2025(令和7)年 春のセンバツ予想



出場校評価  ベスト8予想  各試合予想  大会を終えた感想  管理人が選ぶ印象に残った試合  

出場校評価

地区 高校名 都道府県 出場回数 日 刊 報 知 サンスポ スポニチ 中 日 管理人
北海道 東海大札幌 北海道 10年ぶり7回目
東北 聖光学院 福島 3年ぶり7回目
青森山田 青森 2年連続4回目
花巻東 岩手 3年ぶり5回目
関東 横浜 神奈川 6年ぶり17回目
健大高崎 群馬 3年連続8回目
浦和実 埼玉 初出場
千葉黎明 千葉 初出場
山梨学院 山梨 4年連続8回目
東京 二松学舎大付 東京 2年ぶり8回目
早稲田実 東京 8年ぶり22回目
北信越 敦賀気比 福井 5年連続12回目
日本航空石川 石川 2年連続4回目
東海 大垣日大 岐阜 2年ぶり6回目
常葉大菊川 静岡 2年ぶり6回目
至学館 愛知 8年ぶり2回目
地区 高校名 都道府県 出場回数 日 刊 報 知 サンスポ スポニチ 中 日 管理人
近畿 東洋大姫路 兵庫 3年ぶり9回目
智弁和歌山 和歌山 2年ぶり16回目
市和歌山 和歌山 3年ぶり9回目
天理 奈良 3年ぶり27回目
滋賀学園 滋賀 8年ぶり3回目
滋賀短大付 滋賀 初出場
中国 広島商 広島 3年ぶり23回目
米子松蔭 鳥取 33年ぶり2回目
四国 明徳義塾 高知 4年ぶり21回目
高松商 香川 2年ぶり29回目
九州 沖縄尚学 沖縄 2年ぶり8回目
エナジック 沖縄 初出場
柳ヶ浦 大分 20年ぶり3回目
西日本短大付 福岡 38年ぶり2回目
21世紀 横浜清陵 神奈川 初出場
壱岐 長崎 初出場
日 刊 報 知 サンスポ スポニチ 中 日 管理人



5 5 8 5 5 4



19 22 20 19 18 22



8 5 4 8 9 6
 

ベスト8予想

ブロック 高校 予想 結果
柳ヶ浦−二松学舎大付
花巻東−米子松蔭
秋季大会の数字の上では二松学舎大付の打線が脅威だ。一方で花巻東は数字こそ平凡だが、数字以上の打力を秘めていると見る。打線はもちろん、投手陣の出来が重要になりそうなブロック。 花巻東
(2)
健大高崎−明徳義塾
敦賀気比−滋賀短大付
昨年センバツ優勝の健大高崎は、経験豊富な石垣に加えて左腕・下重も台頭した。明徳義塾の左腕・池崎も昨夏の甲子園マウンドを経験している好投手。好投手同士の対戦が楽しみである。 健大高崎
(1)
横浜−市和歌山
青森山田−沖縄尚学
激戦ブロック。神宮大会優勝の横浜は投打に充実しており一歩リードするが、他の3校も手練れ揃い。最速150キロ左腕・末吉を擁する沖縄尚学は、同じく左腕の佐高もおり投手陣の調子次第で上位進出が見える。 横浜
(1)
大垣日大−西日本短大付
山梨学院−天理
東海大会優勝の大垣日大は、背番号1となった左腕・谷之口に注目したい。秋は不安定さもあったが、どこまで向上しているか。天理は1番を打つ赤埴が注目選手。上位打線は強力な選手が揃う。 西日本短大付
(−)
壱岐−東洋大姫路
広島商−横浜清陵
近畿大会優勝の東洋大姫路は阪下が今大会でも上位の好投手なので、打線の援護次第。古豪広島商は左右2枚看板の投手陣で、こちらも打線の援護次第で上位進出が見えてくる。 広島商
(2)
エナジック−至学館
千葉黎明−智弁和歌山
昨夏甲子園経験者が残る智弁和歌山は、好投手の渡辺が昨夏の苦い経験を生かせるか。初出場のエナジックスポーツは投打に実力があり、今大会の台風の目となるかもしれない。 智弁和歌山
(1)
早稲田実−高松商
聖光学院−常葉大菊川
聖光学院は投手力が高く、打撃次第で上位進出が見えてくる。高松商は派手さはないものの、投打に力があり穴も少ない好チーム。他の2チームにも十分8強入りの可能性がある。 聖光学院
(1)
滋賀学園−浦和実
日本航空石川−東海大札幌
東海大札幌は左腕・矢吹が注目の好投手だが、打線に課題を残している。近畿大会で大阪桐蔭を破ったことで話題となった滋賀学園は、甲子園経験者こそ少ないが今年も力がある。 浦和実
(−)


