出場校評価 ベスト8予想 各試合予想 大会を終えた感想 管理人が選ぶ印象に残った試合
都道府県 | 高校名 | 出場回数 | 日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 中 日 | 管理人 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北北海道 | 旭川志峯 | 3年ぶり11回目 | C | C | C | C | B | C |
南北海道 | 北海 | 2年ぶり41回目 | C | B | B | B | B | B |
青森 | 弘前学院聖愛 | 4年ぶり3回目 | C | B | B | C | C | B |
岩手 | 花巻東 | 3年連続13回目 | B | B | B | B | B | B |
秋田 | 金足農 | 2年連続8回目 | B | B | B | C | B | C |
山形 | 日大山形 | 2年ぶり20回目 | C | C | B | B | C | B |
宮城 | 仙台育英 | 2年ぶり31回目 | A | A | A | A | B | A |
福島 | 聖光学院 | 4年連続20回目 | B | B | B | B | B | B |
茨城 | 明秀学園日立 | 3年ぶり2回目 | B | B | B | B | B | B |
栃木 | 青藍泰斗 | 35年ぶり2回目 | B | C | B | C | C | C |
群馬 | 健大高崎 | 2年連続5回目 | A | A | A | A | A | A |
埼玉 | 叡明 | 初出場 | B | B | B | B | B | B |
千葉 | 市船橋 | 3年ぶり7回目 | B | B | B | B | C | B |
東東京 | 関東第一 | 2年連続10回目 | A | B | B | B | B | B |
西東京 | 日大三 | 2年ぶり20回目 | B | B | B | B | B | B |
神奈川 | 横浜 | 3年ぶり21回目 | A | A | A | A | A | A |
新潟 | 中越 | 7年ぶり12回目 | C | C | C | B | C | B |
長野 | 松商学園 | 4年ぶり38回目 | C | C | B | C | C | C |
山梨 | 山梨学院 | 3年ぶり11回目 | B | A | B | A | B | B |
静岡 | 聖隷クリストファー | 初出場 | B | B | B | B | B | B |
愛知 | 豊橋中央 | 初出場 | A | B | C | B | B | B |
岐阜 | 県岐阜商 | 3年ぶり31回目 | C | B | B | C | B | C |
三重 | 津田学園 | 6年ぶり3回目 | C | B | B | B | B | B |
富山 | 未来富山 | 初出場 | B | C | B | B | B | B |
石川 | 小松大谷 | 2年連続4回目 | B | B | B | B | B | B |
福井 | 敦賀気比 | 3年ぶり12回目 | C | B | B | B | C | B |
都道府県 | 高校名 | 出場回数 | 日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 中日 | 管理人 |
滋賀 | 綾羽 | 初出場 | C | B | C | C | C | C |
京都 | 京都国際 | 2年連続4回目 | B | B | B | B | A | B |
大阪 | 東大阪大柏原 | 14年ぶり2回目 | B | B | B | B | B | B |
兵庫 | 東洋大姫路 | 14年ぶり13回目 | B | A | A | A | A | A |
奈良 | 天理 | 3年ぶり30回目 | B | B | B | B | B | B |
和歌山 | 智弁和歌山 | 2年連続28回目 | A | A | A | A | A | A |
岡山 | 岡山学芸館 | 2年連続4回目 | C | B | C | C | B | B |
広島 | 広陵 | 3年連続26回目 | B | B | B | B | B | B |
鳥取 | 鳥取城北 | 2年連続7回目 | C | C | C | B | C | C |
島根 | 開星 | 8年ぶり11回目 | C | B | B | B | C | C |
山口 | 高川学園 | 4年ぶり3回目 | B | C | B | B | C | C |
香川 | 尽誠学園 | 9年ぶり12回目 | C | B | C | C | C | C |
徳島 | 鳴門 | 3年ぶり15回目 | C | B | B | C | C | B |
愛媛 | 済美 | 7年ぶり7回目 | B | B | B | C | C | C |
高知 | 高知中央 | 2年ぶり2回目 | C | B | B | B | B | C |
