出場校評価 ベスト8予想 各試合予想 大会を終えた感想 管理人が選ぶ印象に残った試合
都道府県 | 高校名 | 出場回数 | 日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 中 日 | 管理人 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北北海道 | 帯広農 | 39年ぶり2回目 | C | C | C | B | C | C |
南北海道 | 北海 | 4年ぶり39回目 | B | B | B | A | B | B |
青森 | 弘前学院聖愛 | 8年ぶり2回目 | B | C | B | B | C | B |
岩手 | 盛岡大付 | 4年ぶり11回目 | B | B | B | B | B | B |
秋田 | 明桜 | 4年ぶり10回目 | B | B | B | A | B | B |
山形 | 日大山形 | 4年ぶり18回目 | C | C | B | B | C | B |
宮城 | 東北学院 | 初出場 | B | C | C | C | C | C |
福島 | 日大東北 | 18年ぶり8回目 | C | C | C | C | C | C |
茨城 | 鹿島学園 | 初出場 | B | C | B | B | C | B |
栃木 | 作新学院 | 10大会連続16回目 | B | C | B | B | B | B |
群馬 | 前橋育英 | 5大会連続6回目 | B | B | B | A | B | B |
埼玉 | 浦和学院 | 3年ぶり14回目 | A | B | B | B | B | A |
千葉 | 専大松戸 | 6年ぶり2回目 | B | A | B | A | B | B |
東東京 | 二松学舎大付 | 3年ぶり4回目 | B | A | B | B | B | B |
西東京 | 東海大菅生 | 4年ぶり4回目 | A | A | A | B | A | A |
神奈川 | 横浜 | 3年ぶり19回目 | B | A | B | A | A | B |
新潟 | 日本文理 | 2大会連続11回目 | C | C | B | B | C | C |
長野 | 松商学園 | 4年ぶり37回目 | B | C | B | B | B | B |
山梨 | 日本航空 | 13年ぶり6回目 | B | B | B | C | C | B |
静岡 | 静岡 | 2大会連続26回目 | B | B | B | B | B | B |
愛知 | 愛工大名電 | 3年ぶり13回目 | A | A | A | A | A | A |
岐阜 | 県岐阜商 | 9年ぶり29回目 | A | B | B | B | B | B |
三重 | 三重 | 7年ぶり13回目 | B | C | B | B | C | C |
富山 | 高岡商 | 4大会連続21回目 | B | C | B | B | C | C |
石川 | 小松大谷 | 36年ぶり2回目 | C | C | C | B | C | B |
福井 | 敦賀気比 | 3大会連続10回目 | B | B | B | B | B | B |
都道府県 | 高校名 | 出場回数 | 日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 中日 | 管理人 |
滋賀 | 近江 | 3大会連続15回目 | B | B | B | B | B | B |
京都 | 京都国際 | 初出場 | B | B | B | B | B | B |
大阪 | 大阪桐蔭 | 3年ぶり11回目 | A | A | A | A | A | A |
兵庫 | 神戸国際大付 | 4年ぶり3回目 | B | B | B | B | B | B |
奈良 | 智弁学園 | 2大会連続20回目 | A | A | A | A | A | A |
和歌山 | 智弁和歌山 | 4大会連続25回目 | A | B | A | A | A | A |
岡山 | 倉敷商 | 9年ぶり11回目 | B | C | B | B | C | B |
広島 | 広島新庄 | 5年ぶり3回目 | B | B | B | B | B | B |
鳥取 | 米子東 | 2大会連続15回目 | C | C | C | C | C | C |
島根 | 石見智翠館 | 2大会連続11回目 | C | C | B | B | B | C |
山口 | 高川学園 | 5年ぶり2回目 | C | C | B | C | C | B |
香川 | 高松商 | 2大会連続21回目 | B | C | B | B | C | B |
徳島 | 阿南光 | 25年ぶり2回目 | C | C | C | B | C | C |
愛媛 | 新田 | 初出場 | C | C | C | C | C | C |
高知 | 明徳義塾 | 2大会連続21回目 | B | B | A | A | A | B |
福岡 | 西日本短大付 | 11年ぶり6回目 | B | B | B | B | B | B |
