都道府県 | 高校名 | 出場回数 | 日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 管理人 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
北北海道 | 旭川北 | 44年ぶり2回目 | C | C | C | C | C |
南北海道 | 駒大苫小牧 | 2年連続4回目 | B | B | C | B | B |
青森 | 青森山田 | 2年ぶり5回目 | B | B | B | B | B |
岩手 | 盛岡大付 | 2年連続5回目 | C | C | C | C | C |
秋田 | 秋田商 | 2年ぶり14回目 | B | B | A | B | B |
山形 | 酒田南 | 2年ぶり6回目 | C | B | C | B | B |
宮城 | 東北 | 2年連続19回目 | A | A | A | A | A |
福島 | 聖光学院 | 3年ぶり2回目 | B | B | B | B | B |
茨城 | 下妻二 | 初出場 | B | B | B | B | B |
栃木 | 宇都宮南 | 8年ぶり4回目 | C | B | C | B | C |
群馬 | 桐生第一 | 2年連続7回目 | B | B | B | B | B |
埼玉 | 浦和学院 | 2年ぶり7回目 | B | B | B | B | B |
千葉 | 千葉経大付 | 初出場 | B | B | B | B | B |
東東京 | 修徳 | 11年ぶり4回目 | B | B | B | B | B |
西東京 | 日大三 | 2年連続11回目 | B | A | A | A | A |
神奈川 | 横浜 | 3年ぶり11回目 | A | A | A | A | A |
新潟 | 日本文理 | 2年ぶり3回目 | C | C | C | C | C |
長野 | 塚原青雲 | 3年ぶり3回目 | C | C | C | C | C |
山梨 | 東海大甲府 | 2年連続10回目 | B | B | C | B | B |
静岡 | 東海大翔洋 | 19年ぶり6回目 | B | B | B | B | B |
愛知 | 中京大中京 | 4年ぶり24回目 | B | B | B | B | A |
岐阜 | 県岐阜商 | 5年ぶり25回目 | C | B | B | B | C |
三重 | 鈴鹿 | 初出場 | C | C | C | C | C |
富山 | 富山商 | 3年連続15回目 | C | C | B | B | C |
石川 | 遊学館 | 2年ぶり2回目 | B | A | B | B | B |
福井 | 福井 | 2年ぶり6回目 | C | B | B | B | C |
都道府県 | 高校名 | 出場回数 | 日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 管理人 |
滋賀 | 北大津 | 初出場 | C | B | C | B | C |
京都 | 京都外大西 | 11年ぶり6回目 | B | B | B | B | B |
大阪 | PL学園 | 2年連続16回目 | A | A | A | A | A |
兵庫 | 報徳学園 | 2年ぶり11回目 | B | B | B | B | B |
奈良 | 天理 | 2年連続21回目 | B | B | B | B | B |
和歌山 | 市和歌山商 | 10年ぶり3回目 | B | B | B | B | B |
岡山 | 岡山理大付 | 4年ぶり4回目 | B | B | B | B | B |
広島 | 広島商 | 16年ぶり22回目 | B | A | B | B | B |
鳥取 | 鳥取商 | 初出場 | C | C | C | C | C |
島根 | 浜田 | 5年ぶり11回目 | C | C | C | C | C |
山口 | 岩国 | 2年連続3回目 | C | B | C | B | C |
香川 | 尽誠学園 | 2年ぶり9回目 | C | B | B | B | C |
徳島 | 鳴門第一 | 初出場 | C | B | C | C | C |
愛媛 | 済美 | 初出場 | A | A | A | A | A |
高知 | 明徳義塾 | 7年連続11回目 | A | A | A | A | A |
福岡 | 西日本短大付 | 12年ぶり4回目 | B | A | A | B | B |
佐賀 | 佐賀学園 | 6年ぶり5回目 | C | B | C | C | C |
長崎 | 佐世保実 | 12年ぶり3回目 | C | C | C | B | C |
熊本 | 熊本工 | 2年ぶり16回目 | B | B | B | B | B |
大分 | 明豊 | 3年ぶり2回目 | B | C | B | B | B |
宮崎 | 佐土原 | 初出場 | B | B | B | B | B |
鹿児島 | 鹿児島実 | 6年ぶり15回目 | B | B | B | B | B |
