌山が上回る。しかし済美打線も予選の5試合で2ケタ得点が3試合と、打線がとても活発。智弁和歌山の左腕投手陣を苦しめることができれば試合は面白くなる。済美投手陣が智弁和歌山打線を抑え込む展開は、あまり想像できない。済美としては打ち合いに持ち込みたい。 | 済美としては、智弁和歌山の先発・岡田の序盤の乱調に付け込めなかったのが痛い。4回以降は立ち直り、攻略の糸口が見つからなかった。智弁和歌山打線は14安打だが、3得点で13残塁と拙攻が目立った。 | ○ | |
済美 | 0 | ||||
木更津総合 | 6 | 総合力で木更津総合が上回る。木更津総合投手陣は県大会6試合でわずか2失点。鳥取西の鈴木・小畑らも実力は高い。投手戦になる可能性が高いが、打撃力は木更津総合が上回るため、調子次第ではワンサイドになる危険性もある。鳥取西投手陣の出来が試合を大きく左右しそう。 | 終盤まで素晴らしい投手戦。木更津総合は鳥取西の6失策に付け込めず、スクイズ失敗も2度あった。しかし8回に鳥取西のわずかなスキを見逃さず、5得点で試合を決めた。鳥取西としては、やはりミスが悔やまれる。 | ○ | |
鳥取西 | 1 | ||||
日大鶴ヶ丘 | 1 | 打撃力は日大鶴ヶ丘、投手力は鹿児島実が上回り、戦力的には大差ない。いかに自分たちの土俵に持ち込むかが重要。ロースコアは鹿児島実、乱戦は日大鶴ヶ丘の土俵である。まずは鹿児島実投手陣がいかに日大鶴ヶ丘打線を抑え込むか。3回までに試合の大勢が決まるかもしれない。 | 鹿児島実守備陣の守りが素晴らしく、日大鶴ヶ丘に流れを渡さなかったのが勝因。逆に日大鶴ヶ丘は守りの乱れからリズムが悪くなり、投手や攻撃にも悪影響を及ぼしてしまった。 | × | |
鹿児島実 | 14 | ||||
宮崎商 | 7 | 九州対決。城北のエース村方と、宮崎商のエース赤川の投げ合いに期待できそうだ。宮崎商には、もう1枚佐藤という好投手もいる。そして城北にはセンバツで初戦敗退を喫した悔しさがあり、またセンバツでの経験がある。2枚看板と経験の対戦、戦力には大差ない。 | 終わってみれば宮崎商の完勝。村方は変化球が真ん中に集まってしまい、宮崎商に痛打されてしまった。宮崎商は守りも堅く、赤川は気持ち良く投げることができた。積極的な攻撃も光った。 | ○ | |
城北 | 1 | ||||
近江 | 4 | 近畿対決で、実力は伯仲している。昨年と違い控え投手陣は弱いが、近江のエース小熊が智弁学園打線を抑えきるのではないかと見る。智弁学園打線は力があり、小熊の調子が試合結果を左右しそうだ。近江打線も強力で、智弁学園のエース阪口にどう立ち向かうか。 | 期待通りの接戦。小熊は7回に智弁学園の4番茂山に許した2ランが悔やまれる。風に乗ったのもあるが、球も甘かった。小熊はいつもより制球が甘く、球数が多くなってしまった。 | × | |
智弁学園 | 5 | ||||
報徳学園 | 4 | 投打とも報徳学園が上回る。しかし報徳学園は、甲子園では5大会連続初戦敗退中で勝負弱い。新潟県央工の石田・古村の継投が報徳学園打線を抑え込めば、新潟県央工にも勝機はある。報徳学園のエース近田はプロ注目の左腕で、打ち崩すのは難しい。粘り強い攻撃が求められる。 | 中盤まで報徳学園打線を抑え込んだ新潟県央工だが、県大会と同様の継投策がうまく決まらなかった。近田は昨年よりスケールの小さな投球に見えたが、後半徐々に調子を上げていったのはさすが。 | ○ | |
新潟県央工 | 2 | ||||
常総学院 | 5 | 戦力的には互角か、やや関東一が上回る。しかし、復帰した木内監督の采配には期待せずにいられない。チーム全体に一体感と粘り強さがあり、戦力以上の強さがありそうだ。関東一としてはなるべく序盤からリードを広げ、接戦は避けたい。エース島田の術中にはまると不利になる。 | 常総学院は本来のエース土肥が投げられず、意表の投手交代などの木内采配もことごとく不発。投手力の不足は、点差となって現れた。攻撃でもミスが多く、17安打しながら5得点と物足りなかった。 | × | |
関東一 | 13 | ||||
本荘 | 3 | 両チームとも打線が迫力不足で、本荘の左腕・池田と鳴門工のエース実の投げ合いになりそうだ。投手の実力では池田がやや上と思われるが、守備力では鳴門工が上回る。本荘守備陣が池田の足を引っ張るようだと、一気に試合が傾く可能性がある。守備の出来が重要な試合だ。 | 池田のコントロールが悪く、鳴門工打線の待球方針も素晴らしかった。池田の球数が増えすぎ、最後はスタミナ切れで力尽きた。控え投手がいないチームの脆さを露呈してしまった形。鳴門工の守備は期待通り。 | × | |
