2009(平成21)年 春のセンバツ予想

出場校評価  ベスト8予想  各試合予想  大会を終えた感想  

出場校評価

地区 高校名 都道府県 出場回数 日 刊 報 知 サンスポ スポニチ デイリー 管理人
北海道 鵡川 北海道 5年ぶり3回目
東北 光星学院 青森 3年ぶり4回目
花巻東 岩手 初出場
関東 慶応 神奈川 2年連続8回目
習志野 千葉 33年ぶり3回目
高崎商 群馬 3年ぶり3回目
前橋商 群馬 12年ぶり3回目
下妻二 茨城 初出場
東京 国士舘 東京 6年ぶり8回目
早稲田実 東京 3年ぶり19回目
北信越 日本文理 新潟 2年ぶり3回目
富山商 富山 14年ぶり5回目
東海 中京大中京 愛知 2年連続29回目
掛川西 静岡 15年ぶり4回目
地区 高校名 都道府県 出場回数 日 刊 報 知 サンスポ スポニチ デイリー 管理人
近畿 天理 奈良 2年連続19回目
PL学園 大阪 3年ぶり20回目
金光大阪 大阪 7年ぶり2回目
福知山成美 京都 初出場
箕島 和歌山 18年ぶり9回目
報徳学園 兵庫 2年ぶり17回目
中国 倉敷工 岡山 34年ぶり10回目
南陽工 山口 3年ぶり4回目
開星 島根 初出場
四国 西条 愛媛 4年ぶり6回目
今治西 愛媛 3年連続11回目
九州 清峰 長崎 3年ぶり2回目
神村学園 鹿児島 4年ぶり2回目
明豊 大分 2年連続2回目
興南 沖縄 26年ぶり3回目
21世紀 利府 宮城 初出場
彦根東 滋賀 56年ぶり3回目
大分上野丘 大分 60年ぶり3回目
日 刊 報 知 サンスポ スポニチ デイリー 管理人






18 18 19 25 20 16



10
 

ベスト8予想

ブロック 高校 予想 結果
金光大阪−倉敷工
中京大中京−神村学園
ここは中京大中京の実力が抜けている。特にエース・堂林の投打にわたる働きぶりに期待したい。その他の3校に関しては力に大差はない。神村学園は堅守で打撃陣にも粘りがある。投手陣には決定打がないが、本番までにどう仕上げてくるか楽しみである。 中京大中京
(1)
光星学院−今治西
高崎商−報徳学園
ブロック内の実力が非常に伯仲しており、白熱した試合に期待。その中で、光星学院の力が頭ひとつ抜けているか。投打にバランスが取れており、下沖・六埜の2枚看板が売り。今治西は、今年は打撃のチーム。甲子園経験は豊富。その他の2校も差はない。 報徳学園
(−)
清峰−日本文理
福知山成美−国士舘
地区大会優勝校が3校顔を並べる。その中で、好投手・今村を擁する九州大会王者の清峰が本命。打撃陣の援護が上位進出のカギとなりそう。福知山成美はエース・長岡が安定感抜群で、守りも堅い好チーム。他の2校にも十分チャンスはありそうだ。 清峰
(1)
開星−慶応
箕島−大分上野丘
神宮大会優勝の慶応が大本命。エース・白村が故障からどこまで回復しているかがポイント。万全な状態なら豪華な投手陣で、8強はおろか上位進出も見えてくる。その他の3校は横一線。古豪・箕島の打撃力には注目。地元近畿勢だし、観客の後押しもあるか? 箕島
(2)
西条−PL学園
南陽工−前橋商
初戦にいきなり好カードがあり注目のブロック。難しいところだが、西条を予想する。秋山が投打の大黒柱となりそうだが、チーム全体としての実力も高い。僅差でPL学園が追う。怪物と評判の勧野が実力を発揮できるか。投手陣の実力も高い。 南陽工
(−)
花巻東−鵡川
明豊−下妻二
混戦模様。投打にバランスが取れた鵡川がわずかにリードか。複数の投手陣に迫力のある打線はいずれも今大会でも上位クラスだ。明豊も実力に大差はない。北国よりも調整しやすい環境にあるのもプラス要素。大会No.1左腕・菊池を擁する花巻東からも目が離せない。 花巻東
(3)
富山商−興南
天理−早稲田実
近畿大会王者の天理がリードする。打撃力は今大会トップレベルにあり、投手陣の奮起があれば上位進出も見えてくる。早稲田実がこれを追う。東京大会では準優勝だったが、投打にバランスが取れた好チーム。初戦を勝てば観客の後押しもあって快進撃もありそう。 早稲田実
(2)
彦根東−習志野
利府−掛川西
21世紀枠が2校顔を並べ、本命不在のブロック。どの高校にもチャンスはある。投攻守に破綻がない習志野が最有力候補か。地方大会での盗塁数は48を誇り、出場32校の中で断トツである。わずかの差で掛川西が続く。打撃力・機動力ともに高く、攻撃面で活路を見出したい。 利府
(−)

