回戦 |
試合スコア |
管理人予想 |
予想結果と試合解説 |
結果 |
1回戦 |
市呉 |
2 |
市呉の右腕・沼田仁、市和歌山の左腕・岩本はともに秋はほとんどのイニングを投げている大黒柱で、この試合も投手戦が予想される。打撃力でやや上回る市呉が少し有利。岩本は走者を出してから崩れにくく、市呉が押しながら点を奪えないようだと、市和歌山のペースになる。 |
岩本の投球が素晴らしく、市呉打線を完全に抑え込んだ。市呉の終盤の粘りは見事で、9回に同点に追いついて延長戦に持ち込んだが、守りのミスがサヨナラ負けにつながったのが悔やまれる。 |
× |
市和歌山 |
3 |
|
高松商 |
8 |
左腕・香川と右腕・中塚が安定する高松商がやや有利。しかし春日部共栄も関東大会で横浜のプロ注目左腕・及川を打ち崩すなど、事前の好投手対策には定評がある。春日部共栄の対策に注目したい。高松商は打線も良く、ある程度点を取れると予想している。 |
春日部共栄は牽制死・盗塁死に犠打失敗で攻撃で流れをつかめず、守っては継投がなく流れを変える術がなかった。高松商のエース・香川は急速以上にキレがあり、テンポも良くスイスイ完投した。 |
○ |
春日部共栄 |
0 |
|
星稜 |
3 |
好カード。履正社はまず、エース・清水が左手の打撲により実戦経験をあまり積めなかったことが不安材料。初日からの登場はありがたくないだろう。星稜は好投手・奥川の調子が良ければ強打の履正社が相手でも3失点以下に抑えられると予想する。 |
奥川は最速151キロで最終回にも148キロを計測、のみならず130キロ台のフォークまで操り、被安打3で17奪三振の完封。まるでスキがなかった。清水は粘投を見せたが、これではどうしようもない。 |
○ |
履正社 |
0 |
|
習志野 |
8 |
秋は両チームとも継投が多かった。投手陣の安定度では習志野が勝るが、日章学園打線は破壊力を秘めており、どちらが相手の継投パターンを崩すか、先発投手を攻略するかがポイントになる。習志野の好投手・飯塚が先発・救援のどちらになるかも、注目したい点だ。 |
日章学園は地に足がつかないまま守りのミスを連発して大量失点してしまう。試合後半は良い野球をやっていただけに惜しまれる。習志野の余裕を持った継投とバックの好守備はさすがだった。 |
○ |
日章学園 |
2 |
|
横浜 |
5 |
横浜は最速153キロ左腕・及川の先発だろう。明豊としては攻略の対象を絞ることができるので、強力打線が火を吹くこともあり得る。秋の関東大会準々決勝で打ち崩された及川が一冬超えて投球パターンが広がっているか楽しみ。横浜打線が援護できるかも注目したい。 |
及川としては四球で走者を溜めてタイムリーで返される最悪の展開だが、明豊の事前研究が見事で打線が火を吹いた。チャンスで着実に加点した明豊に対し、横浜は最少得点にとどまった。 |
× |
明豊 |
13 |
回戦 |
試合スコア |
管理人予想 |
予想結果と試合解説 |
結果 |
1回戦 |
札幌大谷 |
4 |
総合力で札幌大谷が上回る。選手層が薄く打てる選手が限られる米子東としては、絶対的エースの森下の投球がすべてだ。札幌大谷は本格派右腕・西原と変則右腕・太田がともに安定していて打力もあり、不安点は守備くらい。守りのミスから失点を重ねる展開は避けたい。 |
森下はよく粘って最少失点に食い止めたが、太田が外野へのヒットわずか1本に抑える好投を見せ、米子東を寄せ付けなかった。札幌大谷としては懸念された守備での被害も最小限に抑えた。 |
○ |
米子東 |
1 |
|
龍谷大平安 |
2 |
龍谷大平安の野澤・豊田の両左腕が切磋琢磨するが、野澤が中心になりそう。破壊力のある津田学園打線だが、野澤の攻略は容易ではない。津田学園のエース・前は、秋は1試合に1〜2度は崩れるイニングがあった。龍谷大平安としてはそこを突いていきたい。 |
前は直球で押す強気の投球で、延長戦に入って球威が落ちるまでは崩れるイニングがなかった。野澤も制球良く津田学園打線を牛耳り、強力打線を最後まで封じて素晴らしい投手戦となった。 |