 

各試合予想

※勝つと予想した高校が上段となっています。

回戦 試合スコア 管理人予想 予想結果と試合解説 結果
1回戦 二松学舎大付 3 打力で勝る二松学舎大付だが、それを発揮できるかが注目点。序盤に先制点を奪う展開ならそのまま押し切れそうだが、投手力がある柳ヶ浦が踏ん張って接戦になればどうなるかは分からない。柳ヶ浦としては先発投手の調子と、継投のタイミングが重要になる。 柳ヶ浦は先発宮原が縦カーブを生かして的を絞らせないが、中盤にスパッと継投に踏み切る。これが功を奏して接戦に持ち込むことには成功したが、二松学舎大付打線の圧力がわずかに上回った試合。
柳ヶ浦 2

花巻東 10 花巻東は秋の数字だけ見ると平凡だが、メンバー・背番号の入れ替えが多いので、この数字は参考にならない可能性が高い。米子松蔭はエース・新里が大黒柱だが、もう1人投手の台頭があれば花巻東とも互角に戦える。注目点は米子松蔭の投手陣だろう。 花巻東は時に逆らわず、時に強引に、硬軟織り交ぜた打撃で立ち上がり乱調の新里を攻略した。逆に米子松蔭は2回までに得た4四球を生かせず、花巻東先発・金野の立ち直りを許してしまった。
米子松蔭 2

健大高崎 3 好カード。健大高崎の石垣・下重と明徳義塾の池崎は、いずれも大会屈指の好投手で、投手戦に期待したい。近年の中では長打力で劣る健大高崎打線だが、それでも十分に高水準。打撃力で上回る健大高崎有利を予想するが、石垣の調子次第でどうなるか分からない。 石垣の登板回避というアクシデントはあったものの、勝負どころで1本出た健大高崎がタイブレークで競り勝った。健大高崎はバントをさせない堅い守備も光り、明徳義塾としては攻めあぐねた。
明徳義塾 1

敦賀気比 15 敦賀気比は1番岡部、2番河村の出塁率が高く、足も使える。初回にこの2人が出塁して得点するようなら完全に敦賀気比ペースだが、逆に彼らを封じれば敦賀気比打線の威力は半減する。滋賀短大付の投手陣が、秋の履正社戦のように粘り強く投げられるか。 滋賀短大付の揺さぶりに動じなかった敦賀気比が、攻撃で圧力をかけ続けてミスを誘い、押し切った試合。滋賀短大付としては守備はもちろんだが、攻撃のミスが多かったのが惜しまれる。
滋賀短大付 0

横浜 4 神宮大会優勝の横浜は投打に充実。長打にこだわりすぎて大振り、という打撃も見られない。戦力的に劣る市和歌山だが、エース右腕・土井の大きく割れる縦カーブがうまく決まり、ほかの変化球も生かせるような調子ならば面白い勝負になりそうだ。 横浜が調子の上がらない土井を序盤で一気に攻略したが、市和歌山は救援の丹羽が速球を生かして好救援し、接戦の好ゲームになった。横浜も継投がうまく決まり、追い上げを許さなかった。
市和歌山 2