沖縄 | 中部商 | 2年ぶり2回目 | B | C | B | B | B |
日 刊 | 報 知 | サンスポ | スポニチ | 管理人 | |||
A | 5 | 9 | 8 | 6 | 7 | ||
B | 26 | 29 | 25 | 34 | 25 | ||
C | 18 | 11 | 16 | 9 | 17 |
ブロック | 高校 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|
A | PL学園−日大三 佐世保実−駒大苫小牧 |
4校しかいないが激戦ブロック。強力打線に加えて浅香が急成長している日大三が半歩リードする形。大阪大会決勝で再試合を勝ち切ったPL学園も強力打線を擁する。駒大苫小牧は投攻守に穴がなく、昨夏降雨ノーゲームの悔しさもある。今大会のダークホース的存在。 | 駒大苫小牧 (3) |
B | 修徳−鹿児島実 中部商−酒田南 |
4校の実力差が小さく、面白いブロック。敢えて1校選ぶなら、打線が波に乗っており、好左腕・斉藤を擁する修徳か。酒田南は山形大会のチーム打率.435を誇り、エース・金本もなかなかの好投手。その他の2校も勝ち抜く可能性は十分にある。 | 修徳 (1) |
C | 秋田商−済美 岩国−旭川北 |
やはりセンバツ王者の済美が大本命となるだろう。強力打線に切れ目はなく、あとはやや波があるエース・福井の投球しだい。センバツ8強の秋田商がこれに続く。最速150キロ右腕のエース・佐藤が済美打線を抑えられるかどうかがカギとなる。 | 済美 (1) |
D | 鈴鹿−浜田 福井 天理−青森山田 |
開幕カードの勝者がそのまま勝ち進む可能性が高い。総合力でわずかに天理がリードする。投手陣の出来しだいでは上位進出もある。青森山田はプロ注目左腕・柳田の投球に注目したい。浜田も投打にバランスがとれており、侮れない。 | 天理 (1) |
E | 浦和学院−広島商 明豊−中京大中京 尽誠学園−東海大翔洋 桐生第一−岡山理大付 |
実力校が揃う。エース・小椋が安定し、強力打線を誇る中京大中京が本命か。わずかの差で古豪・広島商が追う。プロ注目左腕・岩本の投打にわたる活躍ぶりに期待が集まる。浦和学院は投打にまとまりがある。東海大翔洋は打力があるので、投手陣の働きしだいで上位進出も見える。 | 中京大中京 (1) |
F | 報徳学園−横浜 日本文理−京都外大西 熊本工−下妻二 盛岡大付−明徳義塾 |
激戦ブロック。好投手・涌井を擁し、地方大会のチーム打率が4割を超える横浜が中心となるだろう。投打とも力がある明徳義塾が対抗馬。熊本工は左腕・岩見が安定するが打撃力に課題を残す。報徳学園は2年生左腕・片山しだい。その他の高校にも実力校が多い。 | 横浜 (1) |
G | 遊学館−県岐阜商 東北−北大津 鳴門第一−千葉経大付 富山商−佐賀学園 |
エース・ダルビッシュを始め、投打に戦力が充実する東北が大本命。優勝旗の白河越えを目指す。投手力が充実する千葉経大付は、東北にとっては何とも不気味な存在。遊学館は打撃力が充実しており、投手陣の出来しだいでは十分に8強に入る実力はある。 | 千葉経大付 (2) |
H | 西日本短大付 −東海大甲府 塚原青雲−佐土原 市和歌山商−宇都宮南 聖光学院−鳥取商 |
実力差が少ないブロック。3年前は初戦で大敗を喫しているが、今年の聖光学院は、初戦突破はおろか上位進出を狙える。西日本短大付は、エース・藤村が予選で防御率0.36を誇る。佐土原や東海大甲府も有力。その他の高校にも十分チャンスはありそうだ。 | 東海大甲府 (4) |
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
---|---|---|---|---|---|
1回戦 | 天理 | 4 | 開幕早々の好カード。青森県大会で1失点の2年生左腕・柳田と天理打線の対決は見もの。右打者が多い強打の天理打線にどう立ち向かうか。青森山田打線も強力だが、天理は継投で乗り切るだろう。予想が極めて難しいが、天理の粘り強さを買ってみたい。 | 延長12回の素晴らしいゲーム。天理の先発・山下を打ち崩した青森山田打線も、救援した柴田には沈黙。柴田の好投が、中盤以降の打線の援護をもたらしたと言っても良いだろう。 | ○ |
青森山田 | 3 | ||||
広島商 | 1 | 戦力差はあまりないが、好左腕・岩本を擁する広島商がわずかに有利か。岩本の調子がこの試合の行方を左右すると思われる。浦和学院打線は非常に強力なので、岩本の調子次第では打ち込まれる可能性もある。広島商打線がどれだけ援護できるか。 | 岩本の調子は悪くなかったが、広島商打線が初回1死満塁のチャンスを逃すなど、打線が岩本を援護できなかった。広島商はミスが失点につながり、7回裏のけん制死も痛かった。 | × | |
浦和学院 | 3 | ||||
中京大中京 | 6 | 総合力で中京大中京が上回る。中京大中京は好投手・小椋が安定しており、県大会の打率4割を誇る打線も強力。守りも堅く、死角はない。明豊も打線は力強い。小椋に対してどこまで食らいつけるか。明豊としては、打ち勝つしか勝ち目はないと思われる。 | 小椋はベストピッチだったが、明豊打線もしつこく食い下がった。しかしエース・山本が踏ん張りきれず、投手陣はまさかの15被安打。6−3というスコア以上の実力差が感じられた。 | ○ | |