 

各試合予想

※勝つと予想した高校が上段となっています。

回戦 試合スコア 管理人予想 予想結果と試合解説 結果
1回戦 金光大阪 10 戦力的にはほぼ互角。開会式直後の地元大阪勢の試合ということで、観客の応援が大きそうな金光大阪が勝つと予想する。倉敷工としてはビジター意識を感じずに平常心でプレーできるかがポイント。倉敷工のエース・山崎の投球がこの試合の行方を大きく左右しそう。 接戦なのは予想通りだが、これほどの打撃戦は予想外。両チームとも序盤は浮足立っていたが、徐々に持ち味を出した。非常に見ごたえのある試合。倉敷工の攻守にわたる粘りがわずかに金光大阪を上回った。 ×
倉敷工 11

中京大中京 総合力で中京大中京が上回る。投打の大黒柱・堂林を中心に投手陣・打撃陣ともにしっかりしており、さらに機動力もあって死角はない。一方の神村学園は左腕・小池を中心とする投手陣だが、絶対的な柱はいない。そのぶん層は厚いので、細かい継投で逃げ切りを図る展開にしたい。 小池は変化球をうまく低めに集めて粘投し、見ごたえのある投手戦となったが、終盤は球がやや高めに集まって中京大中京打線に付け込まれた。早めに継投して被害を最小限に食い止めたかったところだが。
神村学園

光星学院 戦力的には光星学院が上回っているが、昨春のセンバツを経験した選手が残る今治西の経験も侮れない。注目は、光星学院の下沖・六埜の2投手。万全に調整できていれば、今治西の強力打線といえども、そう簡単には得点できない。光星学院投手陣の調子がそのまま勝敗に直結しそうだ。 光星学院打線が再三の得点機を逃し続けたことに尽きる。2回に先制した後、1点でも2点でも追加点が入っていれば…。9回の下沖は余裕のない投球だったが、1点でもリードがあれば違っただろう。 ×
今治西

高崎商 ほぼ互角の戦力と見る。どちらも攻撃力は低いので接戦になりそうだが、右の渡辺・左の佐藤と投手陣がしっかりしている高崎商がやや有利か。特に渡辺はかなりの好投手で、報徳学園打線も攻略には苦労するだろう。対する報徳学園は持ち味の堅い守りでリズムをつかみたい。 好投手・渡辺は万全の調子でない中で、中盤以降は粘りの投球で報徳学園打線を全く寄せ付けなかったが、いかんせん打線の援護がなかった。報徳学園のエース・宮谷はストライクゾーンを広く使っていた。 ×
報徳学園

清峰 投手力は清峰、打撃力は日本文理が上回る。当然、清峰の好投手・今村と日本文理の強力打線の戦いになりそうだが、同時に日本文理のエース・伊藤の投球にも注目。清峰打線はあまり強力ではないので、伊藤がうまく抑えて接戦になると、日本文理打線の強さが生きることも考えられる。 日本文理打線が悪かったというより、今村が素晴らしかったことに尽きる。バックの守りも今村を助けた。日本文理のエース・伊藤は球がやや高めに浮いてしまい、清峰打線に打たれてしまった。
日本文理

福知山成美 投手力・守備力は福知山成美、打撃力・機動力は国士舘に分がある。福知山成美のエース・長岡は昨秋の防御率が0.27と大安定。国士舘としては出塁して足で揺さぶりたい。国士舘は横手投げのエース・荷川取だけでなく、控え左腕の菅谷・高野の調子も重要になりそうだ。 「あるいは」と思っていたが、国士舘は菅谷が先発。再三ランナーを出しながら踏ん張っていたとはいえ、15回途中まで投げさせたのは引っ張りすぎ。長岡のほうも期待通り、粘り強い投球が光った。
国士舘