沖縄尚学 6 好カード。沖縄尚学は上位打線の出塁率が高く、青森山田は下山・菊池・乕谷の3本柱の投手陣が強力。まずは序盤の沖縄尚学の攻撃が機能するかがポイント。秋は末吉頼みだった沖縄尚学の投手陣だが、冬の間に他の投手も調子を上げている。 沖縄尚学が2死からの集中打で試合を決めた。青森山田は秋と同様の継投の形にこだわったが、イニング途中での投手交代があっても良かったか? 末吉は最後まで球威が衰えない素晴らしい投球。
青森山田 3

大垣日大 0 大垣日大は背番号1となった左腕・谷之口の投球に注目。秋の公式戦は好不調の波が激しかったが、実力を発揮しきれれば簡単に打てない好投手だと思う。昨夏甲子園経験者が9人残る西日本短大付は攻撃力が高いので、投手の調子次第では大量点もある。 谷之口が左ひじの不調により登板できず、力のある西日本短大付打線が、先発した中野翔を打ち崩した。大垣日大としては、ヒットエンドラン失敗など併殺を量産した攻撃も惜しまれる。 ×
西日本短大付 6

天理 1 上位打線が強力な天理打線を、山梨学院の投手陣がどう迎え撃つかという点に注目したい。一方で、秋は振るわなかった山梨学院打線だが、ポテンシャルはある。天理の投手陣も盤石ではないので、センバツで山梨学院打線が爆発することもあり得る。 山梨学院の継投の前に、天理打線が想像以上に打ちあぐねた印象。ことごとくチャンスを潰した天理に対し、山梨学院は勝負どころでしっかり加点し、その差がスコアに現れた。 ×
山梨学院 5
回戦 試合スコア 管理人予想 予想結果と試合解説 結果
1回戦 東洋大姫路 7 総合力で東洋大姫路が上回る。東洋大姫路の阪下は大会屈指の好投手。壱岐打線が打ち崩すのは難しいだろう。秋は安定していた守備力が甲子園でも発揮され、継投がうまくいけば大物食いも十分あり得る。普段通りの野球ができるかどうか。 阪下は右ひじの違和感により1回で降板。東洋大姫路としては想定外のアクシデントが発生したが、救援した木下がスキのない投球を見せ、壱岐は追加点を奪い損ね逆転を許した。
壱岐 2

広島商 10 総合力で広島商が上回る。横浜清陵は投手陣が安定しているものの、打力が低い。広島商の大宗・徳永の投手陣に差し込まれず、しっかりと自分たちの打撃ができるかがポイント。秋からの大幅な打力の向上があれば、広島商とも互角に渡り合える。 守りのミスと与四球が多かった横浜清陵だが、さまざまな策を講じて戦う姿勢を見せた。広島商としては「広商」らしい小技が光ったが、随所で力強いバッティングも見られた。
横浜清陵 2

エナジック 8 春夏通じて初出場のエナジックスポーツは、投打に力がある。とりわけ多彩な攻撃に定評があるので、至学館としてはまず機動力やセーフティバントなどを防いで流れを止めたいところ。至学館の守備陣が後手に回るような展開だと差が開く恐れがある。 至学館は中盤まで少ない失点で凌ぎ盗塁刺などで持ち味も見せたが、投手交代で流れが傾いてしまった。エナジックスポーツは失敗にもめげず、持ち味のノーサイン野球を貫いた。
至学館 0

智弁和歌山 6 昨夏甲子園メンバーが残る智弁和歌山は、猛打という印象はないが投打に実力がある。千葉黎明は大量点を奪う打線ではないが変幻自在の継投が持ち味で、そしてここが勝敗のポイントになりそうだ。思い切った交代で流れを引き寄せられれば面白い。 智弁和歌山は長打こそ少ないが、セーフティバントやエンドランも絡めて着実に加点した。千葉黎明の継投も実らず、あらゆるタイプの投手にしっかりと対応した試合と言える。
千葉黎明 0