○ |
津田学園 |
0 |
|
盛岡大付 |
3 |
盛岡大付がやや有利だが、投高打低と言われるセンバツでは石岡第一の好右腕・岩本の投球次第では初勝利も十分にあり得る。投手力もある盛岡大付だが、接戦では気持ち悪いだろう。持ち味の攻撃力を生かして早いイニングから加点できるかがカギになる。 |
岩本の好投で石岡第一が会心の試合運びを見せていたが、直球勝負が裏目に出て9回2死から同点に追いつかれ、最後はミスが出てサヨナラ負けとなった。紙一重の好ゲームだったと言える。 |
○ |
石岡第一 |
2 |
|
山梨学院 |
24 |
両チームとも投手に絶対的な柱がなく、打撃戦が予想される。山梨学院の4番・野村と、札幌第一の4番・村田はともに注目選手で、彼らの打撃結果と継投策が勝敗を分けそうだ。野村は昨夏も甲子園で本塁打を放っており、彼が打つことでチームも乗っていくだろう。 |
札幌第一の継投タイミングに疑問があり、さらに投手陣がことごとく不調だったことを差し引いても山梨学院はよく打った。野村の2本塁打はいずれも鳥肌もの。圧巻の打撃内容だった。 |
○ |
札幌第一 |
5 |
|
筑陽学園 |
3 |
筑陽学園の西舘、西、菅井の3投手はそれぞれタイプが異なり、継投も可能だが完投能力もある。福知山成美としては、3投手の対策が求められる。福知山成美は絶対的エース・小橋の踏ん張りがカギだが、筑陽学園打線を抑えるだけの力は持っていると見る。 |
互角の好ゲームだったが、先発した筑陽学園のエース・西が3巡目以降に福知山成美打線をほぼ完璧に封じて流れを渡さず、何とかピンチを凌いでいた小橋が踏ん張り切れなくなったという試合内容だった。 |
○ |
福知山成美 |
2 |
回戦 |
試合スコア |
管理人予想 |
予想結果と試合解説 |
結果 |
1回戦 |
広陵 |
2 |
投手力の差で広陵がやや有利。八戸学院光星としてはある程度の失点は覚悟する必要がありそうだが、強力打線を持つものの打ち合いに持ち込むことも容易ではなさそうだ。八戸学院光星が勝つには、打線の爆発以上にエース・後藤の踏ん張りが必要となる。 |
広陵の先発・河野の投球が素晴らしく、八戸学院光星は最後まで自分たちの打撃をさせてもらえなかった。後藤もよく投げたが、河野の投球が上回った。八戸学院光星としては四球や敵失も生かしきれなかった。 |
○ |
八戸学院光星 |
0 |
|
東邦 |
3 |
戦力的には東邦が優位に立つ。秋の数字だけ見ると東邦は立派なのだが、脆さもあるチーム。逆に富岡西は数字に表れない強さを持っており、先制パンチを浴びせて焦りを誘えばどうなるか分からない。打ち合いは東邦の土俵なので、富岡西としてはそれだけは避けたい。 |
富岡西は追い込まれてからの粘っこい打撃で球数を稼ぎ、終盤勝負を狙った。さらに先発浮橋の粘投で東邦を相手に簡単に流れを渡さなかったが、最後は東邦の打力が少し上回ったという印象の好ゲームだった。 |
○ |
富岡西 |
1 |
|
明石商 |
7 |
どちらかと言えば投手戦が予想されるが、投手力では明石商に分がある。国士舘としては出た走者を送るだけの野球では勝機が見出しにくい。強引に突破口を見出す奇襲で勝利をもぎ取りたい。逆に明石商は、普段通りの手堅い野球で十分に勝ちきれるだろう。 |
明石商としても自分たちの野球ができていたわけではないが、見送るべき球を見送り、勝負所で加点できたのが大きい。国士舘は1死・2死からの走者が大半で、安打数は明石商より多かったがつながらなかった。 |
○ |
国士舘 |
1 |
|
松山聖陵 |
1 |
大分のエース・長尾の出来が勝敗に直結しそうだ。コーナーを丁寧に突いてくるので、松山聖陵としては早めに審判のストライクゾーンを把握して的を絞りたい。松山聖陵打線なら点を取る力があると見ているが、ロースコアになると大分のほうが有利になる。 |
早い回に援護をもらった長尾が見事な投球で、毎回のように走者を出しながら粘り切った。球が高めに浮くケースも多く、松山聖陵としては攻略するチャンスもあったが、幅広い長尾の投球を絞り切れなかった。 |