福岡 | 西日本短大付 | 2年連続8回目 | B | B | B | A | A | A |
佐賀 | 佐賀北 | 6年ぶり6回目 | C | C | C | C | C | C |
長崎 | 創成館 | 3年連続5回目 | B | C | C | C | B | B |
熊本 | 東海大熊本星翔 | 2年ぶり4回目 | B | C | C | B | C | B |
大分 | 明豊 | 5年連続11回目 | B | C | B | C | B | B |
宮崎 | 宮崎商 | 2年連続7回目 | C | C | C | B | C | C |
鹿児島 | 神村学園 | 3年連続8回目 | A | A | B | A | A | A |
沖縄 | 沖縄尚学 | 2年ぶり11回目 | B | A | A | A | A | A |
日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 中日 | 管理人 | |||
A | 7 | 8 | 6 | 9 | 8 | 8 | ||
B | 24 | 28 | 32 | 26 | 24 | 27 | ||
C | 18 | 13 | 11 | 14 | 17 | 14 |
ブロック | 高校 | 予想 | 結果 |
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A | 高川学園−未来富山 豊橋中央−日大三 |
力の差は小さいので、4校ともチャンスがありそうだ。日大三は伝統の強打に加えて好投手・近藤の存在が大きい。初出場の未来富山は県大会6試合中5試合で2ケタ得点、75安打・63得点の強打が光る。 | 日大三 (1) |
B | 聖光学院−山梨学院 岡山学芸館−松商学園 |
センバツ8強の聖光学院は好投手・大嶋と切れ目のない打線が健在だ。同じくセンバツ出場の山梨学院は低反発バットを物ともしない長打力が売り。投手陣の層も厚く、好ゲームが期待される。 | 山梨学院 (2) |
C | 尽誠学園−東大阪大柏原 健大高崎−京都国際 |
昨年センバツ優勝メンバーが残る健大高崎は佐藤がいよいよ投手として公式戦に復帰し、投手陣の層は出場校でも屈指の厚さ、打力もある。昨夏甲子園優勝の京都国際も、胴上げ投手の西村が残っている。 | 京都国際 (2) |
D | 中越−関東第一 神村学園 創成館−小松大谷 |
投打に戦力が充実するのは神村学園だが、不利と言われる49番目の登場なのは気がかり。昨夏甲子園準優勝メンバーが残る関東第一も投打に力がある。創成館の森下はかなりの好投手である。 | 関東第一 (2) |
E | 鳥取城北−仙台育英 開星−宮崎商 金足農−沖縄尚学 鳴門−天理 |
沖縄尚学は大会屈指の好左腕・末吉が中心的存在だが、攻撃力も高い。仙台育英は投手も野手も選手層が厚い。打撃力のある天理や、背番号8で167cmながら主戦級の働きをした橋本を擁する鳴門ら伏兵が数多い。 | 沖縄尚学 (1) |
F | 横浜−敦賀気比 高知中央−綾羽 津田学園−叡明 旭川志峯−広陵 |
センバツ優勝の横浜は投打に注目選手がズラリと並んでリードする。しかし好投手・堀田を擁する広陵、投打に力がある敦賀気比、大会屈指の好左腕・桑山を擁する津田学園ら対抗馬も強力だ。 | 横浜 (1) |
G | 智弁和歌山−花巻東 東洋大姫路−済美 弘前学院聖愛−西日本短大付 明秀学園日立− 聖隷クリストファー |
激戦ブロック。阪下ら故障者さえ復帰すれば東洋大姫路の投手力が突き抜けている。中野・原のダブルエースが安定する西日本短大付、投打に力がある智弁和歌山、強力打線の花巻東、そして他の高校も強い。 | 東洋大姫路 (1) |
H | 青藍泰斗−佐賀北 市船橋−明豊 県岐阜商−日大山形 北海−東海大熊本星翔 |
5年連続出場の明豊は今年も質の高いチームを作り上げてきた。好左腕・浅水の投球術が優れる北海、県大会7試合で72安打64得点の強打を誇る市船橋、好投手・水野が安定する東海大熊本星翔も差はない。 | 県岐阜商 (-) |
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
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1回戦 | 創成館 | 3 | 創成館は好投手・森下を中心に守り勝つチームカラー。森下の調子が落ちると一気に厳しくなるとはいえ、この開幕戦は森下の好投で勝ち切れると予想する。小松大谷は無駄な失点をせずに中盤頃まで耐え、粘り強く攻撃する展開に持ち込めるか。 | 立ち上がりつまづいた森下だったが、3回頃から配球を変えつつ調子を上げた。とりわけ右打者への外角スライダーが有効となり、小松大谷は結果的には2回までに1得点にとどまったのが惜しまれる。 | ○ |
小松大谷 | 1 | ||||