高松商 2 早稲田実は昨夏甲子園も経験した左腕・中村が大黒柱。必然的に中村の出来が勝敗に直結しやすい。投手陣の層の厚さと打撃力では高松商がやや上回ると見ており、高松商のほうが勝つビジョンが多いという印象。とにかく中村の調子が重要になりそうな試合。 球威のあるストレートが最後まで衰えなかった中村に対し、高松商の投手陣は変化球を見極められ、直球を捉えられた。どの投手にもしっかり対応した早稲田実打線が見事だった。 ×
早稲田実 8

聖光学院 4 常葉大菊川のエース左腕・大村は、球速こそないものの秋の公式戦の四死球がわずかに4(うち故意四球2)と抜群の制球力を誇る。それでも聖光学院打線がある程度点を奪うと予想しているが、常葉大菊川も打力があるので、打撃戦に持ち込めるかどうか。 予想以上の素晴らしい投手戦で延長タイブレークに突入。延長戦でも素晴らしい攻撃・守備の応酬で見ごたえがあったが、大村はあと1アウトという場面での痛恨のボークは悔やまれる。
常葉大菊川 3

滋賀学園 0 両チームとも投手力が高く打線は強力とは言えないため、投手戦を予想する。中でも浦和実のエース左腕・石戸のやや変則的なフォームに滋賀学園打線がどの程度手こずるか。浦和実としては、滋賀学園打線が苦戦している間に先制点が欲しい。 滋賀学園が想像以上に石戸に対して苦戦し、とりわけ内角直球に差し込まれるシーンが目立った。浦和実打線もワンチャンスを生かし切って3点を先制し、快勝と言える試合だった。 ×
浦和実 3

東海大札幌 7 日本航空石川は本来のエース候補だった左腕・猶明のベンチ外が痛い。一方で東海大札幌は矢吹が大会屈指の好左腕。投手力において東海大札幌が上回ると見るが、課題の打力不足がどの程度解消されているか。東海大札幌の打撃に注目したい。 好投手と呼ばれた両先発投手が不調で、予想外の打撃戦となる。東海大札幌は課題が解消されたかのようによく打ったが、とりわけ9回表2アウトからの逆転劇はとても見事だった。
日本航空石川 6
回戦 試合スコア 管理人予想 予想結果と試合解説 結果
2回戦 二松学舎大付 3 初戦で打線爆発した花巻東と、接戦を勝ち抜いた二松学舎大付の対戦。この試合は二松学舎大付の投手力が高いので、花巻東打線も苦戦すると予想する。また、二松学舎大付打線も初戦より点を取ることができるのではないかと見ている。 花巻東は初戦の打線の勢いが止められたが、二松学舎大付は守りのミスがことごとく失点に結びついてしまった。大きなミスがなかった花巻東との差が、このスコアに現れたと言える。 ×
花巻東 6

健大高崎 4 初戦で打線爆発した敦賀気比と、接戦を勝ち抜いた健大高崎の対戦。健大高崎としてはエース・石垣の回復具合は心配だが、敦賀気比の投手力は明徳義塾の池崎には及ばないので、点の取り合いに持ち込むことも可能であると予想する。 敦賀気比先発の管田を攻め立てて序盤は健大高崎ペースも、五十子が好救援を見せて後半は敦賀気比ペース。しかし9回2死から救援した石垣が球場の雰囲気をも大きく引き寄せ、逃げ切った。
敦賀気比 3

横浜 8 沖縄尚学の好左腕・末吉と横浜打線の対決が見もの。末吉は変化球の制球に苦しむ場面もあり、横浜打線ならスキを逃さないと予想する。沖縄尚学としては横浜がエース・奥村につなぐまでに3〜4点ほど取ることができれば打ち勝つことも可能だ。 両投手陣がそれほど悪かったようには見えないが、記録に残らない守備の乱れもあり、激しい打撃戦となった。直接的には、チャンスでもう一押しできなかったのが沖縄尚学の敗因だろうか。
沖縄尚学 7