佐賀 | 東明館 | 初出場 | C | C | C | C | C | C |
長崎 | 長崎商 | 5年ぶり8回目 | B | C | B | B | C | C |
熊本 | 熊本工 | 2大会連続22回目 | C | B | B | B | B | B |
大分 | 明豊 | 4年ぶり7回目 | A | A | A | A | A | A |
宮崎 | 宮崎商 | 13年ぶり5回目 | B | C | B | B | B | B |
鹿児島 | 樟南 | 5年ぶり20回目 | B | B | B | B | C | B |
沖縄 | 沖縄尚学 | 2大会連続9回目 | B | B | B | B | C | B |
日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 中日 | 管理人 | |||
A | 8 | 8 | 7 | 11 | 8 | 7 | ||
B | 29 | 19 | 34 | 31 | 20 | 30 | ||
C | 12 | 22 | 8 | 7 | 21 | 12 |
ブロック | 高校 | 予想 | 結果 |
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A | 西日本短大付−二松学舎大付 京都国際−前橋育英 |
実力差が小さく、4校平等に勝ち進むチャンスがあると言える。好投手・秋山を擁し投打にまとまる二松学舎大付が僅差でリードするも、前橋育英やセンバツ出場の京都国際らも差はほとんどない。 | 京都国際 (3) |
B | 智弁和歌山−宮崎商 作新学院−高松商 |
4番徳丸をはじめ注目選手が揃っており、打撃力の高い智弁和歌山がこのブロックの最有力候補だ。10大会連続夏の甲子園出場の作新学院は堅守を誇り、今年も好チームを作り上げてきている。 | 智弁和歌山 (1) |
C | 樟南−三重 日本文理−敦賀気比 |
春夏連続出場の敦賀気比は、センバツでベンチ外の吉崎が県大会で主戦級の働きを見せ、投手陣の層が厚くなっている。伝統校の樟南は自慢の堅守と好投手・西田で8強進出をうかがう。 | 敦賀気比 (1) |
D | 弘前学院聖愛−石見智翠館 浦和学院 日大山形−米子東 |
49番目に登場する浦和学院が戦力的には最有力候補だが、1試合こなした相手との対戦には難しさもある。森監督のラストイヤーは追い風になるか。日大山形と弘前学院聖愛はどちらも守備力が高く投打にまとまる。 | 石見智翠館 (−) |
E | 新田−静岡 東明館−日本航空 智弁学園−倉敷商 広島新庄−横浜 |
センバツ8強の智弁学園は高い攻撃力を武器に上位進出を狙う。横浜はかつてのタレント集団ではなく、全員野球のスタイルだ。春夏連続出場の広島新庄や伝統校の静岡ら、伏兵が多いブロックである。 | 智弁学園 (1) |
F | 高岡商−松商学園 東北学院−愛工大名電 明桜−帯広農 県岐阜商−明徳義塾 |
戦力的には愛工大名電だが、夏に弱いというジンクス? もあり戦いぶりに注目したい。注目選手が多い県岐阜商も充実著しい。最速157キロ右腕・風間を擁する明桜や伝統校の明徳義塾らも虎視眈々と8強を狙う。 | 明徳義塾 (4) |
G | 神戸国際大付−北海 小松大谷−高川学園 長崎商−熊本工 専大松戸−明豊 |
センバツ準優勝の明豊が本命だが、初戦の専大松戸は難敵で、初戦敗退でも不思議ではない。センバツ開幕戦でも対戦した神戸国際大付と北海は互角の実力で、春のような熱戦に期待できそうだ。 | 神戸国際大付 (3) |
H | 阿南光−沖縄尚学 鹿島学園−盛岡大付 大阪桐蔭−東海大菅生 近江−日大東北 |
タレント集団大阪桐蔭が本命だが、こちらも初戦の東海大菅生は手ごわく、センバツに続いての初戦敗退もあり得る。強力打線の盛岡大付や投手陣の復調が際立つ沖縄尚学がこれに続く。 | 近江 (−) |
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
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1回戦 | 日大山形 | 4 | 打力のある日大山形に対し、舩木佑をはじめとする米子東投手陣がどう立ち向かうかがこの試合の見どころ。序盤で2〜3点を失うとそのままズルズルいく危険性もあるが、走者を出しながらも失点を許さない米子東の土俵に持ち込めば面白くなる。 | 米子東は1回表2死満塁のチャンスを逃し、逆に日大山形は1・3回裏のチャンスを生かして波に乗った。9回表も4連打で反撃を見せるが、日大山形を上回る12安打を放ちながら11残塁が響いた。 | ○ |
米子東 | 1 | ||||
静岡 | 2 | 両チームとも派手さはなく、堅実な野球が武器だが、投手力・守備力において静岡が上回りそうだ。ただし新田としては県大会終盤にかけて本来の打力が発揮されつつあり、新田が勝つとすれば守り勝つというよりは打ち勝つ展開が想定される。 | 新田の打線が活発だったのは想定内と言えるが、静岡は新田打線の圧力に負けてか8四死球を与えてしまい、この点が勝敗を分けた。新田のエース・向井は同点に追いつかれてもスイスイと投げ切った。 | × | |