仙台育英 | 5 | 両チームとも投手陣に自信を持っているが、投手力では仙台育英が上回る。ただし仙台育英は猛打ではないので、鳥取城北投手陣が3失点以内で踏ん張れば、勝敗の行方は分からない。昨夏甲子園でも先発したエース・田中の制球力がカギとなる。 | 序盤無失点で踏ん張った鳥取城北だが、先制を許してからは攻撃でも焦りが出たのか、盗塁死や走塁ミスなどが相次いだ。仙台育英は吉川が打線の援護が得られるまで踏ん張ったのが大きい。 | ○ | |
鳥取城北 | 0 | ||||
宮崎商 | 5 | 開星は県大会5試合で74安打70得点の猛打が光る。宮崎商の好左腕・永友との対戦が見ものだ。同時に、開星は投手陣に不安を抱えており、さほど打力が高いわけではない宮崎商打線とはいえ、ある程度得点できると予想している。 | 宮崎商は1回表に1イニング2盗塁死で先制点を取り損ね、永友は想定以上に調子が悪く、守りのミスも出てタイブレークで敗戦。それを生み出したのは開星打線の攻撃力と圧力だろう。 | × | |
開星 | 6 | ||||
沖縄尚学 | 1 | 沖縄尚学の末吉、金足農の吉田による投手戦に期待したい。末吉は未熟な点も多かった昨秋からの伸びが著しく、打力の高い夏でもそう得点はできないと見る。県大会では強豪との対戦が続いて平凡な数字だが、沖縄尚学の攻撃にも注目したい。 | 吉田は太ももを痛めた影響もあり先発を回避したが、沖縄尚学打線を6回までノーヒットに抑え、素晴らしい投手戦になった。ただ末吉の投球がそれを上回り、金足農業打線を全く寄せ付けなかった。 | ○ | |
金足農 | 0 | ||||
天理 | 4 | 打力の高い天理に対し、鳴門投手陣がどう立ち向かうか。鳴門は県大会で背番号8の橋本が安定していたが、同1の吉本の復調があれば投手力に自信が持てそうだ。橋本1枚で天理打線を抑えきるのは難しいが、打ち合いに持ち込むのも簡単ではないと思われる。 | 3点を先行した天理だが、良い当たりが正面を突くなど、追加点を奪い損ねた。2点ビハインドで当たっている3番赤埴に犠打のサインは疑問。最後は疲労も見えた橋本だが、よく投げ切った。 | × | |
鳴門 | 5 | ||||
津田学園 | 5 | 大会屈指の好左腕・桑山を擁する津田学園の勝利を予想するが、打力がある叡明が桑山を攻略しても不思議はない。一方で叡明も増渕・田口の継投は強力。自滅することは少ない桑山だが、球数を投げさせられて終盤勝負になった場合は苦しくなりそうだ。 | 試合順序変更。叡明は増渕の不調は想定外だっただろうが、田口がよく投げた。打線も桑山によく食らいつき、予想以上かそれ以上の素晴らしいタイブレークの接戦になった。 | ○ | |
叡明 | 4 | ||||
広陵 | 3 | 広陵は例年に比べると打線がやや小粒な印象だが、堀田を中心とする投手力は健在だ。旭川志峯は絶対的エース・河合の投球が命運を握る。投手戦が予想されるが、エースの投球内容と守りのミス次第でゲームが大きく動く可能性も秘めている試合。 | 試合順序変更。旭川志峯はアクシデントか? エースの河合が長いイニングを投げられない中でよく粘ったが、ブラスバンド不在の広陵が堀田の素晴らしいピッチングで守り勝った。 | ○ | |
旭川志峯 | 1 | ||||
智弁和歌山 | 1 | センバツ準優勝の智弁和歌山は、渡辺・宮口らの投手陣に計算が立つ。大崩れが想像しにくいし、仮に崩れても継投が可能。投手力で劣る花巻東は打撃戦に持ち込みたいところだが、守備力もある智弁和歌山がそれを許さず勝ち切ると予想している。 | 智弁和歌山打線がもっと打つと予想していたが、花巻東先発の萬谷が序盤に崩れそうで崩れず、尻上がりに調子を上げ、内外に投げ分けて抑えきった。智弁和歌山は11残塁と攻めあぐねた。 | × | |
花巻東 | 4 | ||||
東洋大姫路 | 5 | 東洋大姫路は末永がベンチ外、阪下は県大会登板なし。主戦投手にアクシデントはあったが、木下の存在だけで十分に投手力で優位に立つ戦力がある。済美の梅原はノラリクラリと試合を作る好投手。終盤まで接戦に持ち込めば、十分に勝機はある。 | 済美は田河先発が裏目に出たとはいえ、勝つための策を考えた結果だろう。立ち上がりの不調から立ち上がった木下はさすがの投球で、救援した済美の梅原が好投する中でも落ち着いていた。 | ○ | |
済美 | 3 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
1回戦 | 横浜 | 5 | センバツ優勝の横浜は投打に圧倒的な戦力を誇るが、継投の綻びを突ければ敦賀気比にも勝機が見える。ただし敦賀気比は本来主戦になるべき管田・五十子がベンチ外となってしまい、横浜の強力打線を抑えきるのはかなり難しいと予想する。 | 試合順序変更。敦賀気比は苦しい台所事情ながらも、粘りに粘ってよく食らいついたと言える試合。横浜としては追加点を取り損ねたとはいえ、初戦の硬さもあまり見られず余裕すら感じられた。 | ○ |
敦賀気比 | 0 | ||||