西日本短大付 11 1回戦では両チームとも打線がまずまず機能したが、投手陣の出来において西日本短大付が上回った。投手陣の調子が1回戦と同じであれば西日本短大付打線が打ち崩すと予想するが、山梨学院の継投が機能すれば接戦に持ち込むことができるだろう。 山梨学院は昨年センバツを経験した左腕・津島の不調が計算外で、序盤で差を広げられてしまった。打線はよく打っただけに、先発投手が試合を作っていれば全く違った展開になったかもしれない。
山梨学院 5

東洋大姫路 2 エース・阪下の登板が見通せない東洋大姫路だが、1回戦で好投した木下に加えて末永も控える。初戦の内容を比較して東洋大姫路の勝利を予想する。広島商は1回戦ほどチャンスを作れないことが想定されるので、一打で決める集中力が必要だろう。 広島商が東洋大姫路の守りの乱れを突き、2回表に一挙6得点と集中打を見せた。阪下の登板を回避した東洋大姫路としては思い切った継投もできず、重たいビハインドになってしまった。 ×
広島商 6

智弁和歌山 9 初戦ではのびのびと攻撃したエナジックスポーツの機動力がカギになりそうな試合。智弁和歌山は投手力が高く、ひとつの走塁ミスが大きく響くことにもなりかねない。1〜2点差の接戦を智弁和歌山が制するのではないかと予想している。 智弁和歌山が守りのミスにも付け込んで序盤で大量点を奪い、エナジックのノーサイン野球の脅威を軽減した。むしろエナジック投手陣のほうが、智弁和歌山のランナーを気にしすぎていたか。
エナジック 4

聖光学院 7 この試合も早稲田実のエース左腕・中村の調子が試合を左右しそうだ。1回戦では中村に球威はあったものの、逆球や制球が定まらない場面もあった。聖光学院打線がそのスキを突くことができると予想するが、早稲田実打線が打撃戦に持ち込めるか。 早稲田実が守りのミスにも付け込んで先制するが、不安定な中村が聖光学院打線に打ち込まれて逆転に成功。聖光学院はその後の早稲田実の細かい継投にもしっかりと対応して快勝した。
早稲田実 4

東海大札幌 2 1回戦でワンチャンスを生かして守り切った浦和実と、打ち勝った東海大札幌。どちらかと言えば投手戦を予想しているが、東海大札幌打線が変則左腕の石戸をどの程度捉えられるか。ロースコアになれば、浦和実のほうに分がありそうだ。 東海大札幌の投手陣・守備陣の不調がこの試合でも改善されておらず、浦和実が優位に試合を進めた。浦和実は1回戦に比べて打線がよく振れており、予想以上に点差が開いてしまった。 ×
浦和実 8
回戦 試合スコア 管理人予想 予想結果と試合解説 結果
準々決勝 健大高崎 9 両チームとも打力があるが、打撃戦よりは投手戦を予想する。長いイニングの投球可否については不透明とはいえ、健大高崎はエース・石垣の登板にめどが立ったのは大きい。先発が予想される下重としては、さらに投げやすくなったと言える。花巻東としては先制されるとかなり苦しくなるので、ここまでの2試合のように早いイニングで複数の先制点が欲しい。 健大高崎は下重、花巻東は金野の温存を試みる試合となったが、健大高崎先発の山田がバックの好守にも助けられて乗っていったのに対し、花巻東投手陣は初回から健大高崎の強打に呑み込まれてしまった。健大高崎の層の厚さをまざまざと見せつけられた試合。
花巻東 1

横浜 5 戦力的に有利と思われる横浜にも不安要素はある。2回戦では、主戦の織田・奥村が打ち込まれたが、山脇らがそれを補って勝ち上がった。好調の西日本短大付打線が、横浜の投手の不調を突いて先制すればそのまま逃げ切ることも十分可能だ。横浜打線はこの試合でもある程度得点することが予想されるので、どのような投手起用をするかがポイントになりそうだ。 西日本短大付としては予定通りの継投だと思うが、先発した山口が3回無失点と好投して、しかも横浜打線が打ちにくそうにしていただけに、3回までで山口が交代して試合の流れが一気に変わってしまった。逆に横浜は織田から奥村頼への継投がキッチリ決まった。
西日本短大付 1