鳴門工 | 4 | ||||
浦添商 | 7 | 総合力で浦添商が上回る。飯塚はエース辛島が大黒柱で、浦添商打線にどう立ち向かうかが試合のカギになるのは間違いない。打撃力では劣る飯塚だが、浦添商は県大会で9失策と守備に不安がある。相手の守りの破綻を誘う嫌らしい攻撃が、突破口になるかもしれない。 | 浦添商には攻撃のミスもあっただけに、飯塚守備陣のミスが悔やまれる。対照的に浦添商守備陣はよく踏ん張り、打たせて取るエース伊波を助けた。前述の通りミスもあったが、浦添商打線の積極的な攻撃も光った。 | ○ | |
飯塚 | 0 | ||||
千葉経大付 | 3 | 総合力でセンバツ4強の千葉経大付が上回る。近大付は、予選では勢いで勝ち上がってきたが、その勢いがそのまま持続できるか。近大付としては、何とか先取点を奪ってリズム良く試合に入りたい。千葉経大付が先制するようだと、一方的な展開になる可能性もある。 | 投手力で劣る近大付だが、バックがよく守って千葉経大付に決定打を許さなかった。千葉経大付もまた素晴らしい守備で、エース斎藤をよく助けた。結局のところ、投手力の差が明暗を分けた試合となった。 | ○ | |
近大付 | 1 | ||||
本庄一 | 5 | どちらも下級生が多く、実力伯仲で面白い試合。開星のエース小池はスタミナがあるが、やや不安定。あまり立ち上がりも良くなさそうなので、本庄一は序盤に得点を奪えば試合を有利に進められそうだ。どちらのチームも機動力があり、ピッチャーへの揺さぶりにも注目したい。 | 目論見通り序盤に先攻した本庄一だが、その後は開星のエース・小池も立ち直り、打線も奮起して接戦になった。どちらが勝ってもおかしくなかったが、開星としては守りのミスが悔やまれる試合となってしまった。 | ○ | |
開星 | 4 | ||||
日本航空 | 1 | 投手力は日本航空、打撃力は青森山田が上回る。機動力を生かした多彩な攻撃が売りの青森山田に対し、日本航空はエース北野が安定して守りも堅い。青森山田の積極的な攻撃で、どう日本航空の守備陣を揺さぶるかが勝負のポイント。青森山田のエース木下は2点以内に抑えたいところ。 | 期待通りの接戦となったが、日本航空としては得意の守備が乱れて失点したのと、打線のつながりを欠いたことが悔やまれる。青森山田は少ないチャンスをよく生かし、会心の試合と言える。 | × | |
青森山田 | 2 | ||||
慶応 | 6 | 古豪対決。左右の好投手を擁する慶応が有利と思われるが、松商学園もエース林を中心として守備も堅い。1点を争う好ゲームになりそうだが、そうなるとセンバツ初戦で0−1で惜敗している慶応としてはあまりありがたくない展開か。慶応打線がどう点を奪うかに注目したい。 | 慶応投手陣も決して調子は良くなかったが、それ以上に松商学園の林は球が甘く入り、慶応打線に痛打を浴びてしまった。毎回走者を出した松商学園は、もう少し点が取れたか。最終回の粘りは見事。 | ○ | |
松商学園 | 4 | ||||
大府 | 1 | 大府がやや有利と見る。大府は大野・今村の継投がうまくはまる勝ちパターンに持ち込めれば、勝利はおのずと見えてくる。一方で打線はやや迫力不足なので、高岡商としては2年生左腕・福島のピッチングに期待。どちらも守りのチームだけに、守備の乱れは命取りになる。 | 大府の先発・大野は球が甘く入ってしまった。結果的に今村への継投は遅すぎたか。打線も高岡商の先発・福島をとらえてはいたが、ランナーを出してからもう1本欲しかった。 | × | |
高岡商 | 5 | ||||
清峰 | 11 | 投手の枚数の差で清峰が少し有利。どちらも手堅い守りを主体とするチームで、甲子園でもその堅守を見せれば接戦になりそうだ。投手陣は絶対的なエース新藤の白鴎大足利と、古賀・今村の継投が勝ちパターンの清峰と対照的。白鴎大足利としては、守りで新藤を盛り立てたい。 | 今村に継投してからとたんに流れが良くなった清峰と、ギリギリまで新藤を投げさせざるを得なかった白鴎大足利との差が如実に出た。アピールプレーで反撃の流れが止まってしまったか。 | ○ | |
白鴎大足利 | 3 | ||||