新田 | 4 | ||||
日本航空 | 4 | 打撃力の差で日本航空がやや有利。県大会での打率こそ2割台だが、日本航空は打力があり、東明館のエース・今村との対決は見もの。全試合継投で県大会を勝ち上がった日本航空だけに、東明館としては「後手の継投」を余儀なくさせたいところ。 | 東名館は再三得点圏に走者を進めるが、背番号1に昇格したヴァデルナの、走者を置いてからの投球が素晴らしかった。重盗や犠打を生かした日本航空の多彩な攻撃が東名館を上回った試合。 | ○ | |
東明館 | 0 | ||||
智弁学園 | 10 | 打力のある智弁学園に対し、倉敷商としてはある程度の失点を覚悟する必要がある。倉敷商は県大会準々決勝以降は接戦を競り勝ってきている。点を取られても食らいつく粘りが身上であり、倉敷商打線を沈黙させることができるかがポイントになる。 | 早めの継投で失点を食い止めようとした倉敷商だが、智弁学園は永野の変化球に的を絞って打ち崩し、優位に試合を進めた。連打攻勢の合間のスクイズも効いた。西村はさすがのピッチング。 | ○ | |
倉敷商 | 3 | ||||
横浜 | 3 | 県大会を圧倒的な打力で勝ち上がった横浜だが、広島新庄の西井・花田から大量点は望みにくい。一方で横浜は全試合で継投したが、裏を返せば投手陣に決め手がない。戦力的には横浜が有利だが、継投の綻びを突けば広島新庄にも勝機が十分にある。 | 広島新庄の3投手が横浜打線を抑え込んでいたが、最後は変化球の不調を見抜かれ直球に絞って逆転サヨナラ3ランにつながった。広島新庄としては、9回表のチャンスでもう1点欲しかった。 | ○ | |
広島新庄 | 2 | ||||
松商学園 | 17 | 総合力に大差がなく、県大会で打撃好調だったチーム同士の一戦。県大会で6投手が登板したとはいえ、エース・川渕が大黒柱の高岡商。この川渕の調子が勝敗を分けそうだ。川渕が好調であれば、高岡商が序盤からリードを広げる展開もあり得る。 | 松商学園が積極的な攻撃で川渕を2回途中で降板させて試合を優位に進めた。盗塁死やけん制死などもあったが、最後まで攻めの姿勢を貫いた松商学園の攻撃が見事だったと言える。 | ○ | |
高岡商 | 4 | ||||
愛工大名電 | 3 | 総合力で愛工大名電が上回る。東北学院はエースで4番の伊東が注目の好選手。しかし愛工大名電の攻撃力なら、最低でも4〜5点程度は奪えると見る。東北学院が勝つとすれば6〜7点は必要になるが、愛工大名電にも好投手が揃っている。 | 伊東は序盤から飛ばして愛工大名電に先制点を許さず、逆に先発田村の乱調に付け込み東北学院が先制。東北学院は人数などに制限がある中、応援団もナインに力を与えたように見えた。 | × | |
東北学院 | 5 | ||||
明桜 | 4 | 明桜のエース・風間の調子次第。好投手ではあるが制球を乱すこともあり、打力も選球眼もある帯広農が付け入ることは十分可能だ。昨年の甲子園交流試合にも出場した帯広農だが、投手力では昨年より劣り、投手陣の踏ん張りにも注目したい。 | 降雨ノーゲームに加え雨天順延が2回、しかも球場に来てから中止が決まり調整が難しい部分もあった中、両校無失策。風間は変化球が不調の中、抜いた直球をうまく生かして完投した。 | ○ | |
帯広農 | 2 | ||||
県岐阜商 | 2 | プロ注目投手が並ぶ県岐阜商に対し、明徳義塾がどう立ち向かうかが楽しみ。センバツでは1安打完封負けの明徳義塾だが、夏の県大会では屈指の好投手・森木を攻略している。県岐阜商の投手陣が踏ん張ると予想しているが、予断を許さない試合。 | 県岐阜商は2回表に満塁でスクイズ失敗、6回表に先制するがその後無死3塁のチャンスで無得点、さらに記録に残らないミスが絡んで2失点と、明徳義塾を助けたという印象の試合だった。 | × | |
明徳義塾 | 3 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
1回戦 | 神戸国際大付 | 2 | センバツ開幕戦と同一カード。その時は神戸国際大付が延長戦を制している。北海の好投手・木村はやや状態に不安があり、神戸国際大付は春よりも投手陣の状態が上がっているため、神戸国際大付としては春よりも条件が良いと言えるだろう。 | センバツの再現のような、投手戦の好ゲーム。北海の木村は3回以降配球を変えて立ち直ったが、神戸国際大付の投手陣にスキが少なく、万全の継投で北海打線をかわして逃げ切った。 | ○ |
北海 | 1 | ||||
小松大谷 | 6 | 高川学園が県大会と同じ野球ができるかがポイント。機動力が持ち味だが、小松大谷の東出は強肩で注目の好捕手。左腕・河野は県大会を1人で投げ抜いたが、小松大谷の多彩な攻撃がそれを許すかどうか。小松大谷の攻撃力が発揮されると予想している。 | 史上最遅となる21時40分の試合終了。小松大谷の攻撃力が発揮され2度の盗塁刺も光ったが、投手陣がことごとく不調で苦しい継投になった。逆に河野はカーブを生かして後半は立ち直った。 | × | |