智弁和歌山 7 打線好調の智弁和歌山の勢いを買いたい。一方で広島商も打線は悪くなく、2回戦の智弁和歌山投手陣の出来にはやや不安も残ったので、打撃戦も考えられる。2回戦では4回までで降板したとはいえ、智弁和歌山投手陣の柱は渡辺なので、広島商打線の渡辺対策がポイントになる。広島商はある程度の失点が予想されるので、打線が封じられると苦しい展開になりそう。 智弁和歌山は渡辺らの投手陣が本来の実力を発揮し、広島商打線は直球に差し込まれてほとんど自分たちの打撃ができなかった。逆に智弁和歌山打線は、広島商先発の大宗が落ち着く前に、相手守備陣の乱れにも付け込んで一気に加点して序盤で試合を決めた。
広島商 0

聖光学院 4 両チーム連戦だが、聖光学院は管野の先発か? 浦和実は、先発にせよ救援にせよ石戸の登板が予想されるが、2回戦では制球を乱すシーンが多いことが気になった。聖光学院打線が高めの釣り球を見送ることができればチャンスが広がるだろう。浦和実としては打線が調子を上げていることが心強く、点の取り合いで競り勝つという可能性も十分に考えられる。 好調の浦和実打線が好球必打で、的確に甘い球を捉えてチャンスを作り続けた。延長タイブレークでは送りバントが内野安打になり、流れをも一気に引き寄せて攻め勝った。聖光学院は投手陣の不調もさることながら、3ラン本塁打以外は全体的に振れていなかった。 ×
浦和実 12
回戦 試合スコア 管理人予想 予想結果と試合解説 結果
準決勝 健大高崎 1 秋の関東大会決勝では延長タイブレークの末、横浜が勝っているが、実力差はほとんどない。健大高崎は準々決勝で登板せずに温存した下重の先発が予想され、下重の調子が悪くなければ、今度は健大高崎が競り勝てると予想する。準々決勝の横浜は奥村頼の投球内容が完璧だったが、先発した織田には依然として付け入るスキもある。好調の健大高崎打線が奥村頼につなぐまでの継投を崩すことができると予想している。 織田はやや制球に苦しんだとはいえ、臆せず内角を突き続け、好調な健大高崎打線の勢いを止めた。横浜打線は好調を維持し、先発下重を攻略し、4回途中から救援した石垣の速球も打ち砕いた。健大高崎もある程度織田・奥村頼を捉えることができていただけに、序盤のチャンスを生かせていればどうなっていたか。 ×
横浜 5

智弁和歌山 5 戦力的に智弁和歌山に分があるが、浦和実も打線が当たっており、さらにエース・石戸もほとんど捉えられておらず、勝機は十分にある。とはいえ、浦和実はロースコアでの勝利は望みがたく、2回戦と準々決勝で連投した渡辺の疲労を突いて序盤から加点する展開が望ましい。浦和実がこの試合も駒木根・石戸の継投だとすれば、智弁和歌山としては駒木根が投げているうちに2〜3点のリードを保てばそのまま押し切れそうだ。 浦和実は石戸が先発するが、序盤は球が高めに浮くなど制球が定まらず、さらに守りのミスも出て一挙5失点。その後は立ち直って制球力にも改善が見られたが、序盤の失点が重すぎた。智弁和歌山は渡辺から宮口へ万全の継投で、浦和実打線は7安打を放ったとはいえ、全体的に速球に押されていた。
浦和実 0
決勝 横浜 11 両チームとも投手・打撃ともに好調で、実力差はほとんどない。注目は4試合連続で初回に先制点を挙げている智弁和歌山。とりわけ好調の1番藤田を止めることができれば、同じく好調の中軸の脅威も半減すると言える。打撃のチームではない智弁和歌山だが、このセンバツでは先制点が勢いを生んでいる点を否定できず、初回の攻防が最初の注目ポイント。横浜は先発が予想される織田が、準決勝と同じように相手打者の内角を強気に突くことができるかもポイントになりそうだ。横浜打線は速球を攻略できれば勝機が広がる。 智弁和歌山は初回の攻撃が三者凡退で終了し、勢いが削がれた。守りのミスが失点につながり、継投が後手に回った。一方の横浜は相手のミスに付け込み、送りバント失敗の後にタイムリーが出て、先手先手の継投が決まった。采配の差だと言えなくもないが、それ以上に横浜の選手層の厚さ、総合力の高さをまざまざと見せつけられた試合と書いたほうが適切だろう。
智弁和歌山 4