北海 | 10 | プロ注目右腕・鍵谷1枚の北海と、枚数は多いが絶対的なエースが不在の東邦。打線の踏ん張りが勝敗を分けそうだ。打力で勝ち上がってきた東邦だが、北海もここ1番での集中打が魅力。序盤で東邦投手陣を捉えれば、北海の大勝もある。鍵谷は制球の乱れに気をつけたい。 | 勝敗は別として、こんな試合展開は予想できない。鍵谷は変化球の制球に苦しみ、序盤に東邦の足にも揺さぶられてペースを乱したか。東邦打線は打球が鋭く、北海はミート力があった。 | × | |
東邦 | 15 | ||||
大阪桐蔭 | 16 | 投打とも大阪桐蔭が上回る。日田林工は継投と堅守で大阪桐蔭打線に大量点を許さず、小技で揺さぶっていくことができれば勝機はある。大阪桐蔭の打力は昨年よりやや下。打つだけで勝つのはなかなか難しい。守備や小技をおそろかにしなければ、総合力で押し切れそうだ。 | 大阪桐蔭は小技を多用した攻撃が光った。日田林工は全体的に勝利への意識が低く、2番手太田尾を引っ張りすぎた采配も疑問。もう少し投手が踏ん張ると予想していたので、期待外れの試合。 | ○ | |
日田林工 | 2 | ||||
金沢 | 6 | 打撃力のある金沢の攻撃を、清村・田中の継投でいかにかわすかが勝敗のポイント。しかし桐生第一としては、積極的に攻撃から流れをつかみたいところ。戦力的に差はないが、グラウンド外の出来事により桐生第一に逆風が吹き荒れる。普段通りのプレーが見られればいいのだが。 | やはり試合内容にはさほどの差がないのだが、桐生第一は再三ランナーを出しながらあと1本が出ず。戦前に予想した継投策については、むしろ金沢のほうが成功を収めた。3投手で四死球1もお見事。 | ○ | |
桐生第一 | 1 | ||||
広陵 | 8 | 総合力で広陵が上回る。準優勝した昨年ほどの力はないが、今年も投打にレベルが高い。しかし高知も打力があり、投手も2枚看板で真っ向からぶつかる実力はある。広陵投手陣は県大会決勝で4回までに9失点している。高知が突くとすればそこか。序盤に得点を重ねたい。 | 高知としては、球が甘く入った4回と制球が乱れた8回の大量失点が悔やまれる。打線はよく打ったが、序盤に広陵投手陣を攻めきれなかったのも敗因。広陵の継投策は少し遅かったように見えた。 | ○ | |
高知 | 5 | ||||
横浜 | 6 | 総合力で横浜が上回る。センバツで初戦敗退した分、夏にかける思いは強い。今年も投打にレベルが高く、目立った穴は見当たらない。浦和学院も投打にまとまっているが、戦力的には昨年よりやや下。真正面からぶつかるのは不利なので、機動力を生かした嫌らしい攻撃などが求められる。 | 最後まで見ごたえのあった好ゲーム。少ないチャンスを確実に生かした横浜と、バント失敗・走塁ミスなどで何度となくチャンスを潰した浦和学院との差が出た。試合運びの巧さが違った。 | ○ | |
浦和学院 | 5 | ||||
菰野 | 1 | なかなかの好対決。菰野の最速147キロ右腕・西と仙台育英のエース穂積の投げ合いになるか。打撃力では菰野が上回りそうだが、守備力に若干不安を抱える。西の足を引っ張るようだと試合は仙台育英ペースになる。菰野としては、なるべく早い段階で穂積を攻略したいところ。 | 好投手同士の我慢の投球となったが、懸念されていたように、菰野のほうに守備の乱れが出た。菰野としては、2回裏の同点機でのけん制死も痛かった。接戦だけに、これらのミスが命取りになってしまった。 | × | |
仙台育英 | 4 | ||||
酒田南 | 1 | 福井商打線は県大会決勝戦の初回に11得点したように爆発力を秘めているが、酒田南の小山・安井の投手陣は安定感があり、大量失点する恐れは少ない。酒田南が守り勝つことができるのではないか、と予想する。酒田南打線が福井商の左腕・竹沢をどう攻略するかにも注目したい。 | 福井商の竹沢が予想以上に素晴らしい投球をし、バックの好守もこれを支えた。打線も全体的には抑えられていたが、少ないチャンスを確実に生かした。甲子園慣れしているチームの戦いぶりと言える。 | × | |
福井商 | 6 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