高川学園 | 7 | ||||
熊本工 | 4 | 守り勝つ野球のチーム同士の対戦だが、攻撃力で熊本工がやや上回る。熊本工といえば堅守が伝統だが、2019年の田島監督就任後は攻撃にも磨きがかかっている。長崎商としては継投で目先を変えて接戦に持ち込み、終盤に勝ち越すような展開にしたい。 | 押せ押せの流れだった熊本工だが、スクイズ失敗で流れを手放すと、以後は4併殺で二度と流れに乗ることができなかった。先発吉永を引っ張りすぎた采配も大いに疑問を感じる。 | × | |
長崎商 | 8 | ||||
明豊 | 0 | 好カード。センバツ準優勝の明豊は、不安定だった投手陣の安定度が増しており死角がない。一方の専大松戸もセンバツ初戦敗退からの強化が著しい。接戦を明豊が制すると予想するが、投手戦になっても打撃戦になっても不思議ではない。 | 専大松戸は打つだけでなく、重盗など幅広い攻撃で明豊の4投手を攻略した。それは予想の範囲内だが、深沢の素晴らしい好投で明豊打線が完全に沈黙したのが予想外だった。 | × | |
専大松戸 | 6 | ||||
沖縄尚学 | 8 | 戦力的には沖縄尚学が優位に立つ。沖縄尚学は當山・後間が夏に復調し、投手層が厚い。一方の阿南光は左腕・森山が県大会を1人で投げ抜いた。春の経験値もあり、大崩れしにくい。投手戦を予想するが、阿南光にもかなり勝機はありそうだ。 | 沖縄尚学打線に圧力があり、森山は中盤まではなんとか踏ん張っていたが、球数が増えた終盤に沖縄尚学打線に攻略された。沖縄尚学の攻撃力は予想以上の素晴らしさだった。 | ○ | |
阿南光 | 0 | ||||
盛岡大付 | 7 | 鹿島学園の絶対的エース・薮野が盛岡大付の強力打線にどこまで通用するかがポイント。盛岡大付の投手力は高くはないので鹿島学園もある程度得点できると思うが、盛岡大付がそれ以上に得点を奪って打ち勝つと予想している。薮野の調子が勝敗を分けそうだ。 | 薮野はスライダー・カットボールを生かしてよく投げたが、ストレートを打たれてしまった。盛岡大付の特に右打者は変化球に苦しんでいただけに、鹿島学園としては惜しまれる展開となった。 | ○ | |
鹿島学園 | 0 | ||||
大阪桐蔭 | 7 | 好カード。東海大菅生はエース・本田がまだ本調子ではないが、大阪桐蔭も松浦らの投手陣の状態は万全ではない。継投の人選・タイミングが勝敗を分けると予想する。大阪桐蔭としては、センバツのような拙い継投策では春夏連続初戦敗退もあり得る相手だ。 | 8回表、東海大菅生攻撃中に降雨コールドで試合成立。大阪桐蔭が長打攻勢で常にリードしていたものの、東海大菅生の反撃ムードが膨らんだ矢先で、残念なコールドとなってしまった。 | ○ | |
東海大菅生 | 4 | ||||
2回戦 | 京都国際 | 1 | 京都国際の森下、前橋育英の外丸による投手戦を予想する。センバツで1勝している京都国際だが、とりわけ森下の成長ぶりは目を見張る。森下の好投で京都国際が接戦を制すると予想するが、両校とも打力があるので投手の調子次第では思わぬ展開もあり得る。 | 試合順序変更。期待以上の投手戦は、わずかな失投による本塁打で決着がついた。森下はスライダー・カットボールを生かし、前橋育英は最後まで攻略の糸口がつかめなかった。 | ○ |
前橋育英 | 0 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
2回戦 | 作新学院 | 7 | 作新学院は県大会無安打の背番号3・小口と、登板2イニングのみの背番号1・井上が調子を上げれば、万全の布陣になる。それがなくても、作新学院がやや有利と見ている。なお作新学院は登録メンバーのコロナ陽性が判明しており、状況は変化する可能性がある。 | 試合順序変更。互角の打撃戦だったが、中盤まで毎回高松商の先頭打者出塁を許し、作新学院は焦りからバント処理のミスが出た。逆に高松商は勝負所でしっかり併殺を取り波に乗った。 | × |
高松商 | 10 | ||||
1回戦 | 近江 | 8 | 近江がやや有利。県大会を圧倒的な力で勝ち抜いた近江だが、日大東北は守備力があり大崩れしにくく、大差にするのは難しい。中盤あたりまで競った展開になると予想するが、近江は好投手である山田以外を先発させた場合は紛れもあるかもしれない。 | 試合順序変更。ノーゲームになった試合は5回裏途中1−0だったが、この再試合は日大東北のエースで4番・吉田が打球を足に受け初回打者1人で降板という緊急事態となり、差が開いてしまった。 | ○ |
日大東北 | 2 | ||||
2回戦 | 二松学舎大付 | 2 | 二松学舎大付の秋山、西日本短大付の大嶋、両エースの投げ合いが楽しめそうな試合。二松学舎大付の予選の打率は.320と平凡だが、数字以上の打力がある。投手の調子次第ではあるが、中盤から終盤にかけて二松学舎大付が大嶋を攻略すると予想する。 | 試合順序変更。5回表まで両チームノーヒット。6回裏に西日本短大付のわずかな綻びを突いて二松学舎大付が2点を奪ってそのまま逃げ切ったが、期待以上の投手戦という感想である。 | ○ |