慶応 総合力で慶応が上回る。ただし慶応も攻撃力はそれほど高いわけではなく、ロースコアだと昨年センバツのように競り負ける可能性もある。とはいえ、開星の投手力もそれほど高いわけではないので、開星としては打撃のほうでリズムをつかめるか。慶応のエース・白村の回復具合に注目。 まさに昨春と同じ展開。白村は球の出どころが見にくい変則フォームで開星打線を悩ませたが、先制した直後の6回裏は軽率な投球。慶応打線は先頭打者を出せず、まるでリズムをつかめなかった。 ×
開星

箕島 箕島の攻撃と、大分上野丘の守りの対決。ロースコアも点の取り合いも考えられ、予想がしにくい。ただ、地元近畿勢で優勝経験がある箕島だけに、球場全体がホームグラウンドのような雰囲気になるかもしれない。大分上野丘は守備力が最大の武器なので、平常心でプレーできるか否か。 大分上野丘は随所に持ち味の堅守を見せたが、エース・足立は球を低めに集めきることができず、箕島自慢の打線が火を噴いた。しかし、大分上野丘の終盤の粘りは見事で、はつらつとしていた。
大分上野丘

西条 好カード。総合力はほぼ互角である。両チームとも主力に故障者が多いのが気になる。特に西条のエース・秋山とPL学園の4番・勧野はともに腰痛を抱えており、どこまで回復しているか。万全の調子であれば、秋山がPL学園打線をねじ伏せるような展開を予想するが。 秋山は病み上がりか? 本調子ではなさそうだったが、それでも1失点の好投。それよりもPL学園の左腕・中野は変化球の制球が素晴らしく、春の段階の高校生では打ち崩せない投球だった。 ×
PL学園

前橋商 戦力的に差はあまりない。両チームともそれほど攻撃力はさほど高くないが、左腕野口、右腕岩本の両エースはどちらも安定している。その中でも、南陽工のエース・岩本の投球がカギを握りそう。打撃力ではわずかに前橋商が上回っており、前橋商はまず攻撃で先手を取れるか。 想像通り互角の勝負だったが、前橋商は先手を取りながら4回以降に追加点を奪えなかったことと、まずい守備があったことが響いたか。南陽工打線が野口に球数を投げさせたことも最後に功を奏した。 ×
南陽工

鵡川 打撃力の差で鵡川がやや有利。しかし花巻東の好投手・菊池から大量点が奪えるとはあまり思えず、むしろ鵡川投手陣が花巻東打線をいかに抑えるかがポイントになりそうだ。エース西藤や石井・柳田など140キロを超える投手が揃う鵡川だが、四死球やバッテリーエラーには要注意。 菊池は制球・球威・キレともに最高の出来で、しかもテンポ良く投げ込んだ。これはどの高校もまず打てない。西藤のほうは試合中に爪が割れて出血するアクシデントがあり、球威に欠けていた。 ×
花巻東

明豊 総合力で明豊が上回る。下妻二としては、エース坂入と時野谷、野村が継投で強打の明豊を抑えきるしかない。明豊も下妻二と同じく今宮・野口という左右の2枚看板を揃える。しかし投手陣の安定感、打撃力、機動力、経験、どれをとっても明豊に分がある。下妻二はまず先制点が欲しい。 先発時野谷はやや力んでいたように見え、1回途中4失点KOでゲームプランが崩壊してしまった。救援したエース・坂入は奮闘しただけに惜しまれる。明豊の野口、今宮は全く隙がない継投だった。
下妻二

興南 戦力的には興南がやや上回るが、富山商には戦力以上の粘りがあり、予断を許さない。興南は2年生が多く勢いがある。富山商はエース・村上が安定感抜群で、興南も制球力があるエース・島袋が安定。控え投手が事実上いない村上の投球は、特に重要となる。 島袋は変化球が切れており、19奪三振の素晴らしい投球。村上はスローカーブをうまく使っていたが、打てないほどの出来ではなかった。2回に満塁のチャンスでスクイズ失敗など、興南は打撃面が悔やまれる。 ×
富山商

天理 どちらも強打のチームだが、打撃力は天理が1枚上か。しかし天理は絶対的なエースがおらず、投手力は早稲田実のほうが安定している。打ち合いが予想されるが、早稲田実としては序盤から失点を重ねる展開は避けたい。両校とも継投のタイミングが重要になりそうだ。 早稲田実は好投していたエース・小野田を見切ったのが好判断。逆に天理は指から出血して制球の定まらないエース・中山を引っ張りすぎた。早稲田実投手陣の奮闘と、継投のタイミングが勝敗を分ける結果となった。 ×
早稲田実