 

大会を終えた感想

 22/31で、的中率は.710。歴代ワースト3位だった昨春から持ち直し、2年ぶりに的中率を7割台に乗せることができた。

 いわゆる低反発バット採用から2年目。本塁打数は前年から倍増して6本となり、総得点は200点から285点に激増した。285点は、最近20年では3番目の多さである。本塁打数こそ以前に比べて低い水準だが、外野を破る力強い打球が明らかに昨年より増えており、早くも新しいバットに慣れてきたことが見て取れる。

 優勝したのは横浜(神奈川)。センバツは19年ぶり4回目で、夏を含めると6回目の甲子園優勝だ。神奈川県勢としてはセンバツ8回目、夏を合わせると16回目の優勝で、いずれも大阪・愛知に次ぐ3位の回数を誇っている。

 昨年の健大高崎に続き、史上5校目となる全試合継投での優勝。戦術の変化はもちろんだが、5人の投手が登板するなど選手層の厚さが光った。チーム打率は.319で「こんなに低かったか?」と思うほど攻撃力は高水準だったし、11盗塁を絡めて機動力でも揺さぶった。神宮大会に続く優勝で公式戦の連勝を20に伸ばし、いよいよ「横浜時代の再来か?」と予感させるには十分な大会だったように思う。



 

管理人が選ぶ印象に残った試合

順不同で、春は5試合ピックアップします。あくまで「印象に残った試合」なので、接戦の好ゲームとは限らず、大差ゲームであることもあります。5試合に絞ってはいますが、もちろんほかにも良いゲームはたくさんあります。

  • 1回戦 聖光学院4−3常葉大菊川(延長12回タイブレーク)
  • 9回まで両校無得点の素晴らしい投手戦。10回表に常葉大菊川が2点を挙げ、その裏2死満塁となったところで痛恨のボーク。聖光学院が同点に追いつき、11回も同点に追いつき、そして12回でサヨナラ勝ち。

  • 1回戦 東海大札幌7−6日本航空石川
  • 8回裏に日本航空石川が1点を勝ち越し、9回表も2死1塁。追い詰められた東海大札幌が四球でつなぎ、連続タイムリーで逆転。その裏先頭打者がストレートの四球で出塁するも、併殺打で再逆転はならなかった。

  • 2回戦 横浜8−7沖縄尚学
  • 横浜5点リードの3回裏、2死2塁でセンターフライの目測を誤ってタイムリー三塁打となると、この回沖縄尚学がさらに3点を追加して5−4。激しい打撃戦に引きずり込んだが、横浜が5人(のべ6人)の継投で逃げ切り。

  • 準々決勝 浦和実12−4聖光学院(延長10回タイブレーク)
  • 聖光学院は6回裏に5番細谷の3ラン本塁打で同点、延長へ。タイブレーク10回表に浦和実は先頭打者の犠打が内野安打となり無死満塁。この回7安打を浴びせて8点を奪った浦和実は、変則左腕石戸が試合を締めた。

  • 決勝 横浜11−4智弁和歌山
  • 中盤まで投手戦だったが、6回裏に横浜がミスにも付け込んで7安打を集中して一挙6得点と試合を決めた。横浜は打者の途中で投手を交代して1球で降板するなど、贅沢な継投で選手層の厚さを見せつけた。