2回戦 | 聖光学院 | 9 | 総合力で聖光学院が上回る。打力で劣る加古川北は、三木・岩崎の投手陣と堅守で守り勝つしかない。聖光学院もどちらかと言えば守り勝つチームだが、センバツの二の舞は避けたい。敢えて攻撃からペースを握ることができれば、投手も守備も乗ってくる。いずれにしても接戦に期待。 | 加古川北としては投手陣の乱調に加え、5失策が痛すぎた。聖光学院は序盤の大量点でペースをつかみ、最後まで離さなかった。センバツでの経験が少なからず生きているように見えた。 | ○ |
加古川北 | 2 | ||||
市岐阜商 | 4 | どちらのチームも攻守にバランスが取れており、戦力的に大差はない。両チームともつないでいく野球が得意で、走塁やバントのミスで流れを渡したほうが不利になりそう。点の取り合いよりは、少ないスコアでの接戦になりそうだ。市岐阜商のエース原が香川西打線を抑え込めるか否か。 | 想像通りの接戦で見ごたえがあった。両チームともミスはあったが、それを上回る再三の好守が光った。6回表の市岐阜商・西田の2ランが非常に大きかったが、1球の怖さを改めて感じさせられた。 | ○ | |
香川西 | 3 | ||||
常葉菊川 | 2 | 初戦最大の好カード。強打で打ち勝つ福知山成美と、少ない点差で逃げ切る常葉菊川。お互いに自らのペースで試合を進めたいところ。控え投手陣の層が厚い福知山成美に対し、常葉菊川は背番号10の野島が気がかり。試合結果を左右するのは、この野島の調子かもしれない。 | 福知山成美・植田は球に切れがあり、対照的に常葉菊川の戸狩・野島は明らかに不調。しかし福知山成美は再三のチャンスを生かせず、常葉菊川は相手の一瞬の隙を見逃さなかった。 | ○ | |
福知山成美 | 1 | ||||
倉敷商 | 2 | 戦力的に差はない。どちらも攻撃力があり投手陣の調子が明暗を分けそうだが、守備力においては倉敷商が上回っている。その分やや倉敷商が有利か? 佐賀商としては守備陣が踏ん張って笠継・古賀の投手陣を援護したい。試合展開としては投手戦も打撃戦も考えられる。 | 展開的には互角の勝負だったが、佐賀商はランナーを得点圏に進めてからあと1本が出なかった。倉敷商の堅い守備は何度もエース木元を助けており、佐賀商はなかなか流れをつかめなかった。 | ○ | |
佐賀商 | 0 | ||||
駒大岩見沢 | 8 | 戦力的に差はないが、1試合経験している分、少し駒大岩見沢が有利か。両チームとも複数の投手を抱えるが、コントロールが試合を左右しそう。打撃力は駒大岩見沢が上回るが、盛岡大付は得意の機動力で揺さぶりをかけたい。駒大岩見沢は、初戦の課題点をどれだけ修正できているか。 | 甲子園経験豊富な駒大岩見沢の試合運びが見事。初戦で4失策だったが、この試合は無失策で、エース板木の投球も安定。逆に盛岡大付は4失策に加え継投にも失敗、自分たちの野球ができなかった。 | ○ | |
盛岡大付 | 3 | ||||
智弁和歌山 | 5 | 好カード。初戦では14安打で3得点の拙攻だった智弁和歌山と、スクイズ失敗など拙攻が目立った木更津総合。打線のつながりがどこまで改善されているかがポイント。投手陣の層も厚い両チームだが、県大会で見られたような高い攻撃力でリズムをつかみたいところ。 | バント失敗が続出し、17安打しながら5点とまたしても拙攻続きだった智弁和歌山。しかし岡田が好投し、木更津総合に集中打を許さない。2試合続けて、岡田の好投による勝利となった。 | ○ | |
木更津総合 | 2 | ||||
宮崎商 | 1 | 両チームとも1回戦ではほぼ完璧な試合運びだった。真価が問われる試合。初戦で打線が爆発した鹿児島実だが、宮崎商の投手陣から大量点を奪うのはなかなか難しい。接戦は鹿児島実も県大会で何試合も経験しており得意とするところだが、投手力は宮崎商が上と見る。 | 宮崎商としては岩下が出てくる前に点を取っておきたかった。岩下は初戦に続いて見事な投球で、宮崎商打線が沈黙。宮崎商のエース・赤川も延長12回にスタミナ切れで粘り負けた。 | × | |
鹿児島実 | 4 | ||||
智弁学園 | 4 | プロ注目の報徳学園・近田だが、初戦の内容だと智弁学園打線なら打ち崩せそうな気がする。一方で、智弁学園のエース・阪口の調子も良く、報徳学園打線は苦戦しそうだ。報徳学園が勝つには、やはりエース近田の奮起が求められる。打線も4点くらいは取って援護したい。 | 派手さはないが、報徳学園の基本に忠実な打撃が光る。近田は1回戦よりは良かったが、まだまだ本調子とは言えない。そんな中で報徳学園打線がよく援護してエース近田を助けた。 | × | |