高知中央 | 4 | 高知中央は肘を痛めたエース・松浦の回復具合が気になる。松浦が投げられるなら、投手力で優位に立つ。ただし松浦不在ではやや心もとない。綾羽は投手陣に不安があるものの、県大会では打撃好調だった。点の取り合いになれば綾羽ペースだろう。 | 試合順序変更。死球連発、相次ぐ失策、微妙な判定…とにかく色々なことがあった試合は、両校死力を尽くしたタイブレークの激闘に。高知中央としては、やはり松浦の不調が痛かった。 | × | |
綾羽 | 6 | ||||
西日本短大付 | 4 | 西日本短大付は中野・原の左右の好投手が安定しており、県大会ではやや不調だったプロ注目の4番佐藤の調子が上がれば死角がなくなる。弘前学院聖愛は県大会で強豪校を連破し、チーム力を上げてきた勢いがある。継投でかわすことができるか。 | 弘前学院聖愛は4盗塁を絡めた積極野球で一時逆転したが、結局はミスが失点に結びついた。逆に西日本短大付は好守が勝利を引き寄せた。接戦になったが、タイブレークの犠打処理が勝敗を分けた。 | ○ | |
弘前学院聖愛 | 3 | ||||
聖隷クリスト | 5 | 聖隷クリストファーの高部・上田の左右の好投手が安定している。明秀学園日立は背番号6の中岡が主戦級の働きで勝ち上がってきたが、鋭い変化球だけでなくストレートも良い球質で見た目以上に打ちにくそう。1〜2点差の投手戦に期待したい。 | 高部が無双したと言える試合。直球に伸びがあったが、さらにカットボールなどの変化球をうまく生かされて、打撃力のある明秀学園日立に自分たちのバッティングをさせなかったことに尽きる。 | ○ | |
明秀学園日立 | 1 | ||||
青藍泰斗 | 4 | どちらも投手を中心とした守りのチームなので、接戦に期待したい。佐賀北は稲富がほぼ1人で投げて勝ち上がってきた。青藍泰斗も粘り強く守る好チームなので、中盤あたりまで接戦で進行し、終盤に青藍泰斗が突き放すような展開を予想している。 | 予想とは真逆で、稲富は立ち上がりの不調から尻上がりに調子を上げた。青藍泰斗先発永井が制球を乱し、早い回で一度マウンドを降りたのも誤算だろう。中盤以降の投げ合いは見ごたえがあった。 | × | |
佐賀北 | 5 | ||||
市船橋 | 2 | 質の高い投手陣を打線が強力に援護する、似たようなチーム同士の一戦。両校とも県大会での打撃成績が素晴らしいが、打撃戦よりは投手戦になりやすいと見ている。投手力でわずかに市船橋が上回り、接戦をものにするのではないかと予想している。 | 明豊先発の寺本の投球が素晴らしく、中盤までは甘い球がほとんどなく、市船橋打線が打ちあぐねた。逆に市船橋の継投を明豊打線が打ち砕き、スコア以上に明豊ペースだったように見えた。 | × | |
明豊 | 6 | ||||
日大山形 | 3 | 日大山形は小林・本田の継投が勝ちパターン。強豪との対戦が続いたため県大会での失点こそ多いが、投手力は高い。県岐阜商は県大会6試合で84安打53得点の打力が光るが、大量点は望めないと見る。好投手である柴田の立ち上がりに注目したい。 | 日大山形2番手の本田がマウンドに上がったとたんに長い雨天中断。影響は不明だが、いつもの制球力がなく県岐阜商の強力打線が火を噴いた。日大山形得意の継投を打ち砕いた試合。 | × | |
県岐阜商 | 6 | ||||
北海 | 7 | 北海のエース・浅水はテンポ良く投げ込む技巧派横手左腕。先発か救援かで大きく試合展開が変わりそうだが、東海大熊本星翔としては浅水以外が先発した時に先制点を挙げられるかがカギ。北海は打力が高いわけではないが、相手のミスを的確に突く攻撃が粘っこい。 | 雨の影響でグラウンド状態が悪かったとはいえ、北海にとってはまさかの5失策でリズムがつかめなかった。東海大熊本星翔は先取点を挙げたこともそうだが、守りでも実に落ち着いていた。 | × | |
東海大星翔 | 10 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
2回戦 | 未来富山 | 5 | 高川学園の松本・木下の左右投手陣と、未来富山の好左腕・江藤の投げ合いは見ものだ。未来富山は県大会6試合で75安打63得点の強打も武器ではあるが、大量点を奪う展開にはならないだろう。それでも打撃力の差で未来富山が有利だと予想したい。 | 江藤は制球が定まらず、高川学園打線が速球に振り負けず、高めに浮いた球を的確にはじき返した。集中打が出た高川学園に比べ、未来富山は中盤以降なかなか打線がつながらなかった。 | × |
高川学園 | 8 | ||||
日大三 | 3 | 両チームとも打撃力が高く、打撃戦が想定される。豊橋中央のエース・高橋が踏ん張れば面白い試合になりそうだが、打たれた場合は苦しくなる。一方で日大三のエース・近藤も投球術があるものの、ノーガードの打撃戦になる可能性も秘めた試合だろう。 | 近藤は持ち前の投球術で2度の満塁のピンチで踏ん張り、最少失点で切り抜けた。一方の高橋はやや球が荒れたものの、直球に威力があり大崩れせず、予想とは違い投手戦となった。 | ○ | |
豊橋中央 | 2 | ||||