明豊 | 3 | ||||
東海大翔洋 | 10 | 投手力は東海大翔洋、打撃力は尽誠学園が上回るが、どちらも打撃のチーム。東海大翔洋のエース・川口は県大会をほぼ1人で投げ切っており、この川口の出来が勝敗を左右すると思われる。尽誠学園は継投で東海大翔洋打線を4失点以内に抑えたいところだ。 | 尽誠学園の投手陣が想像以上に制球力が悪く、振りが鋭い東海大翔洋打線に打ち込まれてしまった。逆に川口は期待以上の投球で9奪三振。尽誠学園は最後まで得意の連打が出なかった。 | ○ | |
尽誠学園 | 3 | ||||
岡山理大付 | 15 | 5年前(1999年)の決勝戦と同一カード。当時は桐生第一が14−1で大勝したが、今年は岡山理大付がやや有利と思われる。どちらも強力打線で投手陣に不安を抱えるだけに、打撃戦になるのは必至。岡山理大付のエース・堀のピッチングに注目したい。 | 両チーム4失策ずつの大乱戦で、5年前の決勝戦の再現と言うにはやや寂しい試合内容。桐生第一打線は堀の速球を軽く打ち返していたが、2番手・楠田に沈黙。その間に投手陣が逆転を許してしまった。 | ○ | |
桐生第一 | 9 | ||||
横浜 | 8 | 投打とも横浜が上回る。横浜は強力打線に加えてプロ注目の右腕・涌井を擁し、死角がない。対して報徳学園は打撃力では大きく劣るので、2年生の好左腕・片山が好投しないと苦しい。涌井は立ち上がりが良くないので、報徳学園としては何としても先制点が欲しいところ。 | 横浜が毎回の16安打で片山を打ち崩した。心配された涌井の立ち上がりも、大きくは乱れなかった。戦力差がそのまま出た試合となったが、横浜としてはもう少し点が取れた感も残る。 | ○ | |
報徳学園 | 2 | ||||
京都外大西 | 2 | 戦力的に京都外大西がやや有利だが、日本文理も破壊力抜群の強力打線を擁しており侮れない。京都外大西の横手投げのエース・大谷との対決が見もの。レギュラーに4人いる左打者がカギか。百戦錬磨の京都外大西・三原監督の手腕にも注目したい。 | 日本文理はエース・海津が肘の痛みで降板するが、2回から救援した小柳が好投。しかし、低めに丁寧に集める大谷に対し、日本文理打線が持ち味の長打力を発揮できなかった。京都外大西は、守りも良かった。 | ○ | |
日本文理 | 1 | ||||
熊本工 | 3 | 戦力的に大差ない。熊本工の左腕・岩見と下妻二の右腕・小松崎の投手戦になるだろう。両チームとも攻撃力が低く、1点が重い試合になりそうだ。下妻二は、県大会で9失策の守りに不安を抱える。守備陣が奮起して流れを作りたいところだ。 | 下妻二は守りにミスも出たが、それ以上に9安打しながら1得点の拙攻が悔やまれる。逆に熊本工は相手のミスにも助けられ、わずか2安打ながら3得点と効率良い攻撃を見せた。投球内容は互角だった。 | ○ | |
下妻二 | 1 | ||||
明徳義塾 | 15 | 投打とも明徳義塾が上回る。盛岡大付は左右の好投手を持つが、エース・三浦は故障が伝えられる。明徳義塾も2年生右腕・松下が故障とのことだが、打撃力で上回る明徳義塾が有利なのは明らか。盛岡大付としては何としても先取点を奪って焦りを誘いたい。 | 三浦は本調子には程遠く、明徳義塾打線に火をつけてしまった。打線は明徳義塾のエース・鶴川を苦しめたものの、5併殺が痛すぎた。明徳義塾としては完勝だが、やはり松下は登板できないのか? | ○ | |
盛岡大付 | 2 | ||||
遊学館 | 6 | 総合力で遊学館がやや有利。遊学館は投手陣にやや決め手を欠くものの、打線は強力。県岐阜商はエース・金原が安定しており、この対戦は非常に楽しみ。3点くらいが境目で、これ以内なら県岐阜商ペースだが、これ以上取られるとかなり苦しくなりそう。 | 制球力に課題がある金原だがこの日は特に悪く、最悪に近いピッチング内容かもしれない。それでも遊学館の拙攻により試合はもつれたが、遊学館は県大会で1試合しか登板のなかった中西の好救援が光った。 | ○ | |
県岐阜商 | 3 | ||||
東北 | 13 | 投打とも東北が上回る。強力打線の初陣・北大津が豪華投手陣の東北に立ち向かう形。北大津としては先制点を奪って、精神的にも優位に立ちたい。プロ注目の中西が攻守にチームを引っ張れるか。東北はダルビッシュがよほど不調でない限り勝算は高い。 | 北大津はダルビッシュから8安打を放ち実力を見せつけるも、県大会5試合で4失策だった守備陣がまさかの7失策で自滅してしまった。ダルビッシュは10奪三振で、さすがのピッチング。 | ○ | |
北大津 | 0 | ||||
千葉経大付 | 4 | 両チームとも左右の2枚看板と堅守を誇る似たタイプのチームだが、投手力・打撃力とも千葉経大付が上回っている。特に鳴門第一としては点の取り合いだけは絶対に避ける必要があるが、1点を争う展開なら十分に勝機はある。守り合い・投手戦に期待できそうな試合。 | 期待した通り熱のこもった投手戦で、両チームの守りも素晴らしかった。鳴門第一としては、千葉経大付を上回る9安打を放ちながら、チャンスでもう一本出なかったのが悔やまれるところ。 | ○ | |