報徳学園 | 5 | ||||
関東一 | 5 | 総合力で関東一が上回る。特に打撃力の差は顕著だ。鳴門工としてはエースの実が粘り強い投球で関東一打線の爆発を食い止めるしかない。バックもミスは許されない。関東一は投手陣にやや不安を抱えるだけに、鳴門工打線も何とか4〜5点くらい奪えれば勝機も見えてくる。 | 鳴門工は、関東一の足を絡めた攻撃を防げなかった。エース実は4回7四死球と、初戦が嘘のような信じられない乱調ぶり。投手が交代して試合が落ち着いたが、鳴門工打線は最後まで不発だった。 | ○ | |
鳴門工 | 2 | ||||
浦添商 | 12 | 好カード。やはり千葉経大付のエース斎藤と、初戦で好調だった浦添商打線の勝負か。初戦で走塁ミスなどもあった浦添商だが、今度はそれが命取りになる可能性もある。千葉経大付としては接戦を物にするというよりも、点を取る姿勢が欲しい。小技をうまく使えたほうが有利。 | 浦添商の脚力を生かした攻撃が見事だった。千葉経大付としては、もう少し守りに工夫が欲しかった。初戦と同様、無謀な走塁もあっただけに、浦添商の流れを断つチャンスはあったと思われる。 | ○ | |
千葉経大付 | 9 | ||||
青森山田 | 4 | 総合力に差はない。投手戦になる可能性もあるが、両チームとも得意の機動力をうまく使い、積極的な攻撃で点差を広げてしまいたい。初戦で好投手相手に打線が沈黙した青森山田は、今度は打線の奮起が必要。その一方で、投手の安定度では青森山田が上回ると思われる。 | 投手と打撃にはさほど差がなかったが、本庄一は守りのミスがことごとく失点につながってしまったのが非常に惜しい。再三のチャンスを逃し続けて流れを渡してしまったようにも見えた。 | ○ | |
本庄一 | 0 | ||||
慶応 | 5 | 投打とも慶応が上回る。しかし、初戦で慶応投手陣の出来は決して良くなかった。高岡商としては、まず攻撃で先攻して優位に試合を進めたい。先発の福島は、粘り強い投球で慶応打線を4点以内に抑えれば勝機がある。初戦のように好守で接戦に持ち込みたいところ。 | 慶応の田村・只野の両投手は非常に落ち着いており、次に期待を持たせる投球。打線もここぞという場面でしっかり得点した。高岡商は3回裏のチャンスで無得点だったのが非常に痛かった。 | ○ | |
高岡商 | 0 | ||||
清峰 | 4 | 投手力は清峰、打撃力は東邦が上回る。清峰打線はさほど強力とは言えないが、投手の調子次第では1回戦のように2ケタ得点も可能。東邦投手陣の初戦の出来では不安が拭えない。東邦打線は本格派の鍵谷を攻略したが、清峰の左腕・古賀をどう攻めるかに注目したい。 | 清峰の今村は、初戦で好投手を打ち砕いた東邦打線を6安打に抑えたが、四球が失点につながってしまった。打線も再三追いつきながら逆転には至らず、接戦ではあるが終始東邦ペースの試合だったと言える。 | × | |
東邦 | 5 | ||||
大阪桐蔭 | 6 | 投打とも大阪桐蔭が上回る。1回戦では継投策が成功したものの、金沢投手陣はさほど良くなかった。多彩な攻撃パターンを持つ今年の大阪桐蔭なら打ち崩すのはたやすいと思われる。大阪桐蔭投手陣も層が厚く、金沢打線は苦労しそう。金沢としては、やはり早めの継投が必要となりそうだ。 | やはり投打とも大阪桐蔭が1枚上ではあったが、金沢投手陣が1回戦と同様に粘りの投球で決定打を与えず、緊迫した好ゲームになった。この日の大阪桐蔭投手陣は、やや力強さが足りなかった。 | ○ | |
金沢 | 5 | ||||
横浜 | 7 | 2回戦屈指の好カード。両チームとも投手陣は、1回戦である程度打たれている。投手陣の調子もさることながら、打撃陣がいかにチャンスを確実に生かすかが重要。走塁ミス・バントミス・スクイズ失敗などは大きく響いてくる。横浜のそつのない攻撃がわずかに広陵を上回るか? | やはりというか、広陵のバント失敗・走塁ミスが横浜のエース・土屋を立ち直らせてしまった。さらに3失策で無駄な点を与えてしまった。相手のミスにつけこむ横浜らしい野球ができた。 | ○ | |
広陵 | 4 | ||||