× |
大分 |
4 |
|
桐蔭学園 |
3 |
関東大会王者と初出場校の対戦だが、個人的には接戦に期待している。啓新は継投策が予想されるが、桐蔭学園としては先発の安積を早く引きずり下ろせるか、秋9試合で防御率0.00の浦松から得点できるか。桐蔭学園としては打撃がカギを握りそうだ。 |
基本的には互角の勝負で接戦となったが、桐蔭学園は初回に外野手が足を滑らせてタイムリー三塁打にしてしまった守備が最後まで響いた。これにより啓新はリードを保ったまま継投策に出ることができた。 |
× |
啓新 |
5 |
|
智弁和歌山 |
13 |
総合力で智弁和歌山が上回る。強打の智弁和歌山を相手に、熊本西のエース・霜上が1試合投げ切るのはなかなか難儀。熊本西が勝つ場合でも、途中での継投が必要になるのではないだろうか。熊本西は、攻撃でも継投でも大胆さがあれば接戦に持ち込める可能性もある。 |
熊本西が先制して流れをつかみかけたが、併殺打と9番打者への与四球で流れを手放し、智弁和歌山の分厚い攻撃に屈した。しかし熊本西は、序盤は見事に思い通りの野球ができていたように思う。 |
○ |
熊本西 |
2 |
回戦 |
試合スコア |
管理人予想 |
予想結果と試合解説 |
結果 |
2回戦 |
高松商 |
2 |
高松商がやや有利。投手戦を予想するが、高松商の打線なら市和歌山のエース・岩本を攻略しても不思議ではない。一方高松商のエース・香川は初戦ではスキのない投球でテンポも良く、市和歌山打線が打ち崩すのは容易ではない。高松商は継投が可能なのも強み。 |
両校とも控え投手の先発。市和歌山は中塚先発をある程度読んでいたふしがあるが、高松商は完全に意表を突かれたか。さらに高松商は次戦を見据え? エース・香川への継投があまりに遅すぎた。 |
× |
市和歌山 |
6 |
|
星稜 |
1 |
大会を代表する好投手・奥川を擁する星稜の優位は揺るぎない。習志野打線が3点以上奪うのは相当難しく、習志野としては山内・飯塚の継投でかわせるかが焦点。習志野も投手力は高いので、1失点以内に抑えて打線がしぶとく点を奪えば勝利も見えてくる。 |
習志野が勝つとすればこれしかない、という展開。2回に1点取られたところで早くも飯塚への継投を決意したが、これが適切な采配だった。試合後の騒動については、現時点では何とも言えないところだ。 |
× |
習志野 |
3 |
|
明豊 |
2 |
札幌大谷の懸念材料は、エース・西原の登板のめどが立っていないこと。これが解消しない限りは、打線が乗っている明豊が有利だ。ただし札幌大谷の変則右腕・太田は1回戦でやや不調ながらもしっかり試合を作った。手元で動く球には明豊打線も手を焼きそうだ。 |
予想以上のロースコアとなった。札幌大谷は先発した阿部がゲームを作ったが、西原が登板できないこともあり、後手に回る試合展開になってしまった。明豊は投手陣の踏ん張りで勝利を引き寄せた。 |
○ |
札幌大谷 |
1 |
|
龍谷大平安 |
9 |
両校とも延長11回の投手戦を制して勝ち上がってきたが、どちらも1回戦とは異なるタイプの投手との対戦となり、この試合も投手戦が予想される。1回戦でほとんどスキのない投球を見せた龍谷大平安のエース・野澤の投球がわずかに上回ると予想する。 |
初回1死満塁の絶好機を逃した盛岡大付はその裏3点を先制され、攻撃に制約が生まれたこともあって12安打を放つも最後まで打線がつながらなかった。野澤は集中力を切らさず、ピンチでよく踏ん張った。 |
○ |
盛岡大付 |
1 |
|
筑陽学園 |
3 |
1回戦で打線爆発した山梨学院だが、筑陽学園の3枚の投手陣で失点を抑えることが可能と見る。さらに、山梨学院は依然として投手陣の不安が消えず、筑陽学園としては5点以上奪って継投で逃げ切るというプランが成り立つのではないかと予想している。 |
初戦2本塁打の山梨学院・野村は3安打を放つも、筑陽学園としては単打のため想定内かもしれない。筑陽学園は初戦で好投した先発・西を引っ張りすぎず、早めに継投に出たことで逃げ切りに成功した印象。 |