鳴門第一 | 1 | ||||
佐賀学園 | 5 | 実力伯仲。しかし富山商はエース・永野が故障しており、投手陣に決め手がない分佐賀学園がやや有利か。佐賀学園も打線はさほど良くないので、エース・野口が抑えて勝つ本来の野球に終始したい。強力な富山商の攻撃陣が、野口をどう攻略するかが焦点になる。 | 富山商の打力が佐賀学園を上回った。県大会で登板のない二瀬を3度ワンポイントリリーフさせるなど苦しいやり繰りだったが、相手エースの野口を1回途中でKOして試合を決めたのが大きかった。 | × | |
富山商 | 10 | ||||
西日本短大付 | 6 | 両チームとも守り勝つ野球が身上で、似たタイプのチーム。ともに県大会の打率は2割台で、投手戦になりそうだ。県大会の防御率0.36を誇るエース・藤村を擁する西日本短大付がやや有利か。西日本短大付としては、予選であまり強豪と当たらず接戦をほとんど経験していないのが不安点。 | ある程度点数が入る気もしたが、ここまでノーガードの打ち合いになるとは予想外。東海大甲府打線は想像以上に振りが鋭かった。東海大甲府は守りのミスもあったが、勝負どころでよく守った。 | × | |
東海大甲府 | 11 | ||||
佐土原 | 3 | 投手力は佐土原、打撃力は塚原青雲が上回る。佐土原の左腕・金丸と塚原青雲打線の対決となりそうだが、同時に塚原青雲のエース・岩下の投球にも注目。県大会33イニングで24四死球の岩下の投球が試合を左右する可能性は高い。自滅から得点を奪えれば佐土原が優位に立てそう。 | 佐土原はボール球にあまり手を出さず、ランナーを溜めてからの2つのスクイズをうまく決めた。これに対し塚原青雲はノーアウトでランナーが出てもバントせずに強攻策を用いたが、得点に結びつかなかった。 | ○ | |
塚原青雲 | 1 | ||||
市和歌山商 | 11 | 市和歌山商がやや有利。宇都宮南の2年生エース・菅間は県大会途中で故障し、投手力には不安が残る。一方で市和歌山商は好投手・玉置を擁するが、県大会38イニングで18失点と不安定。両チームとも攻撃力があるので、打撃戦になるか? 控え投手のピッチングが重要になりそうだ。 | 想像通り、点の取り合いになった。市和歌山商は6犠打を絡めて効率良く得点を重ね、県大会から不調が続いている玉置を助けた。宇都宮南のほうは、力を存分に出し切っての敗戦に見えた。 | ○ | |
宇都宮南 | 6 | ||||
聖光学院 | 6 | 総合力で聖光学院が上回る。3年前は0−20で敗れた聖光学院だが、全く別のチームと言ってよい。投攻守に力があり、上位進出も狙える戦力。対する鳥取商は投手を中心とした守りのチーム。とはいえ県大会では9失策を記録。守備陣が落ち着いていれば好ゲームになりそうだ。 | 鳥取商の山本・巽両投手はベストピッチだったが、バックが4失策と乱れてしまった。聖光学院の好投手・本間は最後まで自分のペースで投球を続け、11奪三振完封。聖光学院が投打に圧倒した。 | ○ | |
鳥取商 | 0 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
2回戦 | 日大三 | 8 | 好カード。どちらも攻撃のチームで、攻撃力は甲乙つけがたい。しかし投手力は、日大三の背番号10の浅香が安定しているのに対し、PL学園は絶対的な柱がいない。打撃戦が予想されるが、投手力の差で日大三がやや有利と思われる。PL学園は浅香を攻略して乱打戦に持ち込みたい。 | 浅香のスライダーが素晴らしく、強打のPL学園が中盤まで大苦戦。その間に日大三が猛打でペースをつかみ、PL学園の終盤の反撃も及ばなかった。やはり投手力の差が出た試合となった。 | ○ |
PL学園 | 5 | ||||
駒大苫小牧 | 7 | 総合力で駒大苫小牧が上回る。投打に力がある駒大苫小牧は、昨夏8−0と大量リードした試合が降雨ノーゲーム、翌日再試合で敗れるという悪夢を経験。勝利にかける思いは非常に強い。佐世保実は投手力で劣るので、早いうちに駒大苫小牧のエース・岩田をとらえたい。 | 駒大苫小牧は逆らわないバッティングで15安打。投手陣も打撃力がある佐世保実から14奪三振で、守備陣も無失策。非常に落ち着いた試合運びだった。佐世保実は9回無死満塁のチャンスを逃したのが惜しい。 | ○ | |
佐世保実 | 3 | ||||
修徳 | 1 | 投打とも修徳が少しずつ上回っている。修徳・斉藤と鹿児島実・村中の両左腕の投げ合いに期待。鹿児島実は打力で劣るため、自慢の堅守で守り切る展開が理想か。修徳は斉藤が入院していたとのことで患部の膝には不安が残るが、強力打線が援護できるかどうか。 | 斉藤は退院から2日しか経っていなかったとのことだが、負傷の影響を影響を全く感じさせないピッチング。修徳打線も村中に抑えられたが、斉藤の投球がそれを上回った。97球完封はお見事。 | ○ | |
鹿児島実 | 0 | ||||