仙台育英 | 6 | 両チームとも1回戦では理想的な試合運びだった。戦力的にさほど差はない。仙台育英投手陣なら、福井商打線を抑えられるのではないかと見る。接戦が予想されるので当然守備も重要となってくるが、福井商としては好守で竹沢を盛り立て、3点以内のロースコアで勝ちきりたい。 | 福井商は無失策でピッチャーを盛り立てたが、4投手の必死の継投も実らず、仙台育英打線が上回った。仙台育英は救援で登板した木村の投球が素晴らしく、福井商に流れを渡さなかった。 | ○ | |
福井商 | 4 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
3回戦 | 聖光学院 | 5 | 初戦でのスコアには差があるが、戦力的には差がない。投手力・打撃力においてはわずかに聖光学院が上回りそうだが、好勝負に期待できそうだ。聖光学院のほうが甲子園での経験は豊富だが、市岐阜商にも接戦を勝ちきった力強さがある。市岐阜商は接戦で終盤勝負に持ち込みたい。 | 序盤は聖光学院の佐藤竜から2点を奪った市岐阜商だが、中盤以降は佐藤の投球術にかわされた。聖光学院の集中打は見事で、市岐阜商は追加点を防ぐので精一杯になってしまった。 | ○ |
市岐阜商 | 2 | ||||
常葉菊川 | 11 | 初戦は勝ったが、不安な内容だった常葉菊川。しかし経験豊富なチームであり、課題はある程度修正してくると思われる。倉敷商は初戦で、堅い守りで守り勝つ野球ができた。しかし常葉菊川も接戦には強いチームであり、常葉菊川がペースをつかむ前に積極的に先攻してしまいたい。 | エース戸狩が故障のためか? 登板できなかった常葉菊川。倉敷商打線に猛打を浴びるが、常葉菊川の波状攻撃はそれ以上だった。倉敷商は守りのミスが失点につながってしまった。 | ○ | |
倉敷商 | 9 | ||||
智弁和歌山 | 15 | 総合力で智弁和歌山が上回る。しかし智弁和歌山は打線の繋がりに欠けるので、板木が最少失点で粘れば勝機はある。駒大岩見沢打線は好調で、2試合続けて好投している岡田を打ち崩すことも十分に可能と思われる。両チームとも控え投手の出来が勝敗を左右するかもしれない。 | 終盤まで互角の好試合。板木はよく投げたが、そのためにちょっと引っ張りすぎてしまったか。連打に続いてバント処理のミスが2つも続き、均衡していた流れが完全に傾いてしまった。 | ○ | |
駒大岩見沢 | 3 | ||||
報徳学園 | 7 | 投手力を主体とするチーム同士ながら、2回戦ではどちらも打撃もなかなか好調だった。投手戦が予想されるが、どちらの投手もある程度失点する可能性がある。県大会で接戦の連続だった鹿児島実と、甲子園で2試合連続サヨナラ勝ちの報徳学園。互角の勝負で接戦になりそうだ。 | 報徳学園打線は本格的に当たりだしてきた。エース近田は8四死球でお世辞にも本調子とは言えなかったが、かえって荒れ球で鹿児島実打線も打つのに苦労した。打線の勝利と言える。 | ○ | |
鹿児島実 | 3 | ||||
浦添商 | 3 | 投手力の差で浦添商がやや有利か。しかし浦添商の伊波も2回戦では9失点と炎上。関東一が機動力を生かした攻撃で序盤からリードを奪えば、浦添商のペースを乱すことができる。浦添商も足の速い選手が揃っており、積極的な攻撃をしたい。両チームとも走塁ミスには要注意だ。 | 関東一は甲子園初登板の押久保が浦添商打線の打ち気を誘って粘投したが、得意の機動力を封じられてしまった。打つだけで点を取るチームではないので、これでは苦しい。 | ○ | |
関東一 | 1 | ||||
慶応 | 2 | 青森山田のエース木下は、安定した投球で不安はない。しかし投手の枚数の差で慶応がやや有利と思われる。打線も2試合続けて好投手と当たって不発気味。むろん慶応も投手力のあるチームだけに、点を取らないと厳しい。木下が慶応打線を2点以内に抑えるようだと面白い勝負になる。 | 木下は慶応打線を2点に抑えたが、この日も青森山田打線が不発。慶応の先発・田村もそれほど調子が良くなかっただけに、惜しい試合。慶応の継投策は、とてもうまく決まった。 | ○ | |
青森山田 | 0 | ||||
大阪桐蔭 | 7 | 投手力の差で大阪桐蔭が有利と思われる。しかし大阪桐蔭投手陣も今ひとつ調子が上がりきっていない。ここまで好投手を打ち崩してきた東邦打線なら、福島由・奥村をも攻略することは可能だ。東邦投手陣の実力は評価しにくいが、早めの継投で大阪桐蔭打線をかわしたい。 | 東邦は序盤のチャンスを生かせず、大阪桐蔭にジリジリと差を広げられたが、終盤よく食らいついた。敗因はやはり投手力の差か。1回戦でもそうだが、ちょっと投手を引っ張りすぎのように見えた。 | ○ | |