西日本短大付 | 0 | ||||
智弁和歌山 | ○ | 打力のある智弁和歌山だが、宮崎商のエース・日高の攻略は簡単ではない。日高を打ちあぐね、その隙に宮崎商が加点する展開も十分あり得るだろう。それでも総合力では智弁和歌山に分がある。先制点はもちろんだが、追加点を奪えるかどうかが重要となる。 | 宮崎商のベンチ入りメンバーら13人がPCR検査で陽性となり出場辞退、智弁和歌山の不戦勝となりました。予想的中とはみなさず引き分け扱いとします。残念な結果になってしまいました。 | △ | |
宮崎商 | |||||
樟南 | 0 | 三重は県大会初戦で65得点を挙げた影響で打撃成績が水膨れしているが、決して強打のチームではない。樟南のエース・西田が本来の力を出せば抑えられると予想する。投手陣に決め手がない三重だが、継投策がはまれば勝機を見出すことができる。 | 三重の先発上山が内角直球を生かして丁寧に投げ、今夏公式戦で初めての完封勝利。樟南は7安打を放つが、スリーバント失敗や積極的な走塁が裏目に出るなど、最後まで打線がつながらなかった。 | × | |
三重 | 2 | ||||
敦賀気比 | 8 | 敦賀気比は投手陣の層が厚く、県大会が4試合しかなかったため出番の少なかった選手にも好素材がいる。誰が投げてもある程度計算が立ち、大崩れは考えにくい。日本文理はエース・田中が大黒柱だが、敦賀気比打線の力なら打てると見ている。 | 序盤で6点差がついたが、日本文理の反撃が素晴らしく好ゲームになった。敦賀気比としてはもっと大胆に継投しても良かったと思うが、後手後手の継投により際どい勝負になってしまったという印象。 | ○ | |
日本文理 | 6 | ||||
弘前学院聖愛 | 3 | 石見智翠館は好投手・山崎琢が故障から復帰して県大会では無失点。打力のある弘前学院聖愛との対決が見ものである。つながると止まらない弘前学院聖愛打線が、3点以上取るビッグイニングを作ると予想するが、それがなければ逆に石見智翠館のペースになる。 | 山崎琢が低めの変化球をうまく使ったのに対し、弘前学院聖愛の先発・葛西は追い込んでからの決め球の精度を欠く場面が見られた。石見智翠館は決勝弾の宮本ら、故障から復帰した選手が躍動した。 | × | |
石見智翠館 | 4 | ||||
浦和学院 | 3 | 雨天順延が重なり、浦和学院としては調整が難しかったかもしれない。開幕戦を制した日大山形は先発が予想される斎藤がどこまで持つかがカギ。1回戦では3者連続三振に打ち取った救援の滝口だが、長いイニングになると弱点が露呈しそうな感じがする。 | 試合間隔が空いた浦和学院は先制点がチームの安定にはつながらず、守りでは前半少しバタバタしてしまった。エース宮城に継投する前にしっかり逆転した日大山形の集中打が見事だったと言える。 | × | |
日大山形 | 4 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
2回戦 | 日本航空 | 5 | 投手戦が予想されるが、ヴァデルナ・向井両投手とも少し調子が悪ければ打ち崩すだけの打力がお互いにある。初戦では完投しているが、この試合では継投も視野に入れる必要がある。日本航空打線の長打を封じることができるかがポイントになりそうだ。 | 日本航空は逆らわない打撃で向井に集中打を浴びせて先行、しかし7回表にヴァデルナが腹部にライナーを受け、球が高めに浮いて失点したものの逃げ切った。ヴァデルナ続投の判断が奏功した。 | ○ |
新田 | 3 | ||||
智弁学園 | 5 | 10年前の大逆転劇が記憶に新しいカードだが、1回戦では横浜が劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めている。それでも打線は力を発揮できなかったが、智弁学園の西村・小畠両投手なら横浜打線を眠らせたままにしておけるのではないか、と予想している。 | 両チーム合計5失策ではあるが、随所に好守備が見られた好ゲームという感想である。西村が予想通り好投し、横浜には智弁学園の強打を抑える投手がおらず、それがこの点差につながった。 | ○ | |
横浜 | 0 | ||||
松商学園 | ○ | 初戦で17安打17得点の松商学園打線と、東北学院の好投手・伊東の対決が見ものだ。伊東は1回戦で終盤、球数のわりにやや疲れも見えた。松商学園の力ならどこかで打てそうだが、一方で打撃好調の東北学院が5点以上取っても不思議ではなく、打撃戦にもなり得る。 | 東北学院の選手1人がPCR検査で陽性となり出場辞退、松商学園の不戦勝となりました。予想的中とはみなさず引き分け扱いとします。残念な結果になってしまいました。 | △ | |
東北学院 | |||||
明徳義塾 | 8 | 明桜の好投手・風間は球速があるもののスキもあり、明徳義塾の馬淵監督としては攻略しがいのある投手かもしれない。ただし風間は1回戦で試合途中で修正も見せており、打力が高いわけではない明徳義塾打線をねじ伏せる投球ができれば試合を優位に進めることも可能だ。 | 風間に球数を投げさせてKOし、相手のミスを突いて突き放した明徳義塾。対する明桜は1死満塁でのスクイズ失敗併殺、無死1塁で強攻して併殺と、繰り出す作戦がことごとく失敗してしまった。 | ○ | |