習志野 総合力で習志野が上回る。どちらも投手力を主体とした守りのチームで、習志野の山田・彦根東の金子の投手戦が予想される。お互いに点が入らない展開は、21世紀枠・彦根東のペースと言えるかもしれない。習志野としては序盤からリードを奪いたいところ。 山田の調子がどうにも良くなく、彦根東としてはチャンスがあったが、エース・金子が脱水症状で降板したのはあまりにも痛い。終盤はお互いに技術より気持ちを前面に出した野球で、高校生らしかった。
彦根東

掛川西 打撃力・投手力ともに掛川西が少しずつ上回る。注目はやはり利府のエース・塚本の投球だろう。予選では四死球の少なさが光るが、緊張から制球が乱れる心配はある。力がある掛川西打線が序盤から点を奪うと、差が開く可能性も考えられる。 予想とは真逆に、掛川西打線が序盤に塚本を捕えきることができず、その間に掛川西投手陣が火だるまになってしまった。利府打線は思い切りがよく、さらにボールセレクトが非常に良かった。 ×
利府 10
回戦 試合スコア 管理人予想 予想結果と試合解説 結果
2回戦 中京大中京 総合力で中京大中京が上回る。倉敷工のエース・山崎は、1回戦では持ち前の制球力は影を潜め、余裕のない投球に終始した。中京大中京のエースで4番・堂林も1回戦ではまだ投打とも調子が上がり切っておらず、どちらのエースが自分の投球をできるかがカギになりそうだ。 山崎は序盤は地に足がつかないピッチングで、いつの間にか失点が積み重なっているという状態だったが、徐々に我を取り戻した。倉敷工打線は点差が開いてもひるまなかったが、1回戦のようにあとひと粘りあれば。
倉敷工

今治西 投打とも今治西が少しずつ上回っている。両チームとも1回戦では堅い守りが光ったが、2回戦もそれを発揮できれば投手戦になることが予想される。報徳学園としては点の取り合いにはしたくない。今治西のチャンスを潰し、我慢の展開に持ち込みたい。 今治西は主力選手の体調不良が相次いだそうだが、それにしてもこのスコアは…。大戸・日野はいずれもストライクの球がことごとく甘く、集中打を浴びてしまった。報徳学園・平本は1試合で16塁打の大会新記録。 ×
報徳学園 15

清峰 好投手対決に期待だが、やはり今村を擁する清峰が少し上だろう。注目は打線。1回戦で単打が大半ながら15イニングで16安打を集めた福知山成美と、8安打ながら長打で4点を奪った清峰。投手戦が予想されるが、長打が勝敗を分けるかもしれない。 期待に違わぬ投手戦。安打数で劣った清峰だが、唯一の長打を足掛かりにスクイズをキッチリ決めた。これに対し福知山成美は8安打を放つが、再三のバント失敗で攻撃の形を作れなかった。
福知山成美

箕島 実力伯仲。ロースコアであれば開星に分があるが、箕島打線はよく振れており、開星のエース・春木との対決は見ものである。1回戦では、開星打線は2本の長打で試合を決めているので、箕島のエース・森本としてはうまく変化球を投げ分け、的を絞らせない投球に終始したい。 双方ともミスが得点に直結する乱戦模様の展開ながら、両エースが要所を締めた。特に森本は低めのカーブ・スライダーを効果的に使い、走者は許しても最少失点に抑え、開星にペースを握らせなかった。
開星

PL学園 総合力でPL学園が上回る。PL学園のエース・中野から南陽工打線が大量点を奪う展開は想像できないので、南陽工のエース・岩本がPL学園打線をどう抑えるかが全てと言ってよい。南陽工は粘り強いので、戦力的に上回るPL学園としては常に3点以上のリードを保ちたい。 岩本が低めに変化球を集め、よく粘ったことに尽きる。配球も良かった。南陽工打線は中野のスライダーに手も足も出ずに9回まで無安打も、10回は中野の球がことごとく高めに浮き、そこによく付け込んだ。 ×
南陽工

明豊 打撃力の差で明豊が少し有利と予想するが、花巻東のエース・菊池が1回戦と同じ投球ができるようなら、3点以上取られる心配はまずない。明豊の野口・今宮からどう点を奪うか。花巻東としては、1回戦のようにセーフティバントや盗塁など積極的に仕掛けて点を取りに行きたい。 明豊投手陣は好投手相手で点をやれないということが頭にあったか、力みすぎていた。花巻東打線がそこを的確に突いた。菊池は力を抜いた投球で9安打されるが、要所を締めて12奪三振の完封はさすが。 ×
花巻東