酒田南 | 11 | 投打とも酒田南が少しずつ上回っている。この試合の注目は、中部商のエース・金城宰。安定感には欠けるが、ツボにはまると素晴らしい投球をする。金城宰が好投すれば、地方大会での打率が.435の酒田南といえども簡単には得点できない。逆に金城が不調だと試合が傾きそうだ。 | 最高の立ち上がりを見せた金城宰だが、徐々に不安定さを露呈して失点。救援投手も打ち込まれてしまった。酒田南のエース・金本は満塁弾を浴びるなど6失点するが、全体的にはよく抑えていた。 | ○ | |
中部商 | 6 | ||||
済美 | 11 | 好カード。投手力は秋田商のほうがやや上だが、打撃力の差で済美が少し有利と思われる。ポイントは済美のエース・福井。不安定さが否めないので、もし不調だとすると県大会で打線が低調だった秋田商にも付け入る隙はある。済美は県大会で本塁打0の4番鵜久森の調子も気にかかる。 | この打撃戦は想定外。福井は調子が悪く、秋田商のエース・佐藤は直球にこだわりすぎた。そのせいで、県大会で不振だった秋田商打線と鵜久森がともに復活するノーガードの打ち合いとなった。 | ○ | |
秋田商 | 8 | ||||
岩国 | 6 | 投手力は岩国、打撃力は旭川北が上回る。岩国の好投手・梅本が旭川北打線を3点以内に抑えられれば岩国が優位に試合を進めることができそうだ。旭川北のエース・岡久は荒れ球が逆に持ち味となっている。打撃力が低い岩国としては、ボール球に手を出しすぎないよう注意したい。 | 梅本は変化球の制球力が今ひとつではあったが、全体的にまとまった投球。岡久は「持ち味」を生かして岩国打線を抑えていたが、打線の援護がなかった。旭川北の8回裏の3得点は見事だった。 | ○ | |
旭川北 | 3 | ||||
浜田 | 8 | 投打とも浜田が少しずつ上回る。鈴鹿は投手力・打撃力とも高くないが、終盤で試合をひっくり返す粘りがある。戦力的に勝る浜田としては、序盤からリードを広げる展開にしたい。県大会で33犠打の鈴鹿は着実に1点ずつ奪い、終盤まで食らいつくような展開が理想的か。 | 浜田は7盗塁を絡めて確実に得点を重ね、鈴鹿に粘りを許さなかった。浜田はエース・巻田の投球も見事で、鈴鹿打線はわずか3安打と食らいつけなかった。攻守の精度の差が如実に出てしまった。 | ○ | |
鈴鹿 | 1 | ||||
天理 | 9 | 総合力で天理が上回る。さらに福井は初戦であるのに対し、天理は開幕戦で厳しい試合を経験しており、この面でも天理が有利。福井は強力打線が持ち味。柴田・山下の天理投手陣にどこまで食らいつけるか。福井は何としても先取点を奪い、平常心で試合ができるようにしたい。 | 序盤は制球力に苦しみ、福井に先行を許した柴田だが、中盤からは落ち着いて持ち味を出した。福井は頼みの打線が封じられ、投手陣が踏ん張りきれなかったが、初戦にしては落ち着いていたように見えた。 | ○ | |
福井 | 3 | ||||
中京大中京 | 6 | 好カード。戦力的には少し中京大中京が上回るが、それほどの差ではなく浦和学院にも十分勝機はある。接戦が期待できそうだ。投手戦を予想するが、打ち合いになるようなら浦和学院の土俵と見る。エースの安定感は中京大中京の小椋がやや勝る。どちらが先にペースを握るか? | 期待した通り白熱した投手戦となった。終盤の中京大中京の粘りは見事だったが、それにしても9回表の浦和学院の連続敬遠の満塁策はどうだったか? 勝敗を分けたのはベンチワークの差だったと思う。 | ○ | |
浦和学院 | 4 | ||||
東海大翔洋 | 3 | 打撃力がある両チームだが、1回戦の投手陣を比べると東海大翔洋に軍配が上がる。打撃戦になりそうだ。初戦で4失策と守備も乱れた岡山理大付としては、守りの立て直しも急務。両校に言えることだが、守備の乱れはそのままビッグイニングにつながってしまう危険性がある。 | まさかの投手戦となった。東海大翔洋のエース・川口は内角攻めがうまく決まり、岡山理大付打線に自分たちのバッティングをさせなかった。両校の守備陣が落ち着いていたのも接戦になった要因。 | ○ | |
岡山理大付 | 0 | ||||
横浜 | 1 | 総合力で横浜が上回る。特に打撃力では差があるが、京都外大西のエース・大谷は技巧派で丁寧な投球が光る好投手。この大谷が横浜打線を2点以内に抑えれば面白い勝負になる。横浜のエース・涌井は立ち上がりに難があり、京都外大西としては早めに先取点が欲しい。 | 大谷は期待以上のベストピッチ。プロ注目の涌井と互角に投げ合った。京都外大西としては目論見通りの試合と言えたが、涌井は直球の走りも変化球の切れも十分で、打線が援護することができなかった。 | ○ | |
京都外大西 | 0 | ||||
明徳義塾 | 4 | 打撃力の差で明徳義塾が有利。熊本工としては左腕・岩見が、1回戦で15得点を挙げた明徳義塾打線をうまくかわしたいところ。打撃戦では明徳義塾に勝つのは難しい。明徳義塾の鶴川・松下も好投手なので、岩見の調子次第では一方的な試合展開になる可能性もある。 | 岩見はランナーを出しながらも明徳義塾打線の爆発を防ぎ、あと一歩のところまで追いつめた。しかし勝利目前でバックの守備も乱れ、8、9回に3失点して逆転負け。熊本工としては惜しい試合を落とした。 | ○ | |