明桜 | 2 | ||||
神戸国際大付 | 4 | 1回戦で11安打7得点の高川学園だが、この試合での大量点は難しく、先発が予想される河野がどれだけ失点を抑えられるかが全て。1回戦で好左腕木村を相手に6安打2得点に終わった神戸国際大付だが、同じ左腕の河野の球は打ちやすく感じるのではないだろうか。 | 両チームともチャンスが少ない引き締まった投手戦の様相となる。振り返ってみると、高川学園は1回表無死1、3塁で3番源の犠打で1塁走者しか進めず無得点に終わった拙攻が悔やまれる。 | ○ | |
高川学園 | 3 | ||||
専大松戸 | 2 | 専大松戸は1回戦で深沢が完封したが、岡本も遜色のない好投手。1回戦で13安打8得点の長崎商だが、この試合での打線爆発は期待薄だ。また専大松戸は機動力などを生かした攻撃力も高水準で、長崎商としては悪くても3失点以内に抑えないと勝利は難しい。 | 専大松戸は岡本が先発するが、明らかに長崎商打線が合っているのに続投させたのが完全に裏目。逆に長崎商はこの試合も投手交代がはまり、継投のタイミングが勝敗を分けた試合だった。 | × | |
長崎商 | 6 | ||||
沖縄尚学 | 0 | 初戦で完封した盛岡大付の渡辺だが、今度はある程度失点しそうだ。問題は沖縄尚学が盛岡大付の強力打線をいかに抑えるか。配球を誤ると一気に失点しそうだが、好調の沖縄尚学投手陣が盛岡大付打線を少ない点数に抑えるのではないかと予想する。 | 渡辺が8回2死までパーフェクトと、沖縄尚学打線を完璧に抑える素晴らしい投球。沖縄尚学先発の當山も粘り強く投げていたが、援護がなく精神的に余裕のない投球となってしまった。 | × | |
盛岡大付 | 4 | ||||
大阪桐蔭 | 4 | 変則日程のあおりで、大阪桐蔭の休養日が近江より3日多い。1回戦では大阪桐蔭の松浦も盤石の投球ではなかったが、間隔が空いてどこまで修正できているか注目したい。近江が勝つには、山田・岩佐の継投で長打攻勢を防ぐことが絶対条件となる。 | 大阪桐蔭が長打攻勢で4点を先制したが、その後は大振りが目につき打線がつながらず無得点。継投も遅れてしまった。近江は点差がある中でもスクイズ・犠打を絡めて着実に詰め寄った。 | × | |
近江 | 6 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
3回戦 | 二松学舎大付 | 4 | 二松学舎大付の秋山、京都国際の森下による投手戦、1〜2点差の接戦が想定される。よほど投手の調子が悪くなければ、チャンスは多くないだろう。両エースの力は甲乙つけがたいが、打撃力でわずかに二松学舎大付が上回ると見ている。 | 京都国際打線は秋山の甘い球を逃さず、3本塁打で逆転し、一度は追いつかれるも延長10回表に森下自らの三塁打で突き放した。森下は変化球を本塁打にされたが、この日も直球に威力があった。 | × |
京都国際 | 6 | ||||
智弁和歌山 | 5 | 2回戦から登場、それが不戦勝、そして雨天順延が続いた智弁和歌山はこれが初戦。実戦から遠ざかったことは懸念点だが、戦力的には上回っている。高松商としては、相手の試合勘が戻る前の序盤のうちに加点してリードしておきたい。 | 試合間隔が空いた智弁和歌山だが、自校グラウンドでしっかり練習を重ね、試合勘の欠如はさほど感じられなかった。9回裏には限界が見えたエース中西をスパッと交代させる采配も的中させた。 | ○ | |
高松商 | 3 | ||||
敦賀気比 | 6 | 三重は初戦で上山が期待以上の投球で完封。一方で敦賀気比は、頼みのエース本田が不調で打撃戦に巻き込まれた。本田の調子が戻らない限りはこの試合も打撃戦が予想される。本田が不調の場合の敦賀気比の継投策が重要で、三重はそこが狙い目でもある。 | 初戦で完封した上山だったが、敦賀気比が初回に集中打で5得点。上山が降板した2回以降は打線が沈黙しただけに、この5点は大きかった。本田はある程度調子を取り戻し大崩れしなかった。 | ○ | |
三重 | 3 | ||||
日大山形 | 4 | 両チームとも2回戦では1回表の2失点をひっくり返して勝ち上がってきた。両校とも火が付くと怖い打線だが、石見智翠館の好投手・山崎琢をどこかで日大山形打線が捉えると予想する。ただし石見智翠館も、日大山形の斎藤・滝口の継投を崩す力は持っている。 | 両チームの投手とも制球が定まらず塁上を賑わせたが、荒れ球を打ちにくそうにする場面も多々見られ、ピンチでの踏ん張りが光った試合。石見智翠館は下位打線の勝負強さが素晴らしかった。 | × | |
石見智翠館 | 5 | ||||
智弁学園 | 7 | 智弁学園の西村・小畠両投手が日本航空打線を抑え込むと予想する。日本航空はヴァデルナが2試合連続完投中だが、1人で智弁学園打線を抑えるのは難しそうだ。県大会で背番号1だった小沢を、勇気を持って登板させることで勝機を見出したい。 | ヴァデルナは切れのあるスライダーを武器に智弁学園打線を5回まで無失点に抑えていたが、球数が増えた6回以降に攻略されてしまった。智弁学園は先発した小畠に球威があり、ほぼ完璧に抑えた。 | ○ | |