聖光学院 | 2 | 甲子園経験メンバーが多い好カード。山梨学院は1勝を挙げたセンバツから投手陣が大きく入れ替わり、層の厚さを感じさせるが甲子園経験が乏しいとも言える。総合力ではほぼ互角なので勝敗予想は迷うところだが、聖光学院の経験を買って勝利を予想した。 | 山梨学院は思い切った継投が功を奏し、聖光学院打線が思いのほか沈黙した。聖光学院は終盤捉えられ始めていた先発大嶋を続投させた判断が敗因とも言えるのではないだろうか。 | × | |
山梨学院 | 6 | ||||
岡山学芸館 | 3 | 岡山学芸館の青中、松商学園の加藤・森田、両チームの左腕による投手戦が期待される。また、松商学園は県大会7試合でノーエラーというのも光る。ただ青中はかなり打ちにくい好投手と見ており、青中の投球により岡山学芸館の勝利を予想したい。 | 青中が1回表に立ち上がりのピンチを凌ぐと、その裏松商学園はいきなり初回先頭打者の際に失策して失点。初回の攻防で優位に立った岡山学芸館がそのまま逃げ切った試合となった。 | ○ | |
松商学園 | 0 | ||||
東大阪大柏原 | 0 | 東大阪大柏原は派手さはないが、堅実な攻撃と堅守が光る好チーム。一方の尽誠学園はエースで4番で主将の広瀬のチームと言っても過言ではない。広瀬の投球と打撃次第ではあるが、東大阪大柏原の粘り強い攻撃で終盤勝負に持ち込むと予想する。 | 広瀬は無四球完封にタイムリーと投打で無双し、自身の打撃でさらに気持ちよく投げた。東大阪大柏原はもう少し粘ると思ったが、打球に力強さがなく、スコア以上の完敗とも言える。 | × | |
尽誠学園 | 3 | ||||
健大高崎 | 3 | 昨年春夏の優勝校が激突する好カード。昨年に比べると京都国際の打撃力がやや落ちるため、戦力的には健大高崎が優位だ。ただし健大高崎投手陣は全員好調というわけでもないので、京都国際が攻撃面でそのわずかな綻びを突ければ面白い勝負になるだろう。 | 健大高崎は懸念されていた投手陣の状態の悪さ、それによる継投の制約がこれでもかと出た試合。京都国際の西村も調子は良くなかったが、粘り抜いて最後までよく投げ切った。 | × | |
京都国際 | 6 | ||||
関東第一 | 6 | 全員野球の中越に対し、関東第一は昨夏甲子園経験左腕・坂本が投打に君臨する。この坂本のペースを乱すことができれば面白い。関東第一は単に打つだけでなく、いろいろ仕掛けることもできるので、打ち勝てるのではないかと予想している。 | 中越としては坂本のペースを崩す前に、守りのミスが続出して自分たちがペースをつかめず、初回に先制した後は防戦一方となってしまった。関東第一としては盤石と言える試合。 | ○ | |
中越 | 1 | ||||
神村学園 | 0 | 戦力的には神村学園が上回る。ただし、すでに1試合こなしている創成館に対し、神村学園は試合勘の面で不利と言える。打力のある神村学園だが、休養十分の創成館エース・森下に対して少なくとも序盤は苦戦するのではないかと予想している。 | 神村学園打線の不調は予測できたとはいえ、これは想像以上。森下をかなり警戒していた神村学園に対し、奥田先発の采配も光る。6回無安打で奥田を交代させたのも勇気ある采配だろう。 | × | |
創成館 | 1 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
2回戦 | 仙台育英 | 6 | 初戦は吉川が完封した仙台育英だが、この試合の投手起用は読みにくい。打力のある開星ではあるが、複数投手の対策が求められる。ただし仙台育英の打線もそれほど当たってはいないので、開星投手陣が踏ん張れば面白い接戦に期待できそうだ。 | 仙台育英は序盤のピンチで思い切った継投を成功させ、その後は盤石の試合運び。打線もよく打ち、2失策があったとはいえ好守備も光った。開星は4失策と守備が乱れたのが惜しまれる。 | ○ |
開星 | 2 | ||||
沖縄尚学 | 3 | 1回戦で本塁打を含む10安打の鳴門打線だが、沖縄尚学の好投手・末吉には苦戦が予想される。鳴門エース・橋本の踏ん張りが必要不可欠だが、好投手相手とはいえ1回戦で当たっていなかった沖縄尚学打線を眠らせたままにできるかどうか。 | 鳴門としては新垣が投げているうちに点を取りたかった。バント失敗や盗塁失敗が惜しまれる。沖縄尚学は救援した末吉の投球はもちろんだが、バックの好守備も非常に目立った試合。 | ○ | |
鳴門 | 0 | ||||
横浜 | 5 | 総合力で横浜が上回る。1回戦で背番号10の織田が完封した横浜だが、多彩な投手陣を持つので別な投手の先発の可能性も高い。1回戦で投手陣が踏ん張った綾羽だが、6与死球と3失策に課題が残った。しかし守備面の改善があれば接戦に持ち込めるだろう。 | 綾羽投手陣の四死球連発に横浜打線もリズムがつかめなかったのか、11残塁を記録。しかし先制点こそ許したものの守備面でスキを見せず、横浜の強さは十分に感じられた。 | ○ | |
綾羽 | 1 | ||||