熊本工 | 3 | ||||
東北 | 4 | 総合力で東北が上回る。特に投手力では東北が大きくリードするので、遊学館としては強力打線が火を噴いて好投手・ダルビッシュを攻略してしまいたい。点の取り合いのような展開になれば遊学館にも勝ち目はある。そのためにも、遊学館は継投で何とか東北打線を3点以内に抑えたい。 | 1回戦で8安打を浴びたダルビッシュだが、この日は変化球が冴えて被安打3の連続完封。遊学館は予選で登板のなかった鈴木が先発して4失点。救援の曽根が好投しただけに、疑問符のつく采配となった。 | ○ | |
遊学館 | 0 | ||||
千葉経大付 | 1 | 総合力で千葉経大付が上回る。1回戦で投手戦を制した千葉経大付と、打撃戦を制した富山商。戦力的に劣る富山商としても、打ち合いなら勝機はある。1回戦のように投手陣が踏ん張れば面白い試合ができそうだ。千葉経大付は3回戦までを0点に抑え、富山商打線の勢いを止めたい。 | 千葉経大付のエース・松本の投球が素晴らしく、さしもの富山商打線も沈黙してしまった。富山商投手陣は再三得点圏へのランナーを許しながらもよく粘り、見ごたえのある投手戦となった。 | ○ | |
富山商 | 0 | ||||
佐土原 | 2 | 投手力は佐土原、打撃力は東海大甲府が上回る。1回戦で11得点を挙げた東海大甲府打線を佐土原投手陣がどう止めるか、という試合になりそうだ。東海大甲府は1回戦でピリッとしなかったエース・佐野の復調が勝利への条件。佐野が本来の投球をすれば、互角以上に戦えるはず。 | 佐土原は2回途中で先発・金丸がKOされてゲームプランが狂った。東海大甲府は打線が初戦の好調を維持していた。佐土原も佐野から10安打を打つがあと1本が出ず、差が開いてしまった。 | × | |
東海大甲府 | 6 | ||||
聖光学院 | 8 | 戦力的にさほど差はない。市和歌山商はエース・玉置が不安定な内容で、逆に聖光学院の本間は非常に安定している。エースの調子の差で聖光学院が有利と見る。市和歌山商は1回戦では相手投手陣の不調もあり11点を取ったが、この試合では5点取れれば優位に試合を進められそうだ。 | 玉置は右肩痛があったようで、終盤は目に見えて球威が衰えた。打線は好投手・本間を打ってよく援護したが、エースの故障と乱調で勝負あった。福島県勢の夏2勝は21年ぶりである。 | ○ | |
市和歌山商 | 4 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
3回戦 | 日大三 | 6 | 好カード。打撃力は日大三、投手力は駒大苫小牧が上回る。初戦でPL学園から18安打を打った日大三の強力打線を、駒大苫小牧の左腕2投手がどう食い止めるか。初戦のように低めに球を集めたい。左打者の多い駒大苫小牧打線が、うまく浅香のスライダーをとらえると面白い。 | 駒大苫小牧はエース・岩田がピリッとしなかったが、救援の鈴木が13奪三振の素晴らしい投球。駒大苫小牧打線はしぶとく浅香に食らいつき、日大三は守備も乱れて接戦を落とした。8回表のスクイズ失敗が痛かった。 | × |
駒大苫小牧 | 7 | ||||
修徳 | 2 | 投手力は修徳、打撃力は酒田南が上回る。初戦では完封した斉藤だが、怪我の状態は気になる。しかし問題なければ、強打の酒田南打線といえども苦戦は必至。酒田南のエース・金本もなかなかの好投手で、3〜4点くらいの好勝負になるか? 修徳としては打線の援護が欲しいところ。 | 粘り合いの好試合になった。強力打線の酒田南は8安打を放った上に5四死球をもらうが、斉藤の粘りの前にホームが遠かった。長打を許さなかったのも一因か。とにかく丁寧な投球が印象的だった。 | ○ | |
酒田南 | 0 | ||||
済美 | 6 | 投打とも済美が上回る。ただし、済美のエース・福井が初戦のように乱調であれば、岩国にも付け入るスキは十分にある。岩国としては好投手・梅本が済美打線の長打攻勢だけは防ぐ必要がある。初戦のように球を低めに集めたい。岩国は追う展開になると非常に苦しくなりそう。 | 福井は熱中症に苦しんだが、初戦より調子を上げて完封勝利。しかし打てないほどの出来ではなく、岩国打線の不振が悔やまれるところ。岩国のエース・梅本はベストピッチで、よく投げた。 | ○ | |
岩国 | 0 | ||||
天理 | 6 | 総合力で天理が上回る。浜田としては立ち上がりに不安がある山下・柴田をとらえて先取点を奪いたい。天理は、初戦で7盗塁の浜田の機動力には警戒する必要がある。特に1番家田は、出塁すらさせないように抑え込みたいところ。逆に浜田としては家田の出塁が突破口になるかもしれない。 | 浜田のエース・巻田は天理の大応援団に圧倒されたか? 立ち上がりが乱調で、序盤のうちに試合を決められてしまった。これで浜田は機動力が使いにくくなり、家田も4打席目まで出塁できなかった。 | ○ | |
浜田 | 1 | ||||