東邦 | 5 | ||||
横浜 | 3 | 戦力的には横浜が上回る。しかし横浜のエース・土屋はここまで2試合とも完投しているが、調子は明らかに悪い。仙台育英打線の実力なら、十分につけ込むことはできる。一方で横浜の機動力を生かした攻撃は迫力がある。仙台育英としては守りのミスを極力減らしたいところ。 | 仙台育英としては、3回途中で降板した穂積を野手として残しておく手はなかったか。木村は粘りの投球を見せたが、終盤に疲労から力尽きてしまった。横浜のソツのない攻撃はさすが。 | ○ | |
仙台育英 | 2 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
準々決勝 | 大阪桐蔭 | 7 | 報徳学園は打線が上向きだが、打撃力そのものは大阪桐蔭のほうが1枚上。しかし大阪桐蔭は連戦で、報徳学園には中1日の休養がある。この1日で近田の疲労がある程度抜けていれば、報徳学園にとっては明るい材料だ。大阪桐蔭は2枚看板とはいえ、投手陣の調子はあまり良いとは言えない。近田に疲労が溜まっていることが予想されるので、試合はロースコアにはならず、5〜7点くらいの勝負になるのではないだろうか。報徳学園はぜひとも先攻したい。 | 報徳学園のエース・近田は、さすがに3試合連続完投の疲れが抜けきらなかったか。それでも序盤はうまく大阪桐蔭打線をかわしていたが、中盤以降はどうにもならなくなってしまった。報徳学園打線も大阪桐蔭打線を捉えたが、ランナーを出して一気にたたみかけることができなかった。全体的に報徳学園の力負けという印象。 | ○ |
報徳学園 | 4 | ||||
慶応 | 3 | 両チームとも連戦になる。浦添商はエース伊波が疲れていることが予想されるが、これに対し慶応は2枚看板なので、その点は慶応が有利と考えざるを得ない。打撃力は浦添商が上回るので、慶応投手陣と浦添商打線の戦いになりそうだ。しかし、慶応としては浦添商の打線だけでなく、小技をも警戒する必要がある。積極的な走塁やセーフティバントなどが得意な浦添商だが、逆にそれを封じることができればペースをつかむことができるだろう。 | 投手陣の出来では慶応が上回っていたが、慶応としては浦添商がエース・伊波を投入する前にもっと点を取っておく必要があった。上地・島根の2投手から1点しか奪えなかったのが敗因と言える。田村はアクシデントもありながら、延長戦に入ってからもよく投げたが、最後はエラーで決勝点を与えてしまったのが悔やまれる。 | × | |
浦添商 | 4 | ||||
智弁和歌山 | 10 | 3回戦では林がダメだったが芝田は好投し、岡田とともに使える投手が2枚の智弁和歌山。これに対し、常葉菊川は投手陣が崩壊状態と見てよい。エース戸狩が先発できるか否か、先発できたとしても実力が発揮できるかどうかには疑問が残る。打撃陣については、不調の常葉菊川投手陣を長打攻勢で攻められれば智弁和歌山が有利。しかし打線のつながりは相変わらず不安。常葉菊川打線はここ一番での爆発力があり、むしろ智弁和歌山打線よりも好調と思われる。 | 智弁和歌山投手陣の調子は良くはなかったが、さりとて最悪でもなかった。それよりも、常葉菊川打線のここ一番での集中力が見事だったと言える。一方、常葉菊川投手陣はやはりエース戸狩がひじ痛の影響が明らかにあり、最悪に近い状態。智弁和歌山打線が中盤まで決め手を欠いたのが敗因だろう。終盤の猛反撃は遅すぎた。 | × | |
常葉菊川 | 13 | ||||
横浜 | 15 | 総合力では横浜が上回るが、福島県勢として33年ぶりに8強入りを果たした聖光学院も投打に充実し、非常に波に乗っている。横浜はここまでエース土屋が3試合連続完投。2004年にはエース涌井が3試合連続完投し、準々決勝で伏兵の駒大苫小牧に完敗した苦い経験を持つ横浜だが、そういう試合展開になる可能性も考えられる。この試合でカギを握るのは打線。特に聖光学院としては、何としても先取点を奪って横浜の焦りを誘いたい。 | 思ったより差が開いてしまった。横浜は前半に走塁ミスでチャンスを潰す場面が何度かあったが、それにもめげずに聖光学院投手陣をよく打った。長い中断の間も集中力が切れなかったのはさすが。横浜のエース土屋は変化球が良くなく、聖光学院としてはもう少し序盤に点数を取れていればまた違った展開になったかもしれない。 | ○ | |