早稲田実 戦力的には早稲田実が上回っているが、戦力以上の粘り強さがある富山商は、早稲田実としても不気味な相手である。早稲田実が富山商のエース・村上の緩急をつけた投球に惑わされず、早めに点を奪えるかどうかがカギ。ロースコアのまま終盤に突入するのは富山商のペースになりそうだ。 村上は1回戦の延長戦の激闘の影響が大きく、中2日での投球はきつかったか。球に切れがなく、早稲田実打線にうまく付け込まれた。先発・三鍋の乱調も誤算。守りのミスで追加点を奪われたのも悔やまれる。
富山商

習志野 総合力で習志野がやや上回るが、展開的には接戦を予想する。1点差での勝利が続いている習志野だが、今回もそうなるかもしれない。おそらく4〜6点くらいの点の取り合いになると思われるが、習志野は序盤で点を取られすぎないよう注意。利府は今回も塚本の投球がカギを握る。 習志野は10安打を放つが、無死から走者を出すことがほとんどできず、塚本の粘投に苦しんだ。習志野のエース・山田は内外角を投げ分けて見事な投球だったが、打線の援護がなく、最後は力尽きてしまった。 ×
利府
回戦 試合スコア 管理人予想 予想結果と試合解説 結果
準々決勝 中京大中京 戦力的には中京大中京が上回っている。しかし中京大中京のエース・堂林の調子はもうひとつで、2回戦で打線が大爆発した報徳学園が堂林を捉えることができれば十分に勝ち目はある。報徳学園としては、力がある中京大中京打線の攻撃を堅守でしのぐ展開を目指したい。2回戦のような大量点は目指さず、本来の1点を手堅く取る野球が勝利へのカギになるだろう。 堂林はこの日も万全ではなかったが、最も悔やまれるのは9回の四死球。ここは悪くとも2死1、2塁の場面で終わらせておきたかった。報徳学園打線は甘い球を逃さず、堂林にしぶとく食らいついた。「逆転の報徳」の名前はいまだ健在か? 宮本への継投もうまく決まった。 ×
報徳学園

清峰 投手力は清峰、打撃力は箕島が上回る。いかに箕島打線といえども、清峰のエース・今村を攻略するのはかなり困難。2〜3点くらいの勝負になることが予想され、最大の見どころは箕島のエース・森本が清峰打線をいかに抑えるかである。箕島としてはここまでの2試合のようにうまく変化球を使って大量失点を許さず、打線は小技をキッチリ決めて少ないチャンスを確実に生かしたい。 箕島は失策・バッテリーエラーがことごとく失点につながり、攻撃でも小技が決まらなかった。箕島らしさが出なかった。延長戦を含め2試合連続完投中の森本は、疲労からかやや体が重そうで、しかも力んでいた。こうしたスキを全く見逃さなかった清峰は、さすがに試合巧者である。
箕島

花巻東 花巻東の菊池・南陽工の岩本、両投手の投げ合いに期待。両投手とも2回戦ではある程度の投球数を強いられており、回復具合にも注目だが、その点は岩本のほうが休養日が1日長い分有利。投手の実力は菊池が上回る。打撃力に差はないが、ここまでの試合を見ると、花巻東は相手投手のわずかなスキをうまく突いて少ないチャンスを物にしている。南陽工としては、これまで通り終盤まで辛抱強く我慢したい。 岩本はこの試合も我慢の投球を続けたが、6回から菊池が救援に出てきてやや焦りがあったか? 疲労もあり、終盤逆転を許してしまった。花巻東は先発猿橋が失策絡みで3点を取られるが、上々の投球。マウンドを降りてからは同点2ランを放ち、投打にわたる大活躍が光った。
南陽工