中京大中京 | 7 | 投手力の差で中京大中京が上回る。しかし東海大翔洋のエース・川口も2回戦では完封勝利を挙げており、調子さえ良ければ投手戦にもなり得る。両チームとも打撃力があるので打撃戦も考えられるが、中京大中京のエース・小椋は大崩れしにくい投手。川口が3失点以内に抑えれば面白い。 | 東海大翔洋としては、4番捕手の斎藤が初回に負傷して退場したのが攻守に痛かった。その影響もあってか、川口は想像以上に乱調だった。小椋は球を低めにうまく集め、東海大翔洋打線を牛耳った。 | ○ | |
東海大翔洋 | 3 | ||||
横浜 | 7 | 好カード。戦力的には大差ない。明徳義塾としては、まず立ち上がりに難のある涌井を先制攻撃でとらえ、鶴川・松下の2投手の継投で逃げ切りを図りたいところ。横浜は2回戦で延長途中まで無得点と打線が沈黙したが、本格派の鶴川に対してどのようなバッティングをするかに注目したい。 | 横浜のエース・涌井は課題の立ち上がりに3失点するも、2回以降はわずか3安打で明徳義塾打線に自分たちのバッティングをさせなかった。スコアは僅差だが、終盤は完全に横浜ペースの試合となっていた。 | ○ | |
明徳義塾 | 5 | ||||
東北 | 1 | 総合力では東北が優位に立つが、千葉経大付は当たりたくなかった相手だろう。東北はここまで打撃が本調子とは言えず、千葉経大付の松本・井上相手に打線が沈黙するようだと紛れはありそうだ。千葉経大付も打線の調子は今ひとつだが、僅差の試合に持ち込んで終盤に勝負を決めたい。 | やはりこうなったか…。9回の雨中での横田の失策は責められず、ましてダルビッシュも責められない。東北打線の不調が敗因。千葉経大付のエース・松本は、変化球を有効に使えたのが良かったと思う。 | × | |
千葉経大付 | 3 | ||||
聖光学院 | 8 | 投手力は聖光学院、打撃力は東海大甲府が上回る。この試合の勝敗を分けそうなのは、東海大甲府のエース・佐野の出来。聖光学院打線も好調なので、佐野が初戦のような内容だと苦しいが、2回戦のように好投できれば面白い。聖光学院のエース・本間は東海大甲府打線の勢いに注意。 | 聖光学院打線は控えの3投手を打ち崩したが、4番手のエース・佐野が好投。これが大きかった。聖光学院は佐藤への継投が裏目に出て、本間をマウンドに戻したが東海大甲府打線を勢いづけてしまった。 | × | |
東海大甲府 | 9 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
準々決勝 | 済美 | 2 | 打撃力は済美、投手力は中京大中京が上回る。予想が難しいところだが、休養日の多さを考慮して済美の勝利を予想する。中京大中京のエース・小椋はここまでの3試合はいい投球だが、全試合完投の上に中1日での試合となる。少しでも調子が落ちていると、済美打線に打ち込まれる危険性がある。これに対し済美のエース・福井は不安定だが、中2日の休養がある。3回戦のように粘りの投球ができれば勝利が転がり込むだろう。 | もう少し打ち合いになると思っていたが、熱の入った投手戦となった。投球内容ではむしろ小椋のほうが良かったのだが、中京大中京打線としては再三の逸機が悔やまれる。特に6回無死満塁のチャンスでのダブルプレーは非常にもったいなかった。福井は変化球の制球に苦しむが、それがかえって的を絞らせない結果になったか。 | ○ |
中京大中京 | 1 | ||||
横浜 | 1 | 戦力的にはやや横浜に分があるが、駒大苫小牧も投打に実力が高く、しかも昨夏逃した幻の1勝を手中にして非常に勢いに乗っている。ポイントは3試合連続完投中の横浜のエース・涌井。普段通りの投球ができれば断然横浜が有利だが、中1日で疲労が抜けきらないようだと、実質涌井1人の横浜としては苦しくなる。波に乗っている駒大苫小牧打線としては涌井を先制攻撃し、岩田・鈴木のリレーで逃げ切るような展開が理想的か。 | 駒大苫小牧の勝利は十分予想していたが、まさかここまで一方的な試合展開になるとは…。2年生・林のサイクル安打など18安打の猛打、横浜の強力打線を1失点に抑えた継投、無失策の上に2球連続でスクイズを外す落ち着いた守備。何もかもが素晴らしかった。涌井は直球の伸びを欠き、7回までに14本ものヒットを浴びてしまった。 | × | |
駒大苫小牧 | 6 | ||||
東海大甲府 | 10 | 打撃力は東海大甲府、投手力は天理が上回る。総合力ではやや天理に分があるが、ここは3回戦で6点差をひっくり返すなど波に乗っている東海大甲府打線の勢いを買ってみたい。東海大甲府は控え投手こそ不安定だが、エース・佐野は2〜3回戦と連続して好投している。佐野が普段通りの投球をすれば、東海大甲府が有利。逆に言えば、佐野の調子が悪いようだと天理が大差で勝利することも十分に考えられるということである。 | 会心の予想的中だが、ここまで差が開くとは思わなかった。天理は今大会好投してきたエース・山下を3回から投入するが、完全に打ち込まれた。合計5投手の継投で防戦一方に追い込まれ、最後はベンチ入り選手を全員使い切る。東海大甲府は長打も見事だが、随所でバントも上手に決めた。佐野は甘い球も多かったが、強気の投球が光った。 | ○ | |
天理 | 3 | ||||