日本航空 | 1 | ||||
明徳義塾 | 2 | 松商学園は1回戦から約2週間も間隔が空いている。先発が予想される明徳義塾の代木の調子は万全でなく、初戦17得点の松商学園が一気に攻略すれば試合を優位に進めることも可能だ。しかし代木・吉村の継投で松商学園打線をある程度抑えられると予想している。 | 松商学園は、1回戦から間が空きすぎて打線の勢いが止まったか? 代木は低めにボールを集め、内外角の揺さぶりも効果的なピッチング。1・2回戦の途中降板の悔しさを存分に晴らした。 | ○ | |
松商学園 | 0 | ||||
長崎商 | 5 | 神戸国際大付はどの投手が先発するか読みにくいが、打撃好調の長崎商が神戸国際大付も呑み込むと予想する。長崎商は城戸の先発が予想されるが、あまり打線が当たっていない神戸国際大付はここでなるべく多く得点したい。救援の田村は相当打ちにくそうだ。 | 長崎商は投手陣の制球が良くなく、打線も速球に押さえ込まれ、なかなか自分たちのペースに持ち込めなかった。9回裏1死満塁の好機を逃した神戸国際大付は、10回裏の再チャンスを見事生かした。 | × | |
神戸国際大付 | 6 | ||||
盛岡大付 | 4 | 盛岡大付の渡辺は2試合連続完封中だが、近江打線なら着実に加点することも可能と見る。当たっている盛岡大付打線が、近江の山田・岩佐からそれ以上に得点を奪えると予想するが、渡辺が序盤から失点した場合は盛岡大付にとってかなり厳しい試合になる。 | 盛岡大付は県大会登板のない井口が先発、さらに救援の渡辺はこの日は制球が甘く、近江打線に着実に加点された。盛岡大付は13安打を放つが、近江は勝負どころでの奪三振と堅守が光った。 | × | |
近江 | 7 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
準々決勝 | 京都国際 | 3 | お互いに3回戦から中1日のゲームとなるが、まだ投手陣の疲労はそれほど気にしなくて良い段階だろう。エース・森下が本来の投球をすることができれば、京都国際が有利と予想する。ただし敦賀気比打線も力はあるので、3回戦で延長10回142球を投げた森下の球威が落ちていれば打ち崩すことは可能だ。敦賀気比としては、できれば京都国際打線を3点以下に抑えたいところ。 | 敦賀気比は盗塁を2つ刺した捕手の長尾が、アクシデントで途中交代。その影響があったかどうかは不明だが、敦賀気比が先制点を奪った直後の8回裏に、好救援を見せていた2番手吉崎が突如乱れた。わずかなスキも見逃さない京都国際の姿勢が逆転勝ちにつながった。 | ○ |
敦賀気比 | 2 | ||||
智弁和歌山 | 9 | 智弁和歌山はエース中西以外の先発もあり得る。石見智翠館は継投が予想されるが、3回戦のように四死球連発だと今度は厳しそうだ。智弁和歌山打線を少ない失点に抑えるのはなかなか難しいので、石見智翠館は乱戦に持ち込みたい。ここまでの2試合であまり打順を動かしていない石見智翠館だが、下位打線の活躍があった3回戦の結果を受けて打順の変更があるか注目したい。 | 智弁和歌山は初戦の3回戦で投げていない3投手のリレーを見せたが、合計14奪三振で石見智翠館打線を完全にねじ伏せた印象。打力以上に投手力の差が出てしまった試合。智弁和歌山は点差が開いても雑にならず、着実に加点して差を広げていった。 | ○ | |
石見智翠館 | 1 | ||||
智弁学園 | 3 | 両チームとも連戦となり、3回戦では先発投手が完投している。連投を避けるとすれば、智弁学園は西村、明徳義塾は吉村の先発か? 明徳義塾が勝つにはロースコアのほうが望ましいが、当たっている智弁学園打線を3点以下に抑えるのはなかなか難しい。吉村は今夏公式戦で完投がないので継投のタイミングも計る必要があり、明徳義塾にとっては考えることが多い試合。 | 吉村は1巡目は直球で押して2巡目以降は変化球の割合を増やし、配球を工夫して智弁学園打線を抑え込んだ。9回裏に突如乱れて逆転サヨナラ負けを喫したが、明徳義塾としては9回表に1点を勝ち越し、なおも1死満塁の好機で併殺打に倒れたのが惜しまれる。 | ○ | |
明徳義塾 | 2 | ||||
近江 | 7 | 3回戦では両チームとも継投で勝ち上がっており投手陣の疲労の心配は少ないが、近江はエース岩佐、神戸国際大付は実質エースの阪上が打たれ冷や汗をかいている。投手の調子によって試合の展開はいくらでも変わりそうだが、打撃の調子は近江のほうが上と見る。近江の山田・岩佐はなかなか四死球で崩れないので、神戸国際大付は下位打線にもっと当たりが欲しい。 | 打撃好調の近江は甘い球をスタンドに運び、そうでない球は逆らわず軽打でつないで、2死からでも得点を奪う攻撃がこの試合でも素晴らしかった。打順を入れ替えた神戸国際大付は、9回2死走者なしからの代打攻勢で4点差を追いついたが、及ばなかった。 | ○ | |