聖光学院 | 1 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
準決勝 | 浦添商 | 4 | 1日の休養日がある浦添商が有利。常葉菊川投手陣は、故障を抱えるエース戸狩を始め、ことごとく不調。しかしながら、浦添商のエース伊波も疲労が蓄積しており、万全とは言い難い。したがって、点の取り合いになることが予想される。小技を絡めて積極的な走塁でペースをつかむ浦添商と、ちょっとした隙を見逃さず機動力を生かして波状攻撃を仕掛けてくる常葉菊川。どうやって点を取るか楽しみだ。まずは先制点の行方に注目したい。 | 2回の9点が全て。疲労と肩痛で伊波が先発回避したのはやむを得ないが、代役の島根が誤算。さらに2−2の同点、2死満塁という場面で外野に前進守備をとらせたのが疑問で、頭を越される3点タイムリー二塁打を浴びて浦添商ナインに動揺が広がってしまった。常葉菊川投手陣は毎回安打を浴びながらよく踏ん張った。 | × |
常葉菊川 | 9 | ||||
横浜 | 4 | 2年前には1回戦で激突し、大阪桐蔭が横浜の春夏連覇を阻止している因縁のカード。大阪桐蔭投手陣の出来の悪さは気がかりだが、中1日の休養日でどこまで修正できているか。一方横浜のエース・土屋の出来はまずまずといったところだが、連投となる。以上のことを考えると、この試合も打撃戦になる可能性のほうが高い。3〜4点取ったくらいでは試合が決まらないと思われる。ビッグイニングを作らせないことが重要になりそうだ。 | 3回に9番福島由に与えた四球をきっかけに、大阪桐蔭にビッグイニングを許してしまった。やはり土屋の調子は良くなかったが、結果的には完投している。結局のところ、土屋をカバーする投手がいなかったことこそが最大の敗因。終盤小刻みに追加点を加えた大阪桐蔭に対し、横浜は三者凡退が多く攻撃がやや淡泊だった。 | × | |
大阪桐蔭 | 9 | ||||
決勝 | 大阪桐蔭 | 17 | 戦力的にはほとんど差がないと言ってよい。しかしながら、チーム状態を比較すれば大阪桐蔭が圧倒的に有利なのは自明の理。野島らの控え投手陣がやや頼りないため、ひじ痛のエース戸狩を酷使し続けている常葉菊川だが、そろそろ限界が迫っていてもおかしくはない。大阪桐蔭の打線は勢いに乗っており、今の常葉菊川投手陣から大量点を奪うのはさほど難しくない。一方常葉菊川のビッグイニングも魅力的。エース福島由は疲労しており、控えの奥村は不調の大阪桐蔭投手陣。常葉菊川打線が4試合連続でビッグイニングを作り上げる可能性も十分にありそうだ。 | 溜まっていたツケが全部出てしまったような試合。140キロ以上の速球を投げるはずの戸狩が110キロ台の直球を投げる姿は、見ていて痛々しかった。戸狩だけでなく控えの3投手もことごとく打ち込まれ、さすがにナインの士気も阻喪してしまい、得意のビッグイニングを作り出すような状況ではなかった。それにしても準決勝でも完投している福島由は、常葉菊川の強力打線を完封。これは見事なものである。 | ○ |
常葉菊川 | 0 |
38/54で、試合ごとの的中率は.704。4強には大会前に高評価だった高校だけが残り、8強予想も7校まで的中。全体的に波乱が少なかった大会と言える。 今年は特にビッグイニングが多い大会だった。1イニング5得点以上は54試合で17回もあり、ほぼ3試合に1回の割合でビッグイニングが出現した計算になる。超がつくほどの打高投低だった2006年(第88回)の夏の甲子園ですら、1イニング5得点以上は49試合で11回しか発生していない。ビッグイニングが多いせいで白熱した打撃戦が多く楽しめた反面、大味な試合が増えたのは否めない事実だ。 優勝したのは大阪桐蔭(大阪)。大阪桐蔭は17年ぶり2度目の優勝。地元・近畿勢は2002年春の報徳学園(兵庫)以来、13大会ぶりの優勝。大阪勢としては、1993年春の上宮以来15年ぶりの優勝ということになる。 今年は辻内・平田・中田クラスの超大物が不在だったせいか、前評判が低かった。日刊と中日だけがAで、報知・サンスポ・スポニチはB評価だ。私がA評価を与えたのはもちろん名前で判断したのではなくて、投手陣が充実していると思ったからである。しかしふたを開けてみれば、打線も非常によくつながり、結局投打とも充実した内容だった。 |