○ |
山梨学院 |
2 |
|
広陵 |
2 |
投手力の差で広陵が優位に立つ。1回戦では両チームとも強力打線が爆発しなかったが、この試合では広陵打線が火を吹く予感がある。東邦としては秋のように長打攻勢をかけるのは難しく、継投で僅差の試合を逃げ切るような試合運びが必要になる。 |
予想は大外れ。広陵先発・河野が想像以上に不調だったが、さらに継投が遅れて傷口が広がり、流れが傾いてしまった。東邦打線が完全に目を覚まし、本領を発揮した試合。東邦の投手陣も見事だった。 |
× |
東邦 |
12 |
|
明石商 |
13 |
投手戦が予想されるが、投手力において明石商が優位に立つ。明石商は1回戦で勝つには勝ったが、スクイズ失敗や牽制死などミスも多かった。大分のエース・長尾としては、1回戦のように走者を出しても丁寧に粘っていけば勝利が見えてくる。 |
両校とも控え投手が先発するが、明石商が早めの継投で流れを呼び込んだのに対し、大分は継投が遅れて取り返しのつかない点差になってしまった。大分としては数度にわたる走塁ミスも痛かった。 |
○ |
大分 |
4 |
|
智弁和歌山 |
5 |
打力のある智弁和歌山が有利。さらに智弁和歌山は1回戦で投手陣の温存にも成功している。ただし啓新打線も力はあり、智弁和歌山の投手陣を攻略する力はある。投手力もあるので、点の取り合いに持ち込んで競り勝つことも十分可能だ。 |
1時間50分の雨天中断があったが、両校とも集中力が切れなかった。智弁和歌山は長打力もありながら、軽打に徹して連打で啓新投手陣を攻略する。智弁和歌山のしたたかさが目立った試合だった。 |
○ |
啓新 |
2 |
回戦 |
試合スコア |
管理人予想 |
予想結果と試合解説 |
結果 |
準々決勝 |
市和歌山 |
3 |
順当にいけば投手戦予想だが、習志野は現在進行形で騒動に巻き込まれている。かつて明徳義塾が星稜の松井を敬遠した際に騒動が起き、次の試合で全く実力を発揮できずに敗れたことを思い出す。このようなことを予想に含めなければならないのは心苦しいところではあるが、騒動の影響などを加味すると市和歌山が有利。ただし、騒動がなくても勝つ力が十分ある好チームなのは言うまでもない。 |
心無い声も聞かれたそうだが、ブラスバンドの演奏にもかき消され? 習志野はおおむね普段通りの野球ができたようで、予想は外れたが本当に安心した。習志野としては、エース・飯塚を出し惜しみせず2回から投入した早めの継投が良く、市和歌山打線は飯塚を最後まで打ちにくそうにしていた。 |
× |
習志野 |
4 |
|
龍谷大平安 |
0 |
龍谷大平安は2回戦で2ケタ被安打のエース・野澤が多少気がかりではある。同程度の実力がある豊田の先発も考えられる。本来の打撃力は明豊が上回るが、打力よりも投手陣の調子が勝敗を分けそうだ。龍谷大平安としては、先発が予想される若杉を早めに攻略できるかどうか。明豊は野澤・豊田の立ち上がりを叩けるかがカギ。明豊としては、2回戦のような投手戦になった場合は不利になりそうだ。 |
明豊・寺迫、龍谷大平安・橋本と予想外の投手が先発したが、両投手の好投で試合が面白くなった。龍谷大平安としては、制球がやや不安定だった寺迫から得点したかった。最後は四球と失策でピンチが広がってサヨナラとなったが、両チームとも好投と好守備が光る素晴らしいゲームだった。 |
× |
明豊 |
1 |
|
東邦 |
7 |
打撃力は東邦、投手力は筑陽学園が勝る。エース・石川の温存に成功したとはいえ、東邦は連戦となる。とはいえ、現状筑陽学園打線は乗っているとは言えず、東邦投手陣が3失点以内に抑えれば東邦が競り勝てると見た。筑陽学園はこの試合も継投が必要になる。2回戦のように躊躇しない継投で最少失点に食い止めれば十分勝機はある。筑陽学園の継投のタイミングは大きなポイントになりそう。 |