津田学園 | ○ | 津田学園の桑山、広陵の堀田はどちらも注目の好投手で、投手戦が予想される。打線の調子の差で津田学園の勝利を予想するが、1回戦で桑山は完璧な立ち上がりから少しずつ落ちていっただけに、広陵としては終盤勝負に持ち込めばビッグイニングもあり得る。 | すでに処分済みの暴力行為に加え、別の事案でも調査中であることを受けて広陵が出場辞退、津田学園の不戦勝となりました。予想的中とはみなさず引き分け扱いとします。 | △ | |
広陵 | |||||
東洋大姫路 | 8 | 1回戦では木下が完投した東洋大姫路だが、短いイニングでもいいから阪下の復帰が欲しくなってくる頃合いだ。花巻東は木下を苦しめると予想しており、打線か阪下か、どちらかが木下を助けることが必要。1回戦の打撃内容が悪くなかったことを買いたい。 | 東洋大姫路が狙い球を的確に絞り、初戦で好投した萬谷を攻略した。さらにセンバツ時のエース・阪下が復帰登板を果たし、結果的に東洋大姫路は打線と阪下の両方が木下を助ける形となった。 | ○ | |
花巻東 | 4 | ||||
聖隷クリスト | 1 | 1回戦で聖隷クリストファー先発の高部は、必ずしも絶好調とは言えない中で素晴らしい投球を見せた。好投手の上田も控えるが、この高部が先発すればこの試合も勝ち切れると予想する。西日本短大付の継投も良かったが、それ以上のものがあった。 | 聖隷クリストファー打線がもう少し打つと思っていたが、試合前半のバント失敗で攻撃にリズムが生まれなかった。なかなか援護点が奪えず、高部としては苦しいマウンドになってしまった。 | × | |
西日本短大付 | 2 | ||||
明豊 | 6 | 明豊は1回戦で打線がよく打ち、継投にもスキがなかった。佐賀北も9四死球を選んでチャンスを多く作っていたが、この試合では多くの四死球は望めそうもない。振りは悪くなかったので、佐賀北としては明豊投手陣の直球に振り負けず点の取り合いに持ち込みたい。 | 安打数は同じ11本だが、明豊の継投策がうまくはまり、佐賀北は13残塁とチャンスであと一本が出なかった。打たれたとはいえ、佐賀北・稲富の投げっぷりには心打たれるものがあった。 | ○ | |
佐賀北 | 1 | ||||
県岐阜商 | 4 | 1回戦で自慢の強力打線が6安打に封じられた県岐阜商だが、好投手の柴田を中心に守り切ることも可能と予想する。東海大熊本星翔としては、エースの水野が緩急をつけて相手の裏をかく配球ができるかどうか。粘り強く投げられれば、県岐阜商打線を抑えられるだろう。 | 柴田は1回戦とは別人のように調子が悪く、終盤には疲労が溜まっているように見えたが、最後までよく投げた。県岐阜商は全得点を2死走者なしから挙げ、粘り強い攻撃ができていた。 | ○ | |
東海大星翔 | 3 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
3回戦 | 日大三 | 9 | ある程度点の取り合いになると見ている。初戦で13安打8得点と打線が好調の高川学園に対し、投球術が優れた日大三の近藤がどう粘るかが楽しみ。1回戦で打線が4安打3得点と封じられた日大三だが、投手力では初戦より落ちるため、初戦よりは点を取れると予想する。 | 1回表、高川学園はセーフティスクイズ失敗で追加点を奪い損ね、その裏挟殺プレーで走者を刺し損ねて大量5失点。初回の攻防で試合の趨勢が決まってしまったような試合だった。 | ○ |
高川学園 | 4 | ||||
山梨学院 | 14 | 初戦では両チームとも投手陣が良かったが、打撃力の差で山梨学院有利を予想する。初戦で完封した青中を捉えることも可能と見るが、逆に青中がノラリクラリと終盤までかわし続けるシナリオも十分に考えられる。岡山学芸館は先制点を許すと一気に苦しくなりそうだ。 | 中盤までなんとか最少失点で粘った岡山学芸館だが、中盤以降の猛打に耐えきれなかった。アクシデントなのかどうかは不明だが、青中投入はあまりにも遅すぎ、手遅れの感があった。 | ○ | |
岡山学芸館 | 0 | ||||
京都国際 | 3 | 京都国際の西村、尽誠学園の広瀬、両エースによる投手戦に期待する。初戦であまり調子が良くなかった西村と、あまり打線が当たっていなかった尽誠学園の対戦は読みにくいところだが、仮に西村の調子が悪かったとしても9回まで粘り切るだけの力があると見ている。 | 京都国際先発酒谷を捉えて逆転し、西村を引っ張りだしたところまでは良かったが、立ち上がりの乱調を捉えきれなかった。京都国際は1死1、2塁からの犠打を生かして再逆転勝ちを収めた。 | ○ | |
尽誠学園 | 2 | ||||
関東第一 | 4 | 初戦で打撃好調だった関東第一と、投手陣が好調だった創成館の対戦。ポイントは逆に関東第一の坂本の投球と、創成館打線だろう。初戦で1失点完投とはいえ必ずしも好調とは言えなかった坂本に対し、創成館打線が3点程度奪えば勝利が見えてくる。 | 創成館エースの森下が序盤から関東第一打線に捉えられ、苦しい投球が続いてしまった。対照的に創成館打線は関東第一の継投の前に沈黙し、先制点を許した後は苦しい展開となってしまった。 | ○ | |