千葉経大付 | 4 | 両チームとも左腕エースが好投して守り切り、打線がやや湿り気味と似たようなタイプのチーム。どちらが勝つにしても投手戦で、2〜3点勝負になるだろう。両校とも守備型のチームだけに、1つのミスがきっかけで一気に流れが傾く危険性がある。注目はやはり投手陣。修徳は斉藤の怪我の状態が気がかり。千葉経大付は右腕・井上がどういう投球をするか。井上が好投してエース・松本を楽にするような展開が望ましいか。 | 修徳のエース・斉藤はコントロールがばらついていた。千葉経大付の打者はベース寄りに立ち、細田の四球交代というアクシデントはあったものの、斉藤の内角攻めを封じた。両チームとも堅守で投手を盛り立てたが、全体的に千葉経大付のほうが1枚上手と感じた試合だった。松本は落ち着いた投球で、井上の救援を仰ぐ必要もなかった。 | ○ | |
修徳 | 2 | ||||
回戦 | 試合スコア | 管理人予想 | 予想結果と試合解説 | 結果 | |
準決勝 | 済美 | 5 | 打撃力は済美、投手力は千葉経大付が上回る。見どころは当然、千葉経大付の松本・井上対済美の強力打線ということになる。連戦になる千葉経大付としては井上の先発の可能性も十分にあり、済美としてはここで2〜3点を先制したい。済美のエース・福井は徐々に調子を上げてはいるが、さすがに疲労が溜まってくる頃。千葉経大付はここまでの4試合で4得点が最高だが、できれば5点くらいの援護が欲しいところ。いくら松本・井上といえども済美打線を完全に抑えるのは難しく、福井の投球も勝敗を分けそうだ。 | 千葉経大付は前日完投した松本が先発。済美打線を抑えていたが、5回終了後のグラウンド整備後にいきなり流れが変わり、救援した井上ともども済美打線に打たれてしまった。名将・上甲監督から的確なアドバイスがあったか? 済美のエース・福井は明らかに不安定なピッチングだが、千葉経大付打線には力強さが欠けていた。打線の不振が最後まで響いてしまった。 | ○ |
千葉経大付 | 2 | ||||
駒大苫小牧 | 10 | 両チームともここまで全試合で2ケタ安打で、しかも勢いのある勝ち方をしている。打撃面はほぼ互角と考えられるが、投手力と守備力において駒大苫小牧が勝る。東海大甲府はエース・佐野が前日完投したばかりで、投手陣が駒大苫小牧打線を抑え込むのは非常に厳しい。東海大甲府が勝つには打撃戦に持ち込むしかない。逆に駒大苫小牧としては、岩田・鈴木の投手陣が東海大甲府打線を4〜5点程度までに抑えられれば勝算は高い。駒大苫小牧としては守り勝つ展開にしたいところ。 | 駒大苫小牧は意表の松橋先発。3回途中で降板したが、少しでも岩田・鈴木を温存できたのは大きかった。東海大甲府は3番手までの投手がことごとく打ち込まれ、終盤に猛反撃で追い上げるが、あと一歩及ばなかった。やはり戦前の分析通り、打線に関してはほとんど差がなかったように見えたが、投手陣には歴然とした差があった。派手な打撃戦だが、投手力が勝敗を分けた。 | ○ | |
東海大甲府 | 8 | ||||
決勝 | 駒大苫小牧 | 13 | 戦力的には済美がやや優位で、さらにセンバツでの経験もある。しかし、ここは北海道勢初の甲子園優勝に向けて突っ走る駒大苫小牧の勢いを買いたい。両チームとも投手陣には疲労が見えるが、福井1枚の済美よりも層の厚い駒大苫小牧が有利。準決勝で先発した松橋のほか、2年生の吉岡らも控える。ただし、怖いのは決勝戦独特の雰囲気で、駒大苫小牧が平常心でプレーできるかどうかは非常に重要。緊張感に押し潰される危険性はある。その点済美はすでにセンバツの決勝を経験しており、普段通りプレーできるだろう。済美の4番鵜久森の働きぶりに注目したい。 | 駒大苫小牧は先発・岩田がマメを潰しておりまさかの2回途中降板となったが、救援の鈴木がスタミナ切れの中で実に良く投げた。済美は走塁ミス、守りのミスが出たが、駒大苫小牧はほぼノーミス。観客も大半が駒大苫小牧側の応援で、選手たちがのびのびプレーできたのは非常に大きかった。福井は140キロ超えの球がほぼゼロで、完全にガス欠。駒大苫小牧打線は甘い球を見逃さず、ファーストストライクから積極的に打った。 | ○ |
済美 | 10 |
40/48で、試合ごとの的中率は.833。優勝候補が大会序〜中盤でどんどん姿を消していったが、僅差の試合をことごとく予想的中できたのが大きく、その結果非常に高い的中率となった。 投手のレベルの向上が著しい大会だった。今年は野手の選手に注目の好選手が少なかった影響もあるが、近年の投手陣のレベルの高さが改めてよく分かった。それはプロ注目の素晴らしい投手がいるというだけではなく、控え投手陣の実力が高く、実力が底上げされているという意味である。 優勝したのは駒大苫小牧(南北海道)。春夏通じて北海道勢初の甲子園優勝である。優勝旗がとうとう白河の関を越えた。さらにチーム打率.448は、2001年の日大三の.427を抜いて最高記録となった。 昨夏は1回戦の倉敷工(岡山)戦で、8−0と大量リードしながら降雨ノーゲーム。翌日の再試合は2−5で敗れた。目前だった甲子園初勝利を逃した悔しさを存分に晴らしたと言えるだろう。地域ごとのレベルの格差は、近年目に見えてどんどん縮まっているということをハッキリとした形で証明してくれた。来年以降の活躍にも期待したい。 |