筑陽学園の先発・西が2回戦に続いてあまり良くなかった。これは予想の範囲内でもあるが、早め早めの継投が2回戦のようにうまく決まらず、2番手の菅井、3番手の西舘も失点を重ねてしまった。筑陽学園打線はこの試合も不発で、東邦に余裕を持った試合運びを許す結果となってしまった。 |
○ |
筑陽学園 |
2 |
|
明石商 |
4 |
両校連戦となる。昨秋の近畿大会では明石商が5回コールドで圧勝しているが、だからこそやりにくさがあるだろう。智弁和歌山は池田陽が2回戦で完投しているが、昨秋も池田陽が先発せずに序盤から大量失点するという苦い記憶がある。池田陽が連投となる中での投手起用は興味深い。投手陣の層の厚さ・実力で上回る明石商が、連戦という状況下で優位に試合を運べると予想する。 |
智弁和歌山の先発投手が池田泰なのはある程度予想された通りだが、序盤の失点で目算が狂う中、2番手小林樹の好投で流れを五分に戻した。結局は明石商先発の中森が、制球が定まらない中でよく踏ん張ったという試合。智弁和歌山としては特に、1・2回にもっと加点したかったところ。 |
○ |
智弁和歌山 |
3 |
回戦 |
試合スコア |
管理人予想 |
予想結果と試合解説 |
結果 |
準決勝 |
明豊 |
4 |
飯塚は安定しているものの、それ以外の投手陣にやや不安を残している習志野より、若杉・大畑、さらに寺迫にまでめどが立っている明豊が、投手陣においては優位と言える。ただしその飯塚はなかなか打ち崩しにくい好投手で、中1日の準決勝でも十分にロングリリーフを乗り切るだけの余力はあるだろう。飯塚を打ちあぐねるようだと、攻撃が多彩な習志野がそつなく加点する展開も考えられる。やはり試合のポイントは飯塚になる。 |
習志野は1回戦以来、山内が久々に先発したが状態が悪く、初回での継投も考えられるほどだったが、3点を取って1死1、2塁での犠打が山内を助けてしまったのではなかろうか。これ以降、明豊はほとんどまともなチャンスを作ることができず、重盗なども絡めた習志野の多彩な攻撃に屈した。もちろん立て直して6回まで投げ切った山内も見事。 |
× |
習志野 |
6 |
|
東邦 |
4 |
明石商としては、ここまでエース・中森以外の投手にもうひとつ信頼が置けない結果となっている。その中森も準々決勝ではやや不安な出来で、2回戦で好投した杉戸の先発抜擢もなくはないところ。投手陣の現在の調子の差で、東邦の勝利を予想する。両チームとも打線は波に乗っており、先発投手が不調なようだと序盤で一気に攻略する力はある。東邦としても、エース・石川が不調だと大敗まであり得るので、当然ながら全く気は抜けない。 |
終盤まで0−0の素晴らしい投手戦。しかし、中森が河合に死球を与えて、治療の甲斐なく交代となってしまったことで流れが変わったか、それとも中森の心中に「しまった」という思いがあったか。直後に手痛い3ランを浴びてしまった。明石商も次の回に2ランを放って追い上げるが、今度はダブル失策で追加点を献上してしまい勝負あった。 |
○ |
明石商 |
2 |
決勝 |
習志野 |
0 |
東邦は準決勝でエース・石川が143球で完投しており、連投は少々苦しいか? 習志野のエース・飯塚は49球で済んでいる。打撃力では東邦が上回るが、投手陣の疲労度の差を考慮して習志野の勝利を予想する。東邦は準決勝で途中交代するまで計6安打を放った河合の出場が難しそうだが、不在ならそれをパワーに変えることも可能だ。東邦としては当たりの出ていない3番石川の打撃も気がかりではあるが、それよりも奥田ら控え投手陣が石川の負担を軽減できるかどうかのほうがより重要だ。習志野としては、奥田が先発した場合はかき回すチャンスと言える。 |
習志野は初回無死1塁のチャンスをいきなり犠打失敗併殺で潰したのを始まりに、エンドラン失敗、強攻失敗とことごとくチャンスを潰し、多彩な攻撃は全く影をひそめてしまった。東邦は守備位置が良く、好守備も光った。石川は投手としての調子はそれほど良くなかったが守備に助けられ、自らも好フィールディングを見せ、さらに打撃ではこれまでの不調を吹き飛ばす2本塁打。最後まで習志野の土俵で野球をさせなかった。 |
× |
東邦 |
6 |