創成館 | 1 | ||||
沖縄尚学 | 5 | 好カード。2試合連続無失点の沖縄尚学だが、打線に元気がないのが気になる。一方の仙台育英はエース・吉川の負担が大きい勝ち上がりをしている点が気になる。沖縄尚学投手陣と仙台育英打線の対決が見ものだが、沖縄尚学が競り勝つと予想する。 | 両エースのしびれる投手戦はタイブレークに突入したが、仙台育英は10回裏1死満塁のサヨナラ機でライナー併殺。中盤以降苦しい投球が続いた沖縄尚学エースの末吉が最後までよく投げ切った。 | ○ | |
仙台育英 | 3 | ||||
横浜 | 5 | 2回戦は異例の不戦勝となった津田学園。好投手・桑山と横浜打線の対決が楽しみだが、試合間隔が空いた津田学園打線は調子が落ちている可能性がある。ただし甲子園練習も行った津田学園打線の調子が万全なら、十分に接戦に持ち込めるだろう。 | 横浜先発の織田が良かったこともあるが、津田学園はやはりというか沈黙。7回裏の1死満塁が唯一の絶好機だったが、初球打ち併殺打。試合間隔が空いた影響を感じずにはいられなかった。 | ○ | |
津田学園 | 0 | ||||
西日本短大付 | 2 | 好カード。東洋大姫路はエース・木下の疲労が心配される。2回戦では阪下が復帰登板を果たしたが、長いイニングとなると未知数だ。投手陣に計算の立つ西日本短大付やや有利を予想するが、打撃好調の東洋大姫路は打ち勝つ野球も可能である。 | 東洋大姫路は森が先発するが、引っ張りすぎずに3回途中で木下に交代したのが好判断。木下は立ち上がり制球に苦しむが、直球の球威とインコースの制球に優れ、最後まで3点目を許さなかった。 | × | |
東洋大姫路 | 3 | ||||
明豊 | 1 | 県岐阜商は2試合連続完投中の柴田の調子が落ちているのが気になる点。他の投手の先発も考えられるが、明豊打線を抑えきるのは難しいと予想する。しかし県岐阜商打線も調子は悪くなく、明豊の継投を打ち砕き打撃戦に持ち込めば勝機はある。 | 県岐阜商は豊吉が先発したが、初回に3点先制したこと、明豊が2回表にもったいないけん制死で1点止まりだったことが大きい。その後は再三ランナーを出しながら、2塁に進めるのすら四苦八苦だった。 | × | |
県岐阜商 | 3 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
準々決勝 | 山梨学院 | 11 | 昨年の優勝投手でもある京都国際の西村だが、山梨学院の強力打線はこれを打ち砕く力がある。3回戦のような大量点は望めないにせよ、打撃力の差で山梨学院が有利だろう。山梨学院は投手陣も強力で、打線に当たりが出ていない京都国際としても、勝つにはなんとか3〜4点くらいの援護点が欲しい。山梨学院の先発菰田が交代するタイミングがチャンスかもしれない。 | 西村を攻略した山梨学院の打撃が素晴らしい。京都国際としては2回裏は守りのミスが絡んで一挙5失点したのが惜しまれる。あの場面で守り切れていればどうなっていたかは分からない。山梨学院は、あまり調子が良くなかった先発菰田をあっさり見切った采配も良かった。 | ○ |
京都国際 | 4 | ||||
関東第一 | 3 | 甲子園史上5回目の東京対決。3回戦で石田が好投した関東第一に対し、日大三は近藤が2試合連続完投中。近藤1枚では厳しそうだが、他の投手の先発があるかどうか。3回戦で15安打9得点と打線が目を覚ました日大三に対し、関東第一の坂本・石田の投手陣のほうが計算が立ちやすい。3回戦ではある程度捉えられていた近藤が、どこまで関東第一打線を抑えるか注目したい。 | 山口を先発させた日大三が早めの継投に出たのに対し、関東第一は先発坂本をずいぶん引っ張った印象。石田や松沢への早めの継投をしていればどうなっていたか。日大三は4回表、5番嶌田に代打豊泉を起用してタイムリーを打つなど、三木監督の采配が冴えていた。 | × | |
日大三 | 5 | ||||
横浜 | 7 | 戦力的には横浜が上回るが、県岐阜商に明るい材料があるとすれば3回戦でエース・柴田が35球で済んでおり、逆に横浜は実質エースとも言うべき織田が完投している点だろう。横浜は3試合連続5得点だが、もっと得点する力はある。県岐阜商も打力はあるので、3回戦のように初回に複数点を挙げて打撃戦を挑めば勝機はある。ロースコアのような展開は横浜も強いので避けたいか。 | 歴史に残る試合かもしれない。県岐阜商は横浜をよく研究し、渡辺大を先発させて5回無失点の好投を見せるが、エース柴田にスイッチしてから横浜が追いつき、タイブレークで逆転したが、県岐阜商が追いついてサヨナラ勝ち。横浜は織田以外の投手陣の不調が敗因だろうか。 | × | |
県岐阜商 | 8 | ||||