早稲田実 戦力的に早稲田実が有利。利府としては左腕・塚本が好調の早稲田実打線をどこまで食い止めるか。2回戦のように走者は出しても本塁に還さない投球をしたい。早稲田実は鈴木、利府は高橋と、リリーフ起用が予想される投手の調子も重要。先発投手を引っ張りすぎて大量点を失うのは絶対に避けたい。両チームとも打力はあるだけに、一歩間違うと大差のスコアにもなり得る。 グラウンド外の出来事で利府は士気が落ちるとも思われたが、見事な集中力を保った。早稲田実の先発・小野田はここまでの2試合でいずれも6イニングずつを投げているだけに、5回途中での降板に躊躇があったか。早稲田実としては継投がワンポイント遅れたことが悔やまれる試合。 ×
利府
回戦 試合スコア 管理人予想 予想結果と試合解説 結果
準決勝 清峰 清峰の好投手・今村はここまで無失点で、好調の報徳学園打線の対決が楽しみである。今村はそろそろスタミナが心配だが、無走者時には力を温存し、ピンチになるとギアを上げるようなピッチングが予想される。報徳学園打線としては、とにかく出塁して今村の体力的・精神的なスタミナを奪い、疲れてきた終盤に勝負をかけたい。清峰打線は準々決勝では守乱にも付け込み8点を奪ったが、報徳学園はミスの少ないチームなので、自力で突破口を開けるか。 今村は、ランナーを出すまでは8割くらいの力で投げていたのではあるまいか。そのためか、毎回のように走者を出したが、8回に今大会初の失点を喫した以外は無失点。走者を出してからのピッチングは圧巻である。報徳学園のエース・宮谷には疲労が感じられ、それと対照的な今村の巧さがとにかく目立つ試合だった。
報徳学園

花巻東 東北対決。利府の勢いも軽視できないが、やはり投手力で上回る花巻東が有利と思われる。花巻東は準々決勝で先発した猿橋のほかに左腕・吉田なども控える。東北勢初の優勝に向けて菊池の温存は十分にあり得る策だが、あまり引っ張りすぎると波に乗っている利府打線に食われてしまう恐れがあるので要注意。利府のエース・塚本にも疲労が見えるので、高橋の先発は考えられる。花巻東としては、投手陣に余裕を持たせるべく多めの援護点が欲しい。 塚本に疲労があったのは当然だが、せっかく菊池から2点を先制したのに中盤以降にミスが相次いで逆転を許したのは、利府としては何とももったいない。中盤までは21世紀枠初の決勝進出の雰囲気もあったが、終盤になると流れが完全に傾いてしまった。岩手県勢は春夏通じて初の決勝進出。この試合も堅守としぶとい攻撃が光った。
利府
決勝 清峰 どちらが勝っても県勢初の甲子園優勝となる。清峰には、3年前の決勝で横浜に0−21で大敗した苦い記憶があり、雪辱の思いもあるだろう。ここまでの戦いぶりを見ると、両チームともエースのピッチングが光るが、しぶとい攻撃と堅い守りも欠かせない要素となっている。攻撃面はやや花巻東に軍配が上がりそうだが、エースの安定感では清峰の今村がやや勝る。3年前はエース有迫が決勝で力尽きた清峰だが、今回は花巻東も準決勝で菊池が完投しており、条件は五分。控え投手の登板があるかどうかと、疲労の見えるエースから打線がどう得点を奪うか。見どころが多い試合。 両投手とも疲労からか1回戦ほどの出来ではなかったが、とにかくランナーを出してからの投球が見事。両チームの打線もよく粘ったが、今村・菊池ともに春の段階では打ち崩すのは難しい好投手ということか。菊池としては、7回表に2死から四球、二塁打で唯一の失点を喫したのが悔やまれるところ。2死の上に9番打者ということで、トップギアではなかったのかもしれない。ともあれ、本当に最後まで目が離せない好試合だった。
花巻東


 

大会を終えた感想

 15/31で、試合ごとの的中率は.484。過去最低なのは言うまでもないが、それも断トツで最低である。実力差が少ないカードが非常に多く、予想が難しかったのが原因と思われるが、それにしても酷い。

 今年もセンバツらしく投高打低の大会だったが、昨春に比べて強打のチームも目立った。しかし勝負を決めたのはやはり投手力。それも、右腕No.1と評判の清峰・今村、左腕No.1と評判の花巻東・菊池と、超高校級と呼ばれる2人の投手が勝ち上がった。決勝戦が1−0のスコアなのは、1992年夏の西日本短大付(福岡)−拓大紅陵(千葉)以来17年ぶり。春に限れば25年ぶりである。

 優勝したのは清峰(長崎)。長崎県勢として3年ぶりの決勝進出で、優勝は春夏通じて初めてである。これで九州勢で甲子園優勝がないのは宮崎県を残すのみとなった。

 控え投手陣と打撃陣には不安を抱えると私は分析していたが、それを吹き飛ばすような今村の好投があった。打線もしぶとく援護した。このあたりは、昨年の沖縄尚学(沖縄)と似ている。その沖縄尚学は、夏は県大会決勝で敗れて甲子園に出場できなかったが、清峰はどうか? 今度は今村1人では勝ち上がれないと思う。一回り成長した姿を夏の甲子園で見てみたい。