神戸国際大付 | 6 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
準決勝 | 智弁和歌山 | 5 | 近畿勢がベスト4を独占したため、近畿対決が続く。両チームとも投手も打線も好調で楽しみな一戦だが、準々決勝で主戦の中西・伊藤を完全温存することに成功した智弁和歌山のほうが投手の疲労度において有利だろう。不戦勝を除いた試合数も近江のほうが2試合多い。近江は甲子園でのビッグイニングは少ないが、着実に加点する能力が非常に高い。仮に点差が空いても1点ずつもぎ取る攻撃に活路を見出したい。 | 準々決勝で打たれたエース岩佐の状態に不安を感じたか、近江は先発山田を引っ張るなど難しい継投を余儀なくされてしまう。智弁和歌山先発の中西は近江打線を抑え込んで加点を防ぎ、バックの堅守も光った。智弁和歌山のほうが犠打を多用して得点圏に走者を送り、着実に加点する展開となった。 | ○ |
近江 | 1 | ||||
智弁学園 | 3 | 両チームとも地力ももちろんあるが、準々決勝では終盤に試合をひっくり返して逆転勝ちしており、勢いにも乗っている。大会終盤、ようやく順延なく日程が消化できるようになり投手陣には疲労も見えつつあるが、順当にいけば打撃戦よりは投手戦が想定される。智弁学園としては、京都国際の先発投手を打ち崩してそのまま逃げ切るのが理想的。3回戦でも劇的な勝ち方をしている京都国際の接戦での粘りは非常に怖い。 | 序盤から優位に試合を進めながら得点が生まれなかった智弁学園。4回表もスクイズ失敗で嫌な流れになりかけたが、小畠自らの3ランで試合を決めた。その後も走者を出しながらもよく粘り、失点を許さなかった京都国際だが、結果的にはこの一発に泣いた。智弁学園先発の小畠はほとんどスキのない投球だった。 | ○ | |
京都国際 | 1 | ||||
決勝 | 智弁和歌山 | 9 | 系列校対決。先発投手は智弁学園が西村、智弁和歌山が伊藤か? 両チームとも投手も打撃も好調で、やはり投手陣の調子次第で試合展開は180度変わりそうではあるが、より打線の調子が良く投手陣に余力がありそうな智弁和歌山の勝利を予想する。ここまでの智弁学園はしっかりと厳しいコースに投げられるとさすがに打線がつながらなくなるが、ひとたび投手の調子が落ちると一気に畳みかけてくる傾向にある。智弁和歌山はすでに甲子園で5人の投手が登板しており、引っ張りすぎず細かくつないで勝利を引き寄せたい。 | 西村は初回に球が高めに浮いたところを智弁和歌山打線に打ち込まれ、救援の小畠は全6試合に登板している影響か、いつもほどの球威がなくこちらも打ち込まれてしまう。智弁和歌山は予想通り伊藤が先発し、早めのタイミングで前日完投したエース中西に継投したが、調子は悪くなく疲労は特に感じられなかった。やはり投手陣の余力と打線の調子が勝敗を分ける結果となった。 | ○ |
智弁学園 | 2 |
29/46で、試合ごとの的中率は.630(不戦勝はノーカウントとし、的中とはみなしません)。コロナ禍で予想が難しい大会だったが、準々決勝以降をすべて的中させてなんとか歴代ワースト5入りを免れた。
コロナ禍で2校が出場辞退するという誰も経験したことのない困難に直面したうえ、史上最多となる7度の雨天順延が困難に拍車をかけた。史上初めて近畿勢が4強を独占したが、近畿勢は自校の室内練習場を使える影響である点を明徳義塾の馬淵監督、智弁学園の小坂監督ら多くの方が指摘している。その影響は大いにあると思われるが、4強の4校にもともと地力があったのは間違いないだろう。
優勝したのは智弁和歌山(和歌山)。21年ぶり3回目の夏優勝で、春を含めると4回目の甲子園優勝である。和歌山県勢は8回目の夏優勝だが、これは愛知県に並び2位タイとなった。
前述の出場辞退校が出た影響で、4試合戦ったのみで優勝しているが、それだけを優勝の要因と考えるのは不適切だろう。高嶋監督時代の強打に加えて守備も整備され、5人の投手が登板した点は見逃せない。中谷監督が歴史に名を残す名将になる日も、そう遠くないかもしれない。
順不同で、夏は7試合ピックアップします。あくまで「印象に残った試合」なので、接戦の好ゲームとは限らず、大差ゲームであることもあります。7試合に絞ってはいますが、もちろんほかにも良いゲームはたくさんあります。
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1位 準々決勝 | 智弁学園 | 3−2 | 明徳義塾 | 31 |
2位 準々決勝 | 近江 | 7−6 | 神戸国際大付 | 23 |
3位 1回戦 | 横浜 | 3−2 | 広島新庄 | 20 |
4位 3回戦 | 神戸国際大付 | 6−5 | 長崎商 | 19 |
5位 1回戦 | 東北学院 | 5−3 | 愛工大名電 | 15 |
5位 2回戦 | 近江 | 6−4 | 大阪桐蔭 | 15 |
7位 1回戦 | 大阪桐蔭 | 7−4 | 東海大菅生 | 10 |
8位 決勝 | 智弁和歌山 | 9−2 | 智弁学園 | 6 |
9位 1回戦 | 日大山形 | 4−1 | 米子東 | 5 |
9位 2回戦 | 敦賀気比 | 8−6 | 日本文理 | 5 |