東洋大姫路 | 1 | 沖縄尚学は3回戦でエース・末吉が169球完投で疲労が予想される。新垣有の先発か? 一方の東洋大姫路も西垣や阪下の先発があるかもしれない。投手陣の余力の差で東洋大姫路勝利を予想した。沖縄尚学はようやく打線が本来の調子に戻り始めているが、打線の調子自体は東洋大姫路が上と見る。投手戦だけでなく、点の取り合いになった場合も東洋大姫路有利ではないだろうか。 | 予想とは逆の結果に。東洋大姫路は阪下が先発するも、完調ではなく早々に降板。逆に沖縄尚学は先発した新垣有が終始落ち着いた投げっぷりで、東洋大姫路は桑原のソロ本塁打以外は自分たちの打撃がほとんどできていなかった。救援した木下の鬼気迫る投球は良かった。 | × | |
沖縄尚学 | 2 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
準決勝 | 日大三 | 4 | 両チームとも打線が当たっているが、とりわけ県岐阜商はタイブレークとはいえ準々決勝で16安打8得点。日大三の近藤の投球術をもってしても、ある程度の失点を覚悟する必要がある。県岐阜商投手陣はエース・柴田が準々決勝ではピリッとしなかったが、柴田の復調、他の投手との継投策があれば十分に対抗できる。県岐阜商としては準々決勝で犠打失敗も目立ったが、割り切って強攻に出るという考え方もありそうだ。 | 尻上がりに調子を上げる傾向にある日大三エース・近藤が、この試合でも4回途中から救援し、6回以降は1四球のみでノーヒットと素晴らしい投球を見せ、好調の県岐阜商打線の勢いを完全に止めた。県岐阜商はエース・柴田が先発し、最後は疲労からタイブレークで力尽きてしまったのとは差があった。 | ○ |
県岐阜商 | 2 | ||||
山梨学院 | 4 | 沖縄尚学の末吉・新垣有の2枚看板と、2試合連続2ケタ得点の山梨学院打線の対決が楽しみだ。さすがに今回は山梨学院としても大量点は望みにくいだろうが、さりとて完全に封じられることもないと予想する。山梨学院は準々決勝で投手陣の調子にやや不安を残した。準々決勝では好投手相手に打線が沈黙した沖縄尚学ではあるが、この試合はもう少し点を取れると予想している。4〜5点あたりの勝負になるだろうか。 | 山梨学院は先発した菰田がひじ痛により1回で降板を余儀なくされたのが大誤算。しかしそれ以上に勝敗を分けたのは、2番手で登板した沖縄尚学の新垣有の好救援だろう。落ち着いた投球で山梨学院打線の勢いを止め、それが逆転を生んだと言える。山梨学院は2番手檜垣を交代できなかったのも敗因だろう。 | × | |
沖縄尚学 | 5 | ||||
決勝 | 沖縄尚学 | 3 | 沖縄尚学は県大会から続いていた打線の不調から脱却しており、日大三の打撃も好調だ。沖縄尚学は準決勝で末吉がややお疲れモードにも見えたが、新垣有の調子が良いので、先発でもロングリリーフでも行けるのではないだろうか。一方で日大三の近藤はいまだに疲労の気配が見えないのが頼もしい。準決勝・準々決勝のようにロングリリーフでも行けそうだが、決勝では先発も考えられそうだ。近藤が救援した場合は継投のタイミング、先発した場合は終盤のスタミナが課題になりそうで、活きの良い新垣有を擁する沖縄尚学の勝利を予想した。 | 日大三は甲子園初登板の谷津を先発起用するが、終わってみれば3投手の継投で3失点と守備面では合格点。沖縄尚学は先発新垣有が序盤制球にやや苦しむも、中盤以降は内角の直球も生かして徐々に調子を上げていった。序盤の再三のピンチで、さらにエラーを出した後のピンチでたびたび踏みとどまったのが勝因だろう。中盤までは互角だが、終盤は沖縄尚学ペースと言える試合だった。 | ○ |
日大三 | 1 |
27/47で、試合ごとの的中率は.574。実力が拮抗したカードが多く、その予想をかなり外したことで、今春センバツより1割以上も悪化して歴代ワースト5位の的中率となってしまいました。 いわゆる低反発バット採用から2年目を迎え、本塁打数は昨年の7本から10本に、総得点は308点から341点まで上昇した(不戦勝があるため、昨年より1試合少ない)。盗塁が83から64に減る一方で、犠打飛は198から230へと増加。手堅い攻撃ながらも、球児たちが低反発バットへの慣れを見せていることがうかがえる。 優勝したのは沖縄尚学(沖縄)。1999・2008年センバツ以来の優勝で、夏は初。沖縄県勢としては、2010年の興南以来15年ぶり2度目の夏優勝となった。 昨年の京都国際に続き、コンパクトな打撃をするチームの優勝となり、長打自慢のパワー野球のチームはあまり勝ち進めなかった。沖縄尚学は末吉・新垣有の投手2枚看板が機能し、記録上は6試合で7失策だが守備の堅さも随所で光った。6試合で19得点と爆発力こそないものの、大会終盤にかけて打線が調子を上げたのも大きかったと言えるだろう。 |
順不同で、夏は7試合ピックアップします。あくまで「印象に残った試合」なので、接戦の好ゲームとは限らず、大差ゲームであることもあります。7試合に絞ってはいますが、もちろんほかにも良いゲームはたくさんあります。
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